急な出費でピンチ!そんな時は、お金を借りるのが一番ですよね。身近な人には借りにくい場合でも、カードローンを申し込めば問題なくお金が借りられます。
申し込み先や申し込み時間などの条件も関係しますが、早ければその日のうちにお金を手にすることもできますから便利ですよね。
ですが、審査に通らないと、いくら借入したくても借りることができません。もちろん、その時の気分などで審査が行われているわけではなく、きちんと基準はありますから、審査に落ちるのには何か理由があります。それが分かれば対策も可能ですよね。
では、審査に通らずお金が借入できないと困っている人向けに、考えられる7つの理由とその対策についてまとめます。
審査に通りやすい属性はこれ!スコアリングシステムを知ろう
カードローンの審査に採用されているのが、スコアリングシステムという審査方法です。これによって、審査にかかる時間が大幅に短縮され、即日融資ができるようになるなど便利に借入ができるようになりました。
カードローン会社は、このシステムを利用してその人の返済能力を判断しています。その中で、有利な条件や不利な条件があり、有利な条件が多い人ほど審査に通りやすい日土田と言えます。
では、スコアリングシステムについて、詳しく見ていきましょう。
スコアリングは記入された内容を元に行われます!
カードローンを申し込むと、申し込み用紙または申し込みフォームに必要事項の記入を求められます。まずは、どのような内容の入力が求められるのか、大手消費者金融のアイフルを例に確認したいと思います。
多くの項目があるので、似た内容のグループに分けて見てみましょう。
最初に、申し込みたい金額など希望についてです。
- 希望の利用限度額
- 借入金の利用目的
- 即日融資希望かどうか
- 審査結果連絡の際の希望連絡先
- 契約方法の確認(WEBか来店か)
次に、申し込み者についてです。
- 申し込み者の氏名(漢字とフリガナ)
- 生年月日、性別
- 既婚か独身かの区別、扶養家族の有無
- メールアドレス
- 運転免許証の有無、ある人は免許証番号
次に、住まいについてです。
- 自宅住所
- 連絡先(固定電話と携帯電話、どちらか一方は必ず)
- 住居の種類と名義人
- 家賃または住宅ローンの負担額
- 入居年月
- 家族と同居か別居か
次に、仕事についてです。
- 勤務先名称・住所・連絡先・会社の規模
- 雇用形態
- 健康保険証の種別
- 業種や職種
- 給料日
- 入社年月、税込み年収
最後に、他社からの借入状況についてです。
- 他社からの借入件数
- 借入残高
どうでしょうか?かなり詳細に見られることがわかりますね。業者によって項目に多少の差はありますが、多くの場合同じようなことが聞かれます。
スコアリングシステムはその人の属性に点数をつける審査法!
スコアリングシステムとは、上記で確認した項目に点数をつける方法で行われる審査法で、点数が高いほど審査に通りやすいと言えます。
これまでに融資をした際のデータを元に、どのような属性の人ならきちんと返済をしてくれそうかを予想したものだと考えてもらえばいいですね。
では、先ほど確認した項目がどのように審査に影響するのか、見ていきましょう。これらを元に、お金をきちんと返済してくれそうな人、つまり返済能力が高そうな人だと判断されれば、審査では有利になります。
影響する項目と、どのように影響するのかは、以下の通りです。
影響する項目 | スコアが良い人 |
---|---|
住居の種類 | 持ち家の人 |
自宅の居住年数 | 長い人 |
勤務先 | 公務員や大手企業に勤めている人 |
勤務形態 | 正社員の人 |
健康保険証の種類 | 共済保険の人 |
勤続年数・事業年数 | 長い人 |
年収 | 多い人 |
他社からの借入件数・借入残高 | 少ない人 |
申し込み者については、本人確認の意味合いで聞かれることなので、スコアリングには影響しません。
例えば、自宅が持ち家だったり居住年数が長かったりすると、引越しによって連絡がつかなくなる可能性が低いだろうと予想されます。
勤務先が公務員ならリストラに遭いにくい、大手なら倒産しにくいと考えられます。また、正社員の人や勤続年数が長い人は仕事を辞めにくいなどと判断されます。
(⇒日雇いでも借入はできるの?)
健康保険証については、公務員や教員は共済保険の保険証を持っている、大企業の人は組合保険証を持っているなど、職業の形態がわかるので、参考にされます。
借入が多い人は、それだけで返済が難しいと予想できますよね。いずれにしても、安定していると予想できる属性の人の点数が高いということです。
スコアリングの点数を上げる方法
これらを見てみると、勤務先であったり勤続年数や居住年数であったり、簡単に変えることができないものが多くありますよね。そのため、対策しにくいものが多いのは確かなのですが、気をつけることで審査に通りやすくなるポイントはあります。
では、具体的に確認しましょう。
- 勤続年数・事業年数は少なくとも6カ月以上になってから申し込む
- 借入件数を減らす
勤続年数や事業年数が6カ月以下だと、かなりの確率で審査に落ちると言われています。そのため、それよりも勤続年数が短い人は、少なくともそれを過ぎてから申し込む必要があります。たびたび審査に落ちるとますます通りにくくなるので、申し込みを待ちましょう。
また、借入件数が多いほど不利です。実は、借入金額よりも借入件数が重視されます。なぜかというと、返済能力が高いとみなされる人は、1つの会社から多くのお金を借りることができるからです。
そのため、同じ50万円の借入残高があるとしても、3件から50万円の人の場合、1件では20万円程度しか貸してもらえないんだなと思われます。一方で、1件から50万円借りている人の場合、利用限度額が高い信用のある人だと判断されます。
そこで、複数の場所から少額ずつ借りているような場合には、おまとめにも使える商品を利用して借入をまとめるなどして、借入件数を減らすことでスコアリングの点数を上げることができます。
その商品はあなた向け?利用条件に合っていないと借りられません
2つ目の理由として、商品選びを間違っていることが理由で審査に通らない場合について見ていきましょう。
それぞれのカードローン商品には、利用条件があります。その条件に当てはまっていなければ、どうやってもその商品を利用することはできないので、当然審査に落ちます。
では、いくつかの業者を例に挙げて、利用条件を確認してみましょう。
大手消費者金融の場合
まずは、大手消費者金融から、アイフルとモビットを例として見てみましょう。
- 20歳以上、69歳までであること
- 定期収入があり、返済能力があること
アイフルでは、定期収入がある人として、給与所得者や自営業者、出向・嘱託・派遣社員、パート、アルバイトの人を挙げています。また、専業主婦は除くとなっています。
- 20歳以上、69歳以下であること
- 定期的な安定収入があること
モビットでは、収入があることが利用条件となっています。
中小消費者金融の場合
では、中小企業の消費者金融の場合はどんな条件が求められるのか、見ていきましょう。中小企業の消費者金融の場合、カードローンではなく借りたら後は返すだけという使い方のところが多いのですが、借入先の1つの選択肢としてご紹介します。
- 20歳以上、66歳未満であること
- 仕事をしていること
- 健康保険証を持っていること
- 他社の返済を延滞していないこと
- 自営業者の場合は年収証明書が提出できること
アローでは、細かい利用条件が表示されていることがわかります。
- 20歳以上、66歳未満であること
- 仕事をしていること
- 自営業者や会社役員ではないこと
- 健康保険証を持っていること
- 他社の返済を延滞したり放置したりしていないこと
フクホーも、かなり細かく利用条件が決められていますね。
銀行の場合
銀行の場合、全国的に支店を持つ銀行か、それとも地方銀行かで条件が変わってくることもありますので、それぞれ1つずつ例を挙げて確認しましょう。
- 20歳以上、66歳未満であること
- 定期収入があること(配偶者に定期収入があれば専業主婦も可)
みずほ銀行では、専業主婦も利用できることになっています。
- 20歳以上、60歳以下であること
- 前年度の収入が200万円以上あること(パート・アルバイト・派遣社員などは不可)
- 勤続年数か営業年数が3年以上であること
- もみじ銀行の本支店の近隣に住んでいるか勤務先があるかすること
地方銀行の例として、もみじ銀行の商品の中から『カードローン マイカードプレミアム』の利用条件を確認しました。地方銀行の場合、その銀行の営業区域内に住んでいるか勤務先があるかするという条件が付いているところが多く見られます。
また、この商品のように、前年度の年収に条件を設けているものもあります。
年齢や収入、勤務形態などの条件が合う商品を探しましょう
6つのカードローン商品の条件を確認しただけでも、年齢や年収、勤務形態、居住地域などに様々な条件が設けられていることがわかります。
せっかく審査を申し込んでも、商品の利用条件に合っていない人は審査に通りません。
そのため、専業主婦なら専業主婦でも申し込める商品、年齢が高い人はその年齢でも借入できる商品など、自分の条件に合う商品を選んで申し込むことが、審査に通りやすくするコツです。
年収に対する制限あり!希望額は総量規制の範囲内ですか?
消費者金融から借入をする場合、いくらまで借りられるか厳密に決まっていることは、ご存知の方も多いことと思います。
消費者金融は総量規制という法律による決まりに従っているので、年収の3分の1を超えるお金を貸すことはありません。
また、銀行は従う法律が違うのでこの決まりに左右されることは無いのですが、だからと言っていくらでも貸してくれるわけではありません。たとえ総量規制は関係ない銀行でも、返済できるだろうと判断できるお金しか貸してくれないものです。
その判断基準となるのは、やはり年収の3分の1です。総量規制でこの割合が決められているのは、お金の借り過ぎで返済できない人が多数出たことを受け、それをなくすためです。そこで、返済可能なラインだろうとして基準となったのが、年収の3分の1です。
この数字は、問題なく返済ができるだろうと判断できる1つの目安なんですね。
では、年収と借入額の関係から、審査に通りにくい理由を確認していきましょう。
年収に対して希望額が高すぎませんか?
まず、問題となるのが、自分の年収に対して高すぎる借入額を希望することです。
最初に確認したアイフルの申し込みフォームの項目からも、希望の利用限度額を自分で決めて記入しなければいけないことがわかりますが、これは単純に必要な金額を確認するためだけの項目ではありません。
例えば、年収が300万円の人が300万円の借入を希望しているような場合、どう考えても返済できないと思いますよね。そのため、返済の管理能力を疑問視され、それが原因で審査に通らないことがあります。
お気づきかと思いますが、この数字は総量規制の範囲を超えていますので、当然消費者金融では審査に通りません。消費者金融だけではなく、銀行でも返済の管理という点で問題視され、審査に通らないのは同じです。
すでにお金を借り過ぎていませんか?
年収との兼ね合いでもう1つ問題となるのが、申し込みをした時点ですでに他のところからお金を借りている場合です。その金額が少なかったり、借入件数が少数だったりする場合にはあまり問題になりませんが、金額が高い場合は問題です。
その金額がすでに年収の3分の1に近い場合、新たな借入はできないと思いましょう。
スコアリングシステムのところでは、金額よりも借入件数が重視されると言いましたが、年収との兼ね合いですでに3分の1近く借りている場合は別です。
どちらにしても、他社からの借入がある場合は、新たな借り入れに制限があると思いましょう。
自分の年収でどれだけ借りられるかを把握してから申し込む!
審査に落ちにくくするためには、自分の年収でどれだけ借りられるかを把握してから申し込むことが大切です。
単純に計算するなら、自分の年収に3分の1をかけるといくら借りられるかがわかります。ですが、これはあくまで計算上の話であって、申し込んですぐに法律で決められた数字ギリギリまで貸してくれるところはまずありません。
利用し続け、ちゃんと返してくれる人だと信頼を得て、初めてギリギリまで借りられるようになります。
返済能力があると判断されればお金を貸してもらえるわけですから、できるだけ余裕を持って申し込みたいものです。
それから、自身の収入が0とみなされる専業主婦の場合は、専業主婦でも借入ができる総量規制の影響を受けない銀行の商品の中から、専業主婦でも利用できると明記されている商品を探して申し込むことが大切です。
これまでの借入は適正?延滞などがあれば審査には不利です!
今までにお金を借りた経験がある人は、それが原因で審査に通らなくなっている可能性が考えられます。
これまでにお金を借りたことがあっても、必要なだけ借りて、問題なく返済をしていれば全く問題はありません。場合によっては、きちんと返済できる人だと好意的に見てもらえることさえあります。
ですが、返済はしていても毎回のように返済日に遅れたり、返済できていなかったりしたら、まず新たな借入の審査には通りません。今借りているお金が返せないのに、新しく貸しても返済は無理だと思われるわけですね。
では、詳しく見ていきましょう。
借り入れや返済に関する情報は個人信用情報機関が持っています!
個人のお金の貸し借りに関する情報は、個人信用情報機関というところで一括管理されています。そこには、借入や返済をしたという事実や、返済上何らかの問題を起こした事実など、様々な情報が集められています。
返済上の問題としては、例えば下記のようなものがあります。
問題の名称 | 内容 |
---|---|
延滞 | 2~3カ月の長期に渡って、返済が行われていない |
代位弁済 | 保証会社に債務の立て替えをしてもらった |
債務整理 | 返済額などの面で債務の条件を整理した |
自己破産 | 法的に債務が免除された |
これらは、個人信用情報機関に一定の期間掲載されています。借入の審査の際には、個人信用情報機関に申し込み者の情報の問い合わせが行われます。その時に、返済上の問題を起こしているとすぐにわかってしまうわけですね。
信用情報の掲載には期間がある!それを過ぎれば審査に通ります
個人信用情報機関では、情報の掲載に期間があります。その期間を過ぎれば、その情報が消えるので、また審査に通ることができるようになります。
では、どれくらいで情報が消えるのか、見てみましょう。個人信用情報機関は、国内に3つあるのですが、その中で一番掲載期間が長いものをご紹介します。
問題の名称 | 最長の掲載期間 |
---|---|
延滞 | 5年 |
代位弁済 | 5年 |
債務整理 | 5年 |
自己破産 | 10年 |
5年から10年借入ができないと思うと、かなり問題ですよね。ですが、借入上の問題を起こしていると、この期間が過ぎるまでまず審査には通りません。
そのため、まだ借入をしたことがない人は、きちんと返済をすることを意識してお金を借りる必要があることを忘れないようにしましょう。
これらに心当たりがある人が審査に通るためには、延滞なら延滞を解消してから、それ以外はその事実があってから掲載期間を過ぎて申し込むしかありません。
単なる記入ミスが審査結果を左右する!?間違いに気をつけよう
ここまで、申し込んだ人の属性や年収と希望額の関係、借入の状態などが審査に影響することを確認していきました。
ということは、申し込み用紙や申し込みフォームに書かれた内容は、審査をする上でとても大切な情報であると言えます。
そのため、間違えて記入していると、それが間違いなのか故意なのかがわかりませんし、審査に必要な情報が揃わないなどの理由から審査に影響してしまうこともあります。
記入された内容と実際の状況が合っているか確認されます
記入された情報に間違いがないかどうかというのは、きちんと調べられています。
例えば、住所に嘘がないかどうかは住宅地図を元に調べられますし、電話番号が間違っていないかどうかは、本人確認の電話という形でチェックされます。勤務先に虚偽の申請が無いかも、在籍確認という形で調べられています。
本当に本人が申し込んでいるかどうかも、本人確認の書類で確かめています。
記入されていた内容が間違っていたとしたら、正しい情報で審査をした時と違う結果が出るかもしれませんよね。そのため、間違いが分かった時点で審査に落ちることもあります。
さらに、記入した内容が間違っているのは、わざと嘘を書いたのか、間違えただけなのか判断できません。実際に、審査に有利になるようにと勤務年数を長く書いたり違う年齢を書いたりなどもあるので、慎重にチェックが行われています。
嘘を書いたのなら、その時点で信用を失っても不思議ではありません。また、間違っただけだとしても、自分に関する情報の管理がきちんとできないのに、返済の管理ができるんだろうかと返済能力に疑問を持たれて審査に通らなくなることもあります。
提出された書類で事実がわかることも!
本人確認書類として運転免許証を提出すれば、住所や生年月日はすぐに確認できますし、健康保険証を見れば、番号から勤めている会社の情報がわかりますし、生年月日もわかります。
様々な形で申し込み内容と事実が合っているかどうかを確認されていますので、間違いが無いようにする必要があります。
記入した内容は必ず見直し空欄を作らないようにしよう!
審査に通るためには、嘘を書かないことを前提として、以下の点にも気をつけましょう。
手書きの書類の場合と、インターネット上で申し込む場合で注意点が違う部分もありますので、別々に確認します。
手書きの場合
- 丁寧に記入し、相手が読み間違えないようにする
- 空欄を作らない
- 記入した内容をきちんと見直す
手書きの場合、記入すべき項目がたくさんあって大変だからとつい乱雑になりがちなのですが、そのせいで字を読み間違えられる可能性もあります。また、適当にしているといい加減な印象を与えることにもなり審査に悪影響ですので、丁寧に書くことを心がけましょう。
インターネットからの申し込みの場合、必須の部分が抜けていたら先に進めないことも多いのですが、手書きの場合はそれでも提出できてしまいます。そのまま提出すると、自分に関しての情報もきちんと把握していないと思われ、審査には不利になります。
また、情報が足りないために審査ができず、結果として否決される可能性もあるのです。そのため、丁寧に全て記入し、後で見直すことを忘れないようにしましょう。
インターネットの場合
- 変換ミスや打ち間違えに気をつける
- 入力しないと先に進めないからと適当な情報を書かない
- 記入した内容をきちんと見直す
手書きなら間違えないところを、うっかり変換ミスしたり打ち間違えたりして間違える可能性があるのが、インターネットからの申し込みです。
インターネットの場合、記入不足だと先に進めないので入力が足りないことはありませんが、その分わからない情報を適当に記入したくなるものです。ですが、後で調べられて事実と違うとわかると、審査落ちの原因になります。
そのため、わからないことはきちんと調べて、正確な情報を入力しましょう。もちろん、後で見直しをすることも大切です。
一度にあちこちに申し込むとそれだけで審査に通らない理由に!
属性や書類の記入の仕方に問題が無くても、申し込み方が問題で審査に落ちることもあります。それを、通称『申し込みブラック』というのですが、これは1カ月間に3社以上申し込みをすることを言います。
では、詳しく見ていきましょう。
申し込みブラックが問題なのはお金に困っていると思われるから!
簡易審査なら大丈夫と思うかもしれませんが、個人信用情報の閲覧に対して同意を求める内容がある場合は、普通に申し込んだのと同じ扱いになるので注意しましょう。
ですが、ほぼ同時に申し込みをすれば問題ない気がしますよね。では、それはどうなのでしょうか?確認しましょう。
申し込み情報はほぼリアルタイムに信用情報機関に反映される!
インターネットから申し込みをした場合は、その情報はほぼリアルタイムで個人信用情報機関に掲載されます。そのため、ほぼ同時に申し込みをしたとしても、信用情報の確認をした際に別の会社に申し込んだことがわかる場合もあります。
一度に何社も申し込んでいるとなると、かなり切羽詰まっている印象ですよね。
そのため、ほぼ同時の申し込みであっても、一度に申し込むのは2社までにとどめておきましょう。その方が審査に通りやすくなります。
借入経験がないのに審査に落ちる!?意外な理由スーパーホワイト
最後に、とても意外に思われる審査に通らない理由を確認しましょう。それが、『スーパーホワイト』と言われる状態です。
ホワイトというと何だかいい印象がありますが、実はそうでもないのです。これは、個人信用情報機関に何も情報が掲載されていない、つまり真っ白な状態であることを表す言葉です。
何も情報が無いということは、お金を借りていないということなので、問題はなさそうですよね。それなのになぜ問題視されるのか、詳しく見ていきましょう。
30歳を過ぎている人の場合スーパーホワイトに注意!
個人信用情報機関には、カードローンなどの借入に関する情報だけではなく、カーローンや住宅ローン、クレジットカードの利用履歴なども全て記載されています。
今これを読まれているあなたは、今までにそれらを全て使わず現金だけで乗り切ることができたでしょうか?おそらく、多くの方が無理だと言われるのではないかと思います。
多かれ少なかれ、クレジットカードを利用したり車を買うのにローンを組んだりといった経験がある方の方が多いですよね。
もちろん、それらを使わずに常に現金だけで全てを行えたというのは素晴らしいことなのですが、その状態が個人信用情報機関に掲示されている情報としては、返済上の問題を起こした人と同じになっていることがあるんです。
先ほど、返済上の問題を起こした場合に情報が消えるまでの期間について確認しました。ということは、何らかの問題を起こしている人は、その間借入を全くしないことになります。だから、信用情報が真っ白になるんですね。
また、なり済ましなのではないかなどと疑われる原因にもなってしまいます。
スーパーホワイトの人が審査に通るには実績を作ることが必要!
スーパーホワイトの人が審査に通るには実績を作ることが必要だと言われても、それが原因で借入審査に通らないんだから、矛盾しているんじゃないかと思われたかもしれません。ですが、スーパーホワイトの人が、その状態を抜ける方法もあるんですよ!
先ほども確認したように、個人信用情報機関には、クレジットカードの利用状況に関する情報も記載されています。クレジットカードの中には、とても作りやすいものがあって、それなら審査に通る可能性があります。
どんなクレジットカードがおススメかというと、いわゆる流通系と呼ばれる、スーパーやホームセンター、コンビニなどで募集されているクレジットカードです。これらは使ってもらうことを目的として発行されるので、審査が易しくなっています。
また、携帯電話や電気製品などの分割払いを利用することもおススメです。これらの方法で利用実績ができれば、いずれ借入審査にも通るようになります。
審査に通らないのには理由がある!それを知ってできる対策を!
以上のように、審査に通らないのには何らかの理由があります。その理由を知ることで、対策ができれば審査に通りやすくなります。
審査に通らない理由は人それぞれ違うので、自分がどれに当てはまるのかを考えた上で、少しでも通りやすい方法を考えたいものですね!
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