今では多くの人が利用しているカードローンですが、そんな借入方法でも審査に通らない人がいます。カードローンの審査に通らないようなら他の融資方法も厳しいため、頭を悩ませるかもしれません。
そんなとき、もしも融資が必要ないなら諦めてもよいでしょう。ですが「お金を用意しないと困る…」という場合は、『借入審査に通る方法』を考えないといけませんよね?
絶対に通る方法はありませんが、『借入審査に通過しやすくなるコツ』はきちんとあるため、そちらを理解してから再チャレンジしてみましょう。
融資審査に通りたいなら知りたい4つの情報
融資審査に通りたい場合、まずは以下の4つを意識しましょう。
- 基本的な審査条件
- 審査が緩い消費者金融
- さらに柔軟な中小消費者金融
- お金を預けてある銀行
もしも今までこれらを意識してこなかったなら、審査に落ちるのも無理はありません。特に融資審査の基本的な条件については、無知なままだと無駄な申し込みが増えます。
その他の要素についても重要で、ただ単に「ここが評判もよいから」とか「条件が一番お得だから!」という理由で会社を選んでいると、いつまでたっても同じ結果になるでしょう。
そうした要素についてこれから説明していくので、融資審査に落ちて悔しい思いをした人も、これから初めて申し込む人も最後までお読みください。
どんな会社でも同じ?審査基準の変わらない基本要素とは
融資審査を受けるなら、どんな会社でも共通していることがあります。
肝心な『どんな金融業者も見ている要素』については、以下のようになります。
- 仕事内容
- 年収
- 勤続年数
- 今までの融資利用履歴
特に今現在の仕事と年収は分かりやすいですが、どちらかといえば仕事のほうが大切です。簡単に説明するなら、『不安定だけど高収入な社長』よりも、『安定して中くらいの年収の公務員』だと、公務員が有利になる感じですね。(こちらもご参考に→公務員が一番審査に有利なの?)
そして今までの融資履歴も相当大事なのですが、この要素がプラスではなくマイナスだった場合、非常に厄介でしょう。
融資履歴の問題はアウト!?確実に落ちてしまう要素とは
融資履歴において、『一度も遅れずに完済した』という実績があれば、よいでしょう。しかし、以下のような履歴があると大変です。
- 延滞
- 任意整理
- 自己破産
このような『金融業者に損害を与えた履歴』が残っている場合、大抵の会社で審査に落とされます。
こうした履歴はいつか消えるのですが、自己破産では最長で10年間は記録が残るため、長期に渡って融資が利用できません。もしも過去にそうした経験があるなら、これからの融資申し込みはかなり厳しいでしょう。
融資に通りやすい要素も含めて自分の状態と比較し、通るかどうかを予想してください。それが融資審査に通るための第一歩です。
頼るべきは消費者金融?大手のカードローンは条件もよい!
いよいよ本格的な『融資審査に通りやすくなるコツ』ですが、銀行と消費者金融、簡単にカードローンが作れるのはどちらでしょうか?
たとえ有名どころの消費者金融であっても、銀行に比べると審査通過率はかなり高めで、条件も悪くなく審査に通りにくい人でも頼りになるでしょう。
消費者金融で有名なところを挙げるとしたら、以下が有力候補です。
- アイフル
- アコム
- プロミス
- モビット
CMも活発に流しているため、ご存じの人も多いですね。また、大手の消費者金融は『申し込んだその日にカードも受け取れる』という共通点があり、お急ぎの場合でも安心して相談できます。
欠点もある?大手消費者金融の注意したい2つの点
審査に通りやすく条件も悪くない大手消費者金融ですが、気になる点も2つほどあります。
- 上限金利がやや高め
- 総量規制があるため年収で限度額が制限される
特に金利については分かりやすく、銀行は高くとも15%前後が多いのに対し、消費者金融は18%を設定しているのが普通です。
下限金利になると銀行と大差ないですが、初回利用だと大体最大の金利にて借りるため、割高感が強いでしょう。できる限り早期返済を心がければ、負担も多少減らせます。
それと総量規制についてはご存じですか?
消費者金融と信販会社に課せられた制限で、『最大でも年収の三分の一まで』しか限度額を設定できないとする決まりです。借り換えなどでは関係ありませんが、カードローンでは発生するのがネックですね。
これは他社で借りた分も含めるため、消費者金融に申し込むなら借入総額を意識しておきましょう。
大手に落ちても希望あり!?さらに借りやすい中小消費者金融
消費者金融の規模は会社によって大きく異なり、大小合わせると今現在(2015年)で1700件ほど存在しています。先ほどご紹介した大手というのは、まさしく一握りなのです。
そして大手業者に通らない人は、無数に存在している中小規模の消費者金融に申し込むと、まだ借りられる希望があります。
中小消費者金融の中でも人気業者に絞ると、以下がおすすめです。
- フクホー
- エイワ
- スペース
- アルコシステム
- ビーンズ
中小消費者金融のすごいところは、大手消費者金融に落ちた人もそうですが、『延滞などでブラックリストになった人でも貸すことがある』のが最大の強みでしょう。
絶対にブラックOKとも言い切れませんが、この独自審査はなかなか借りられない人にとって、まさに最後の救世主になり得ます。
(⇒ブラックでも借入可能な会社は?)
まずは大手から?中小消費者金融の優先順位を決めよう
中小消費者金融は、『審査が緩いものの安心して使える正規業者』の最たる存在です。ただ、大手とは知名度の差がある以上、比較したら欠点も見つかります。
- 最大限度額が大手に劣る
- 金利も高めになっている
- 地方によっては利用できない場合がある
中小消費者金融は融資条件で劣るため、もしも大手に通る可能性が残されているなら、まずそちらから優先しましょう。
もしもこれから初めて融資を申し込む人が「通る自信がないから、初めから中小消費者金融に申し込もう…」と決断すると、銀行や大手消費者金融から借りられたかもしれないのに、わざわざ損な条件で利用開始しますね。
中小消費者金融は大抵カードローンではなくフリーローンなので、利便性でも劣ります。優先順位はしっかりと考えて、最後の保険として覚えておきましょう。
意外と期待できる!?審査に通りやすい銀行の存在とは
銀行よりも大手消費者金融、大手よりも中小消費者金融…この順番でいけば、『銀行の融資こそ最も審査が厳しい』という結論になりますよね?それは、確かに間違いではありません。
ただし銀行も申し込み先によりけりで、『銀行はお得意様を優遇する』のに注目です。
普段からコツコツとお金を貯めている口座があれば、そちらの銀行に融資をお願いしてみましょう。条件がよいのにも関わらず、簡単にカードが作れた…そんな報告も耳にしますね。
また、住宅ローンなどの大型ローンを先に組んでいる場合、同じ銀行でカードローンを申し込むと、優遇金利に変わるケースもあります。こうした一面を知れば、「銀行カードローンにはいつ申し込むか?」を把握できるでしょう。
銀行は預金次第!?余裕があるときにカードも作ろう!
銀行には総量規制もないため、仮に消費者金融で大金を借りていても、これから借りる限度額に制限はありません。ただ、あくまで『預金次第』だと思いましょう。
融資審査に落ちてもなお諦められない状況だと、預金に余裕がない人も多く、少額の貯金では銀行カードローンにも影響がありません。
また、当然ながら『預金は多いけどブラックリストに登録された』という人も、融資を受けるのは厳しいでしょう。預金があるならそちらを切り崩せばよいですが、預金がないブラックはかなり厳しいですね。
そのため、銀行カードローンに申し込むなら、以下を満たしているかで決めましょう。
- 預金が多い銀行がある
- まだ融資審査に落ちていない
- 他社借入がない
最初に申し込むにはぴったりですが、審査に落ちたあとなら厳しいため、そのときは消費者金融に切り替えるほうがスムーズですね。
何度も落ちていると無理!?申し込みは毎回慎重に!
以上が『審査に通るために意識したい要素』ですが、いかがでしたか?まだ審査落ちを経験していないなら、今回書いたことを意識すれば、無駄な申し込みを避けられます。
ただ、問題は『すでに審査落ちを何度も経験している人』です。実はこうした人は『申し込みブラック』になっている可能性が高く、しばらくは申し込み自体を控えるべきでしょう。
(⇒申し込みブラックでも借入できる?)
融資審査に落ちるとそれが『信用情報機関』に記録され、他社に申し込んだ際にチェックされます。審査落ちが多いと「どんな場所でも落とされるくらい問題がある人」と断定され、それ自体がカードローンを作れない理由になるでしょう。
審査に通るためのコツを理解せず、闇雲に申し込みと審査落ちを繰り返せば、こうした事態に陥るのです。カードローンを作るなら、事前の情報収集も欠かせませんね。
なお、申し込みブラックの情報は半年ほどで消去されます。もしも審査落ちの回数が多いなら、半年後まで待つほうが無難でしょう。
【参考ページはこちら】
銀行の借入審査は厳しいの?