最近は、主婦でも利用できる借入が増えてきました。借入と聞けば、「男の人が利用するもの」というイメージも強いかもしれませんが、現在の借入利用者は4割程度が女性だと言われています。それだけ、女性の利用も増えているということですね。
主婦が借入を利用する時には当然審査をクリアしなければいけません。借入審査は、申し込み者本人の情報が調べられることが基本です。しかし、もし旦那が借入をしているという状況であればどうでしょうか。
夫婦ということで、その影響が出てくるかもしれないと不安に感じるかもしれません。主婦の借入審査で不利になる要素はどこにあるのか、知っておきたい審査のポイントをご紹介しましょう!
審査されるのは本人の信用!不利になる3つの要素とは
主婦が借入審査を受けるとき、基本的には申し込み者である主婦本人の信用のみで審査の合否が決定します。つまり、旦那の状況は関係ないという事です。
ただし、それには「主婦が仕事をして収入を得ていること」という前提があります。パートでもアルバイトでも、自身に収入があればそこから返済することが可能という事になりますから、旦那の状況をチェックする必要がなくなる、ということが基本です。
では、収入がある主婦が審査を受けるとき、不利になる3つの要素がこちらです。
- 収入が不安定である、または極端に少ない
- クレジットカードの支払い等で延滞経験がある
- 他社の借入を利用している
この3つの要素について、それぞれ詳しくチェックしていきましょう!
収入によっては法的にNGな場合も!安定した収入がカギ
主婦が借入をするとき、収入があるか、その収入が安定しているかどうかという点が、審査をクリアする為の“カギ”となります。
安定した収入と言うのは、別に正社員として働かなければいけないという事ではありません。派遣社員でも、パート・アルバイトでも、毎月一定の収入を得ることが出来ている、月々で収入に大きな変動がないということであればOKです。
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また、収入が少なすぎると法的に借入が出来ない場合があります。その法律が総量規制です。総量規制は、貸金業が個人に貸付をする際、その金額は年収の3分の1までとしなければいけないというものです。
ですから、年収が30万円だと借入上限金額はその3分の1で10万円まで、となってしまうわけですね。年収が低いと、借入可能金額も少なくなってしまいますし、法的な上限金額を初回から貸付するというのもリスクがあります。
総量規制による上限金額よりも低い限度額設定になることが一般的ですから、年収が低すぎると借入可能な金額がない、ということも起こり得るのです。
クレジットカードの支払い遅れはマイナス要因に!?
借入を新規で申し込むにあたって、過去の借り入れ実績や現在の借入状況が審査に影響してしまう、というのは漠然とイメージできるのではないでしょうか。
1日でも支払いに遅れれば、遅れたというマークが登録されます。遅延マークが継続して登録されている、度々登録されている状況が見えてしまうと、この人は支払い・返済に対してきちんと対応することが出来ないのでは?と判断されてしまいます。
信用できなければ、審査に通ることは出来ません。ですから、クレジットカードの支払いも、毎月遅れることなくきちんと行っておく必要があるのです。
他社の借入は返済能力が低いと判断される可能性も
借入が出来る先は非常に多く存在します。消費者金融などの貸金業だけでも約2,000程の会社数がありますから、すでに借入を利用しているけど新たな先を検討したい、と言う人も出てくるでしょう。
しかし、他社を利用している状態で新規の借入を申し込んだとしたら、審査で不利になる要素となってしまいます。すでに返済をしている状況で、新たな返済がスタートするとなれば、返済負担が大きくなるという事ですからね。
返済が厳しくなるのでは?と借入先が危惧し、融資不可と言う決定をすることが多いのです。ですから、新規借入を申し込むときには他社借入が無い状態にしておくことが好ましいというわけですね。
審査で旦那の借入が影響!?旦那の承諾必須の配偶者貸付
主婦が借入審査を受けるとき、基本的には旦那の状況は関係ありません。しかし!旦那に借り入れがあることが審査で不利になってしまう状況があります。それが配偶者貸付です。
夫婦の年収を合計した金額の3分の1まで借入が可能となる制度
専業主婦でも旦那の収入があれば借入が可能となる
通常であれば、総量規制がある以上収入の無い専業主婦は借入をすることが出来ません。しかし、この制度を使えば、専業主婦でも貸金業者から借入をすることが可能となるわけです。
ただし、借入をするにあたって旦那の承諾が必要となります。そして、旦那を審査することで借入の可否を判断するのです。つまり、旦那に借入があれば審査で不利となってしまうのです。
旦那の借入額が少額であれば、審査に通る可能性はありますが、借入が複数もしくは高額で収入も不安定である、延滞をしている等が判明すれば審査に通ることは難しくなります。
申し込み者本人だけでなく、旦那の審査を行うことになる配偶者貸付を利用する場合は、旦那の借入が大きく影響してしまうということを覚えておきましょう。
配偶者貸付利用時に必要となる特別な書類とは
配偶者貸し付けを利用する際には旦那の承諾が必要となります。申し込み時に必要となる書類は、以下の通りです。
- 配偶者の同意書
- 住民票または戸籍抄本
- 配偶者の収入証明
本当に結婚しているか、自身の信用情報を審査して借入を判断して良いか、その承諾を得ることが、配偶者貸付を利用する条件なのです。
つまり、配偶者貸付は配偶者である旦那に内緒で利用するという事は出来ないということですね。
銀行借入なら旦那の承諾は不要!?専業主婦が利用できる理由
配偶者貸付は、収入の無い専業主婦でも利用できる可能性がある制度ですが、実は銀行借入であれば配偶者の承諾を得ることなく借入を利用できる可能性があります。
なぜなら、銀行は総量規制の対象外であり収入に応じた貸付金額の上限が決められていないのです。
専業主婦でも、旦那に知られることなく借入をしたい!ということであれば銀行の借入を検討してみましょう。
自分が利用している銀行が専業主婦も利用できる借入商品を取り扱っているかどうか、まずはチェックしてみると良いですよ。
返済日に遅れないことが必須条件!旦那にバレずに利用方法
銀行借入であれば、旦那の承諾不要で利用できるということはご紹介しました。つまり、旦那にバレることなく、知られることなく利用できるわけです。
どの様な目的であれ、お金を借りるという事を知られたくはないと考える人は多いでしょうから、バレずに利用できるというのは大きなメリットです。
ただ、絶対バレないということではありません。旦那に借入がバレてしまう可能性があるのは、次の2点です。
- 返済日に遅れる
- 郵便物やカードを見られてしまう
返済日に遅れてしまうと、借入先から連絡が入ります。もちろん、個人の連絡先である携帯電話・スマートフォン宛にかかってくることが基本ですが、それでも連絡が取れなくなれば自宅・勤務先に連絡がいくことは避けられません。
その時、旦那が連絡を受けてしまったら借入をしていることがバレてしまう恐れがありますよね。ですから、まずは返済日に遅れないようにする、借入先からの連絡はしっかりと対応するようにするということが大切なのです。
また、借入先からの郵便物やカードを見られてしまうのも危険ですね。最近は自宅に郵便物が届くことなく契約手続きが可能な借入先が増えてきましたが、やはり返済に遅れてしまえば「督促状」が届く可能性があります。
督促状を見られてしまえば、言い逃れできませんので、やはり返済日に遅れないように気をつけておきたいですね。
【参考ページはこちら】
誰にもばれずに借入したい時に気をつけたいポイント