お金が必要!銀行だけではなく、消費者金融も片っ端から申し込んでみたのに、ナゼ審査に通らない?と、お嘆きのアナタ!何も考えずに、手当り次第に片っ端から申し込むのはやってはいけないことですよ!
「借入したいからとにかく申し込む」のではなく、「借りるためにはどうすればいいのか?」を、きちんと考えてからでないと、何度申し込んでも審査には通りませんよ。まずは借入できない理由をちゃんと考えみませんか?
審査に通らないのには、必ず理由があります。
お金を借りる!金融機関あれこれ
お金が必要になったら、貸してくれるところでお願いしよう!と、誰でも考えますよね。しかし、ひとくちに「お金をかりる」と言っても、さまざまな金融機関があり、それぞれにメリットやデメリットがあることをご存じでしたか?(こちらもご参考に→おすすめのキャッシング会社情報はこちら)
何も考えずに、単にお金を借りたい一心で、適当に目についた金融機関で申し込むのではなく、それぞれの金融機関の特性を把握してから、申し込むことをおすすめします。まずは、それぞれの金融機関の特徴を見てみましょう。
- 消費者金融はこんな人向け
- 銀行が向いているのはこんな人
- クレジットカードでもキャッシングできる
消費者金融はこんな人向け
消費者金融は、お金を借りると決めたとき、まず最初に思い浮かぶ金融機関ではないでしょうか。では、そんな消費者金融のメリット・デメリットを確認していきましょう。
消費者金融のメリットは、とにかくスピーディなことです。名の知れた有名どころでは、申し込んだその日に融資が可能なのは、もう当たり前ですね。さらには、審査が甘いことでも評判なので、手軽に借りられる金融機関として重宝されています。
逆にデメリットは、総量規制の対象なので、融資の限度額が「年収の1/3」となっています。すなわち、自分の年収の1/3以上の融資は受けられない、ということです。高額な融資を考えている人にとっては、向いていないことになるでしょう。
そしてもうひとつ、消費者金融は全体的に金利が高めの設定となっています。そのため、長期の返済になると、金利が膨らんでしまうので注意が必要です。ただし、消費者金融には利息をサービスする期間が設けられていることもあるので、うまく利用したいものです。
・とにかく少しでもはやくお金が必要
・審査が不安なので甘いところで借りたい
・無利息期間に返済できる人
・少額融資を希望している人
銀行が向いているのはこんな人
銀行でお金を借りるのは、「敷居が高くて申し込みにくい」「審査が厳しいんでしょ?」「融資までに時間がかかるので?」と、考えている人はたくさんいるでしょう。確かに消費者金融にくらべると、若干その傾向はあるかもしれませんね。
ただし、最近の銀行カードローンは、消費者金融顔負けのサービスを提供しているところが、続々と登場しています。すなわち、手軽に借りることができて、審査も柔軟、融資のスピードもはやくなってきてはいるようです。
とはいえ、消費者金融にくらべると、完全勝利とまではいきませんけどね。融資までのスピードや審査の柔軟性はやはり、まだまだといったところでしょうか。
しかし、消費者金融にはない、銀行ならではのメリットがあります。まず、銀行は総量規制の対象外ということです。そのため、融資額に上限はありません。年収の1/3以上の融資も、審査次第では可能ということになります。
さらには、消費者金融にくらべると、とにかく金利が低い!高額な融資は、どうしても返済期間が長引きがちですよね。そんな人にとって、金利が低いというのは、嬉しい限りですよね。金利が気になる人は、銀行カードローンがいいでしょう。
(⇒カードローンの利息についてもっと詳しく!)
・とにかく金利が低いことが希望
・融資までにある程度時間がかかっても構わない
・年収の1/3以上の高額融資を考えている人
クレジットカードでもキャッシングできる
クレジットカードを持っている人で、「キャッシング枠」というのが設定されている人であれば、お金を借り入れることが可能です。まずは、自分のクレジットカードに「キャッシング枠」が設定されているかどうか、確認してみましょう。
例えば、「キャッシング枠10万円」となっていれば、特に申し込みなどは不要です。その場で最高10万円まで借り入れることが可能です。ただし、ショッピング枠ぎりぎりまで利用していれば、キャッシング枠は利用できません。
通常、クレジットカードの「枠」というのは、「ショッピング枠○○円(内キャッシング枠○○円)」と、なっているはずです。例えば「ショッピング枠50万円(内キャッシング枠10万円)」となっていたとします。
この場合は、「ショッピングに50万円、キャッシングに10万円」という考えではなく、「ショッピング枠+キャッシング枠=50万円」ということになります。ショッピングで50万円使用していれば、キャッシングはできません。
ただし、クレジットカードのキャッシングは、枠があれば申し込みは不要で、いつでも利用できる反面、金利が高く設定されているので、常習的に利用するのではなく、緊急時の最後の砦と、考えていたほうがいいでしょう。
・今すぐお金が必要
・借入のために申し込んでる時間がない
・申し込むのが面倒な人
お金を借りるには審査がある
以上のように、さまざまな金融機関でお金を借りることができますが、消費者金融と銀行で借入れる場合、必ず審査というものがあります。クレジットカードは、カードそのものを申し込んだときに、審査があったはずです。
その審査、どんなものなのでしょうか。現在の融資は、基本的に担保や保証人は不要となっていますよね。すなわち、担保や保証人の代わりに「個人の信用情報を元に融資する」という方法が取られています。
個人の信用情報を元に貸し出すわけなので、「信用できる人かどうか」ということを、金融機関は調べます。これが審査です。まずは、個人の信用情報を元に、「お金を貸しても問題ないか」「きちんと返済するか」などを調査します。
それに加え、「返済できるだけの収入があるか」「信頼できる勤務先かどうか」など、調べていくことになります。これらの審査方法は、一般的にオープンにはされていませんが、たいていの金融機関でも同じような審査内容だと思っていいでしょう。
審査で気を付けなければいけないこと
お金を借り入れるときに、必ず申込書に記入する作業があります。いわゆる個人情報を記入するわけですが、この内容にひとつでもウソがあれば、その時点で審査は終了です。すなわち、審査に落とされることになります。
「個人の信用を元に融資する」というのが、現代の借入方法なため、ちょっとしたようなことでも「ウソの報告をした」ような人に対しては、どこの金融機関もお金は貸してくれません。ウソをつく人のことは信頼できませんよね。それが理由です。
そのため、くだらない見栄から、勤務先を偽ったりするような行為は絶対にしないようにしましょう。お金を借りるのは、「とにかく何事も正直に」がモットーです。
こんな人は審査に通りません
審査に通らない人は、いったいどのような理由でNGだったのか、ここで細かくみていきたいと思います。審査に通らない人というのは、必ず理由があります。理由を考えずに、次から次へと申し込むのだけはやってはいけませんよ。
自分をよく振り返ってみましょう。以下の中に当てはまることはありませんか?当てはまることがあれば、それが、審査に通らない理由だと思っていいでしょう。
- 収入がゼロ、もしくは少ない
- 雇用形態が不安定
- 勤続年数が短い
- ブラックに登録されている可能性がある
- 虚偽の報告をした
- 借金まみれだった
- 借金しているのに返済していない
- 希望の融資額が高額すぎる
- 申込書が間違いだらけ
- 同時に複数申込んだ
収入がゼロ、もしくは少ない
消費者金融、銀行ともに、やはり収入がゼロに人に対して、お金は貸してくれません。理由は簡単で、「収入がないのに、どうやって返済するの?」と、なるはずです。借りる側としては、「収入がないから借りたいのに!」と思っているでしょうね。
しかし、貸す側としては、どのような理由にしろ「返済できる可能性が低い」となると、融資を断る場合がほとんどだと思ってください。金融機関がもっとも嫌うのが「返済しない」ということです。
金融機関はお金を貸すことが商売ではありますが、返済してくれないことには、結局「貸損」となってしまい、不利益を被ってしまうわけです。そうならないためにも、ある程度は収入のある人を対象とするのには、納得ですよね。
現在、収入がなく、お金を借りようとしている人は、まず一日限りのアルバイトでもいいので、働くことをおすすめします。少しずつで構わないので、きちんと働いていれば、審査にも必ず通るはずですよ。
雇用形態が不安定
最近の金融機関は、正社員や公務員だけではなく、派遣社員・契約社員・パート・アルバイトなどの雇用形態でもOKとしているところがほとんどです。「きちんと継続して働いている」と、認められれば、雇用形態はさほど重要ではありません。
しかし、中には日雇いのように「仕事があるかどうか前日にならないとわからない」「フリーだけど、仕事の依頼がないと収入がない」など、見るからに不安定な雇用形態の人が、いないわけではありません。
これは、金融機関側が審査でどう判断するかにもよりますが、不利なのは間違いありません。「いつなんどき収入が途絶えるかわからない人」に対して、お金を貸してくれるところは、限りなく少ないと思っておきましょう。
勤続年数が短い
勤続年数が短いというのは、あまり気にしていない人も多いようですが、金融機関は、この勤続年数というのを意外と気にしています。どんなに大企業であったとしても、入社してすぐというのは、審査に不利ということを覚えておきましょう。
勤続年数があまりにも短いと、「その会社で働き続けられるのか?」と、金融機関は不安になります。本人が「頑張ります」「長年勤めます」と、言ったところで、なかなかそれを信頼するのは難しいですよね。
そのため、勤続年数は最低でも半年、できれば1年程度は勤めてから、申し込むことをおすすめします。勤続1年以上経過していれば、審査はかなり有利となるはずですよ。
ブラックに登録されている可能性がある
金融機関の審査では、必ず個人の信用情報を確認します。この信用情報に「金融事故」として登録されていることを、いわゆる「ブラック登録者」と、呼んでいます。お金の貸し借りに対して、不届きな行為をした人のことになります。
個人の信用情報に「ブラック登録」されている人は、残念ながら審査に通るのは厳しいでしょう。ここはひとつ、信用情報からブラックの記載が消滅するまで、待ったほうがいいでしょうね。ブラックの記載があるうちは、時期尚早ですよ。
自分の信用情報に、何が記載されているのか気になる人は、自分で信用情報の開示請求をしてください。信用情報は、登録された日から5年程度で消滅することになります。完全に消滅してから、申し込むようにしたほうがいいでしょう。
虚偽の報告をした
上記でも説明しましたが、虚偽の報告をしたことが判明した時点で、もう審査はしてもらえません。「審査する価値なし」と、判断されてしまいます。それほど、虚偽の報告というのは、やってはいけない行為だと思っておきましょう。
信用情報を元に貸し出す金融機関からしてみれば、虚偽の報告をしてくる人ほど、信頼できない人はいないはずです。「信頼できない人=お金は貸さない」ということなので、審査する時間さえもったいないと思われてしまいます。
虚偽の報告をした項目以外が、とてつもなく素晴らしい内容だったとしても、ひとつウソがあれば、それだけで審査には通りません。虚偽の報告だけは絶対にしてはいけないと、思っておきましょう。
借金まみれだった
他社からの借入などで、借金まみれにも関わらず、新たに融資を申し込んでいませんか?個人の信用情報が存在する限り、他社からの借入状況というのは、新たな金融機関もキャッチしています。審査では、必ず他社の状況も調べます。
いくつもの金融機関から借入れをしており、借金まみれの人が申し込んできたら、金融機関はどう思うでしょうか?「他の金融機関への返済のために申し込んできたのかな?」と、考えるのが一般的でしょうね。
他の金融機関への返済のために借りる、というのは、いわゆる自転車操業ということになるでしょう。一度これにはまってしまうと、そのまま借金地獄に陥る可能性が高いと判断されてしまいます。そんな人に対して、融資してくれる金融機関はまずないはずです。
借金しているのに返済していない
そして、ブラックリストになりやすいのがこれです。「融資を受けたにも関わらず、返済していない人」です。これ、金融機関では論外ですよ。絶対にやってはいけないことです。「借りたものは返す」が、守れない人は、完全にブラックです。
「借金していること」が悪いわけではありません。借金していたとしても、「きちんと返済している」ということができていれば、まったく問題はありません。きちんと返済さえしていれば、金融機関にとっては「利用してくれている良い顧客」になるわけです。
とにかく、「借りたら返す」を、頭に叩き込んで、融資を受けるようにしましょう。
希望の融資額が高額すぎる
消費者金融では、最大融資額500万円としているところが多いですよね。銀行カードローンだと、融資の最大額が1,000万円なんてところもザラです。ただし、これはあくまでも「最大融資額」だということを、覚えておいてください。
特に消費者金融は、総量規制の対象外なので、「年収の1/3以上」の融資額を希望したところで、法律に違反してしまうため、貸してくれるはずもありません。例えば、年収300万円の人が、融資額を「150万円」と、希望したらどうなるでしょう?
「総量規制に反しているので・・」と、説明してくれればいいですが、何の説明もなく「審査に落ちました」と、なることもあり得るわけですよ。このあたりは、金融機関の特性をしっかり理解して、借り手側が賢くならないといけませんよ。
さらに、消費者金融でも銀行でもそうですが、初めて利用する人に対して、いきなり高額融資はしてくれません。今までに取引がないわけなので、信頼できるかどうか、金融機関としてもわからないわけですよ。
そんな人に対して、いきなり高額融資をおこなうのは、やはり危険ですよね。金融機関は、最悪の事態を常に想定しているため、取引が初めての人に対しては、低額融資で様子を見るようにしています。何かあったときのために被害は最小限にしたいわけです。
そのため、初めての利用にもかかわらず、いきなり高額融資を申し込んでしまうと、審査に落ちてしまう可能性が高くなると思っておきましょう。初めての申し込みは、せいぜい30万円~50万円程度を希望として提示したほうがいいでしょう。
最初の融資額の上限が低額だったとしても、取引を続けて信頼が得られれば、融資額は引き上げてもらうことが可能です。ずっと同じ融資額なわけではないので、安心してください。
申込書が間違いだらけ
申込書が間違いだらけ、というのは、もう言語道断ですよね。自分の情報を申告するのに、ミスばかりというのは、受け取った側の金融機関も困るでしょうし、間違いではなく「虚偽の報告」として、捉えられることもあるので、注意が必要です。
金融機関から「ここ、間違ってますよ」と、連絡があればラッキーだと思っていいでしょう。連絡すらなく、「虚偽の報告をした」と、捉えられてしまうと、それで審査落ちです。理由は教えてくれないので、単なるミスだったとしても永遠にわかりません。
申込書への記入は、とにかく慎重に、丁寧におこなうことが大事ですよ。特に、インターネットからの申し込みは、間違いが多いようなので、送信する前に必ず見直すようにしてください。間違った記入で落とされるなんて、いちばんバカらしいですよ。
同時に複数申込んだ
お金を借りたい一心で、たくさんの金融機関に同時に申し込む人もいるかもしれませんね。「どこかひとつくらいは審査に通るだろう」という、考えなのかもしれませんが、実はこれ、やってはいけない行為だってこと、知っていましたか?
例えば、5つの金融機関に対して、借入を同時に申し込んだとします。5つの金融機関はそれぞれに審査をはじめますよね。申し込みがあったということは、リアルタイムで個人の信用情報に登録されることになります。
どうなるかわかりますよね?個人の信用情報に、「申し込みがあった」という記述が一斉にされるわけです。もちろん、5つの金融機関もその事実は知ることになります。するとどうなりますか?「自分のところ以外にもたくさん申し込んでいる人」と、なりますよね。
そうすると「この人は、切羽詰まっている」と、捉えられることとなり、金融機関としては「あまり関わりたくない人」ということになってしまいます。結果、審査に落とされる可能性が高くなるということですね。
同時に複数申込むのではなく、自分の条件あった金融機関一社に絞って申し込むことをおすすめします。「ヘタな鉄砲も数打ちゃ当たる」方式で申し込んだとしても、当たる確率は限りなく低いので、注意が必要ですよ。
片っ端から申し込むのがNGなワケ
お金を借りようと、金融機関で申し込んだのはいいけど、審査に落ちた!じゃ、次の金融機関で申し込もう!と、なりがちではありますが、実はこれよろしくない方法だって知っていましたか?気持ちはわかりますが、やってはいけません。
ぶっちゃけ、次から次へと、申し込めば申し込むほど、どんどん審査に通りにくくなります。すなわち、審査に通らないスパイラルにはまってしまうことになるので、注意してください!
「審査に通らなかったんだから、次の金融機関で申し込むのは仕方ないでしょ!」と、反論する声が聞こえてきそうではありますが、申し込んだところで「審査に通る確率は、限りなく低い」ということを、覚えておいてください。
理由は、個人の信用情報です。最初に申し込んだ金融機関で、審査に通らなかったわけなので、その情報が、個人の信用情報に登録されます。そして、次に申し込んだ金融機関は、その「審査に落ちた」という内容を見ることになります。
金融機関は「他の申し込みで審査に落ちた人」というのは、「何かある人では?」と、疑います。「他の金融機関が審査をして理由があったから、落としたのだろう」と、判断します。すると、次の金融機関はどう判断するでしょう?
他の金融機関が落とした人に対して、融資をするというのは、なかなか勇気がいることですよね。金融機関というものは、トラブルに巻き込まれるのを、いちばん嫌うので、「なんか怪しい」となれば、それだけで審査に通さないというのは、よくあることです。
「お金が必要だから」と、焦る気持ちはわかりますが、次々と申し込んだところで審査に通るとは思えません。むしろ無駄に「審査落ち」と、されないためにも、ここはおとなしくしておいたほうが賢明ですよ。「審査に落ちても、慌てて次に申し込まない」です。
(⇒審査に通らないときに試したい3つのステップ)
審査に落ちた理由は見つかりましたか?
以上のように、「審査に落ちる」ということは、必ず理由があるはずです。いくつかの理由の中から、自分が当てはまるようなことはありませんでしたか?もし、当てはまるようなことがあれば、次からは注意して申し込むようにしてください。
消費者金融も、銀行も、「融資しないことには儲けにならない」わけなので、借りてくれる人というのは、大歓迎なはずです。しかし、きちんと返済してくれないと、大損なわけですよね。そのために、信頼できる人を審査で見ています。
その審査に通るというのは、けして難しいことではありません。正直に申告して、何事もウソはつかない、借りたものはきちんと返す、を守ってさえいれば、必ず金融機関はお金を貸してくれます。信頼を得ることが大事です。
そして、借りる側も賢くなって、金融機関それぞれの特性はきちんと理解しておきましょう。自分の条件に合った金融機関を見つけることも大事ですよ。金融機関を見極めたら、ミスのないよう申込書を記入してくださいね!
【参考ペー時はこちら】
銀行の借入審査は厳しいの?