最近増えてきたネットバンク(インターネット専業銀行)として、『じぶん銀行』はかなり有名ですね。もちろん銀行なのでカードローンも完備しており、融資面でも頼りになります。
ですが、先進国の日本ではネットバンクも乱立しており、何も知らないと「じぶん銀行ならではの良さが分からない…」と感じるでしょう。カードローンを提供する銀行は多いため、それは仕方ありません。(こちらもご参考に→おすすめのカードローンを教えて!)
そこで、じぶん銀行のカードローンが気になる人向けに、『このカードローンならではの利点』を3つほどご紹介します。これを知れば、独自の魅力を思う存分活かせるでしょう。
融資条件も上々?じぶん銀行カードローンの基本情報!
最初に、じぶん銀行カードローンの基本情報を見ておきましょう。
商品名 | 限度額 | 金利 | 補足事項 |
---|---|---|---|
じぶんローン | 最大800万円 | 2.4%~17.5 | 割引により金利変動あり |
独自の魅力をさておいても、限度額を初めとした基本条件はネットバンクらしく、高水準でまとまっています。
ネットバンクはそもそも『実店舗を持たないことでコストをカットし、その分手数料などの条件を良くしている』のが特徴です。じぶん銀行とてそれは同じで、ネット利用者ならこの時点で便利に感じるでしょう。
もちろん、これから説明する利点を知れば、もっとじぶん銀行のカードローンが便利に使えます。他のネットバンクをチェックする前に、3つのメリットに触れていきましょう。
auユーザーならもっとお得!携帯とセットが利用の基本!?
じぶん銀行は、auとして携帯電話事業を行う『KDDI』と、『三菱東京UFJ銀行』が共同で設立したネットバンクです。
だから利用している携帯キャリアがauの場合、『au限定割』として限度額と金利にボーナスが発生します。
コース | 限度額 | 金利 |
---|---|---|
通常 | 10万円以上800万円以内 | 2.4%~17.5% |
au限定割・誰でもコース | 10万円以上800万円以内 | 2.3%~17.4% |
au限定割・借り換えコース | 100万円以上800万円以内 | 1.9%~12.5% |
このように、コースによって差があるものの、使っている携帯がauというだけで非常に大きな恩恵があります。auを利用しているならじぶん銀行の利用を勧められやすいですが、これを見ればセットで使いたくなりますね。
ただ、その分注意点も分かりやすくなっています。
乗り換えユーザーは注意!au以外だとどうなるの?
日本の携帯キャリアは『docomo』『au』『ソフトバンク』の三社が主な利用先で、現在は『契約満了ごとに他社へ乗り換えるのがお得』になっています。じぶんローンでau限定割を使っているのに乗り換えると、どうなるでしょうか?
携帯キャリア側の事情で、契約更新よりも新規ユーザー獲得のほうを重視している傾向が、カードローン利用でのジレンマを生み出しています。au利用者はこの点を意識して、乗り換えるか継続するかを考えましょう。
基本的に、カードローンの利用頻度が高いならキャリアをそのままに、あまり使わないなら乗り換えがお得になります。前項でも話した通り、じぶんローンは通常コースでも融資条件が悪くないので、乗り換えても負担が激増するとは限りません。
au限定割を使うなら、携帯代とカードローンの負担を考えて、総合的なメリットを比較しましょう。
面倒な書類は不要!じぶんローンの申し込みが楽な理由
多くの融資申し込みでは必要書類の用意が欠かせず、それは主に二種類です。
・運転免許証
・健康保険証
・パスポート
・住基カード
・給与明細
・源泉徴収票
・確定申告書
・納税証明書
特に身分証明書については必須…なのですが、じぶんローンは二つともなくても、ネットからの申し込みで全て終了します。
書類の用意と提出は意外と面倒で、提出が遅れると審査結果が出るまでが遅くなります。そういう意味では、じぶんローンは即日融資にも強いカードローンといえるでしょう。
ただし、書類を完全に不要とするには、多少の条件もあります。
じぶん銀行の口座はある?利用者以外は書類が必要です!
じぶんローンであらゆる書類が不要となるには、『すでにじぶん銀行のユーザーであるかどうか』が関わってきます。
このことからも分かるように、じぶんローンは『すでにじぶん銀行の口座を利用している人』をメインターゲットにしており、口座を持っていないなら恩恵が少ないですね。
だから「カードローンも気になるけど、メインバンクとしてもじぶん銀行を使いたい」と考えるなら、先に口座開設を済ませましょう。そうすれば、面倒な手間を大きく軽減できます。
カードローンに注目が集まっているじぶん銀行ですが、幸い口座としてもネットバンクらしい魅力が満載のため、預貯金の利用先としても活用できるでしょう。
返済は1000円から!?毎月の負担が少ないじぶんローン
カードローンでは、『毎月あたりの最低返済額』が設定されています。借入額にもよりますが、大体5000円からが多いのに対し、じぶんローンは驚きの数字を提示しているのです。
じぶんローンを返済するなら、なんと『毎月1000円』からでも可能であり、家計の負担を大きく軽減しつつ返していけます。
もちろんずっと1000円だけ返していく場合、完済まで無駄に時間がかかって損ですが、以下のようなケースでは頼りになるでしょう。
- 住宅ローンなどを組んだ直後で預金が心許ない
- 転職により一時的に給与が大きく下がった
- 返済途中に別の優先すべき出費が発生した際
カードローンは主に生活資金での利用を想定しているので、日々の暮らしに負担がかからないという意味では、じぶんローンは『最もカードローンとしての役目を果たす一枚』とも評価できます。
金利に注目!じぶんローンで返済負担を減らすには
毎月の返済負担が小さいのもじぶんローンの魅力…ですが、実は金利次第であり、金利の数値が高いと最低返済額も増えてしまいます。
金利 | 最低返済額 |
---|---|
14%以上 | 2000円 |
10%~13%まで | 1500円 |
9%以下 | 1000円 |
※10万円を借りた状態での数値です
なお、金利を引き下げるには先に説明したau限定割、もしくは後から限度額を増やすことで対応可能です。特に増額はauユーザーでなくとも可能なため、積極的に狙いましょう。
「収入が少なくて増額も難しいなら、毎月の返済は大変なの?」と思うかもしれませんが、良く表を見てください。仮に金利が最大の17.5%だったとしても、毎月の返済額は2000円なので、かなり低めの数字になります。
先ほども話したように、大体の金融業者が5000円に設定していると考えれば、じぶんローンは低金利でなくとも十分負担が少ないです。
どんな人が特におすすめ?じぶんローンに向く人を知る
以上が『じぶんローンならではの魅力』となりますが、いかがでしたか?すでに「これは自分向きだ!」とか「他のネットバンクのほうが良いかも…」と判断できたら、それに従い行動してください。
もしも「もうちょっと具体的に向いている人が知りたい…」なら、以下の項目が参考になります。
- 携帯電話はずっとauを使う予定
- すでにじぶん銀行の口座と所有している
- 毎月の負担はできるだけ軽減したい
つまり、『auとじぶん銀行を利用しているかどうか』が最大のチェックポイントとなり、双方のユーザーにとっては最高の選択肢だといえましょう。
逆に上記を満たしていない場合、じぶんローンの魅力は半減します。もちろんそれでもじぶん銀行を使っても問題ありませんが、魅力が半減しているなら、より一層他行との比較が大事です。
自分にとって最適なカードローンを探すなら、それぞれの魅力を知り、どこが一番かを見比べましょう。
【参考ページはこちら】
馴染みのある銀行でカードローンを使おう!