生活保護というのは、生活が困窮していて、なんらかの理由で働くことができず最低限の生活を維持できない人々をサポートするものです。受給できる生活保護費というのは、人ぞれぞれ違ってきます。
生活保護を受けているけれど、それでもお金が足りず、カードローンの利用を考えている人もいます。ただ、気になるのが生活保護を受けながら、カードローンを利用することができるのかという点です。
生活保護も楽じゃない!審査も規則も結構厳しい!?
生活保護というのは私たち国民の税金から支給されています。大事な税金を使用するのですから、審査や規則はそれなりに厳しく、基準を満たさなければ受給はできませんし、またルールに反すれば打ち切りとなります。
まずは生活保護を受給するための条件を見てみましょう。
- 土地や家などの資産がない
- 身体的な理由などで働くことができない
- 年金やその他の手当てなどを受けていない
- 家族や親族からの援助が受けられない
ただし、生活保護を受けているからといって働けないというわけではありません。少しでも働くことが可能なら、むしろそのほうがいいのです。
働いている場合、生活保護の金額は厚生労働省が定めている最低生活費から収入などを引いた差額となります。生活保護に含まれるのは、家賃、教育費、医療費、介護費、出産費、冠婚葬祭の費用などです。
受給の条件が満たされていても、福祉事務所の担当者が申込者の審査を行い、金融機関や保険などの調査をします。そのうえで、生活保護が認められれば、約2週間ほどで支給されます。
しかし、生活保護はいいことばかりではありません。生活保護を受けることで、制限されることも多くあります。
- 車の運転や所持
- 旅行に行くこと
- 貯金をすること
- 引っ越しをすること
そして、これらの規則がきちんと守られているか定期的に福祉事務所の担当者が訪問してチェックしています。
生活保護受給者はカードローンを利用できるのか!?
生活保護は一見、働かずお金をもらえると思われがちですが、生活に様々な制限があり、厳しいものであると言わざるをえません。
生活保護だけでは生活が苦しく、カードローンを利用したいと考える人もいますが、はたして生活保護を受けながら借入は可能なのでしょうか?
生活保護法の第60条を読むと、直接、カードローンの利用は不可と書かれていなくても、節約に努めなければならず、借金をすること自体がNGと解釈することができます。
つまり、生活保護を受給している間はカードローンの利用はできないと考えた方がいいでしょう。
またカードローン会社の観点から見ても、生活保護受給者に貸付を行うのはリスクが高いといえます。。カードローンを利用する際には必ず審査が必要になります。
審査を行うのは返済能力の有無を判断するためですが、最低限の生活費しかない生活保護受給者にお金を貸すのは賢明とは言えません。借入をしても、結局はどこかで返済が困難になり、自分で自分の首を絞めることになりかねません。
カードローンの利用がばれれば、生活保護の受給が打ち切りになるリスクもあり、さらに返済に追われるという最悪な状況に陥ることも予測されます。
同様にクレジットカードの利用もNGと言われています。以前から持っているクレジットカードを解約することは強要されないようですが、クレジットカードのショッピング枠やキャッシング枠はお金を借りるのと同じ行為ですので、利用しないようにしましょう。
もしどうしても生活保護だけでは足りないのであれば、やはり働いて生活保護がなくても生活できるぐらいの収入を得て、それからカードローンの利用を検討するのがベストだと思います。
安定した収入があれば借入可能!まずは審査の緩いカードローン!
まずは短時間のアルバイトなど、精神的にも体力的には負担のない仕事を始めてみてはどうでしょうか?少なくてもいいので、多少でも収入を確保し、少しづつ生活保護の受給を減らすことで自立へ向かうことができるはずです。
生活保護を脱することができればカードローンの利用が可能になります。しかし、収入が低く、勤続年数も短いということを考え、できるだけハードルの低いカードローンへの申込をおすすめします。
ハードルが低いと言えば、やはり銀行カードローンよりも消費者金融です。
老舗のプロミスなら初心者でも安心!
プロミスという社名、一度は耳にしたことがあると思います。プロミスは消費者金融の老舗ですが、現在では三井住友グループの傘下に入り、安全性もアップしました。バックに銀行がついているということで、安心して利用できます。
プロミスの特徴と言えば、やはり30日間無利息ローンです。これは新規利用者に限定されるサービスですが、メールアドレスに登録し、WEB明細を利用することで利用することができます。
例えば金利17.8%で10万円を30日間借入した場合、利息が約1400円発生します。これが全て無料になるのですから嬉しいですよね。
プロミスの金利は4.5%~17.8%、最大で500万円の借入が可能です。
申込資格
必要書類
- 本人確認書類(運転免許証、パスポート、健康保険証など)
- 限度額50万円以上の場合は収入証明書
申込から借入までの流れ
【1】申込(インターネットなら365日24時間受付)
【2】指定の連絡先へ連絡(WEB契約の場合、必要書類をアプリで送信)
【3】契約(Web契約、来店契約、郵送契約)
【4】借入(WEB契約の場合、契約内容を確認後振込可能)
返済は口座振替、銀行振込、窓口、ATM、コンビニなど、自分の都合に合わせて選ぶことができます。
返済日に関しても5日、15日、25日、末日の中から、都合にあわせて選ぶことができます。
中堅ならさらに緩い!おすすめはノーローン!
消費者金融は銀行カードローンよりも審査が緩いということをお伝えしましたが、さらに緩いのが中堅の消費者金融です。中堅の会社は大手に対抗するために審査ハードルを下げています。
口コミなどを見ると、信用情報に問題があっても借入できた、他社で否決であっても借入できたなどの情報があります。
ノーローンは新生銀行グループの消費者金融です。プロミス同様、バックに銀行がついていますので安心して利用することができます。また新生銀行カードローンのレイクのATMを利用でき、利便性が高いのもおすすめの点です。
ノーローンの特徴は、プロミスと同じ、無利息ローンがあることです。ノーローンの無利息ローンは1週間何度でも利用することができます。全額返済した翌月には再び利用できるというもので、何度も利用できる無利息は業界でも珍しいです。
ノーローンの金利は4.9%から18.0%、最大で300万円まで利用できます。
申込資格
必要書類
- 本人確認書類(運転免許証、健康保険証、パスポート)
- 限度額50万円以上の場合は収入証明書
申込から借入までの流れ
【1】申込
【2】審査
【3】審査結果の連絡(電話またはメール)
【4】契約(レイクの自動契約コーナーまたは郵送でカード発行)
返済は 借入金額スライドリボルビング方式 となります。
返済はインターネット、コンビニ、振込、ATM、口座振替など自分の都合のいい返済方法を選ぶことができます。
生活保護受給者は借入できない!まずは少しでも収入を!
生活保護は働かずお金をもらえると思ったら大間違いです。実際には審査や規則が厳しく、贅沢はいっさいできません。
生活保護法の規則の中には節約について書かれていて、カードローンなどでお金を借りることはできません。もし仮に借入できても、すぐに返済できずに行き詰まってしまうでしょう。
生活保護を卒業して、安定した収入を得ることができれば、カードローンの利用が可能です。まずは身近なところでアルバイトをみつけ、収入を確保し、自立を目指しましょう。
【参考ページはこちら】
無職だけどモビットなら借入できる?