短期での借入といえばおそらく消費者金融をメインに考える人が多いと思います。ただ少しでも節約したいという人は消費者金融ではなく銀行からの借入を考える人もいるでしょう。
個人で銀行から短期間の借り入れをするというのは果たして可能なのでしょうか？住宅ローンや教育ローンなど、大型の長期借入が多い中、可能かどうかを見ていきましょう。
銀行からの短期間の借入はいったいなにがいいの？
銀行からの借入をしたいという人は多いです。だからこそ、銀行系カードローンというものが流行っているとも考えられます。
銀行系カードローンと銀行からの短期間の借入は少し違い、一般的にはフリーローンと言われるものになります。このフリーローンを使うと何がいいのでしょうか。
フリーローンを使う場合のメリットは下記のようなものがあります。
- 銀行を使っているという安心感
- 借入限度額が大きく、たくさんの借り入れが可能
- 借入金利が低く、返済負担がかなり楽になる
以上のような理由から、銀行からの短期間の借入を検討する人は多いのです。これらはすべて消費者金融と比較したものですが、多くの人が納得するところでしょう。
銀行からの借入、フリーローンのメリットは大きい！
フリーローンのメリットは銀行からの借入であり、大手であればあるほど「銀行だから安心」という安心感が大きいと言えるでしょう。やはり大手ほど安心できると考える人は多いものです。
また金利や限度額などは本当に低く、非常に使いやすいと言えるでしょう。金利で言えば一般的な消費者金融であれば18％が多い中、10％を切るものも多く、3％程度で借りられるものも多いものです。
（⇒カードローンの利息についておすすめ記事）
借入金額も多くは300万円、500万円は当たり前でさらに大きな金額を借りることも可能です。1000万円ほど借りることもできるほど、フリーローンは使いやすいものです。
メリットとしては圧倒的に銀行からの短期間の借入は有利であると言えるでしょう。
個人の短期間の借入を銀行が嫌う理由
圧倒的にメリットが大きい銀行からの借入ですが、このフリーローンを使う人というのはあまり多くはありません。昔からあるのにもかかわらず、です。
住宅ローンや教育ローンなどは使う人が多いのですが、どうして個人の鍛金感の借入を銀行のフリーローンで行う人は少ないのでしょうか。（こちらもご参考に→教育費を借入したい！）
それは銀行があまり個人向けに貸したがらない、嫌うという理由があります。どうして嫌うのか？といえば、それは貸した時のリスクが高いためです。
一般的に企業向けの融資をメインで行っている銀行ですが、メインで行っている銀行向け融資に比べると個人は破綻したり、支払不能になる可能性が高いのです。
企業なら稼いだり、資金をやりくりしたり、土地などの担保もあるために損をしにくいのですが、そこまでの信用がある個人はなかなかいないでしょう。だからこそフリーローンは厳しいのです。
企業をメインで見てきたからこそ銀行はどうしても厳しくなりがち、というわけです。
消費者金融は歴史的に最初から個人向けの借金だった
対して消費者金融というのは、銀行とは全く真逆で借金を個人がするために使うものだったのです。消費者金融はそもそもサラ金と言われていましたが、サラ金はサラリーマン金融の略です。
日本で最も働いている人が多いサラリーマンを対象にしているという点からも、個人向けの借金で借りやすいというのもわかるでしょう。
さらに街金という呼ばれ方がしていた時は街の金融屋さんという立ち位置だったので、主婦や学生なども借入をしていたのです。マンションや団地に訪問してくる業者もありました。
銀行が企業向けで個人に冷たい態度をとっていた中、消費者金融は逆に金利は高いけれども個人向けに貸出をしてきたという歴史があるのです。
銀行フリーローンが成功する人、失敗する人
審査が厳しく借りられない人も多い銀行のフリーローンですが、銀行のフリーローンが借りられる人と借りられない人というのはどういう違いがあるのでしょうか。
銀行が好む安定した職業と収入を持つ人は成功する
一番わかり易いものとしては、銀行が好む安定した職業と収入を持つ人は成功しやすいと言えるでしょう。銀行が好むのは2つです。公務員か大企業の正社員、この2つです。
銀行の短期間の借入が成功しやすいのはやはり収入が大きく、職業が安定しているという人が重宝されます。中小企業でも正社員で安定しているという人もいますが、銀行は下に見がちです。
日本の場合、公務員と大企業はかなり安定していて、クビになったりすることもよほどのことがなければ起こりません。しかも収入も大きいという特徴があります。
銀行はこの公務員や大企業の収入と職業としての安定感を好んでいる、というわけです。もし自分が大企業や公務員で働いているのであれば、銀行のフリーローンは検討に値するでしょう。
担保を持つ人は担保付きの借入を行うことが可能
もう一つ強いパターンとしては担保付きの借り入れを行うことができる場合です。担保付きということは動産ではなく、不動産担保で土地や建物を持っていることが必要です。
地主の方やマンションなどをたくさん持っている投資家の方であれば可能ですが、一般的には担保に出せるような土地や建物などはあまり持っている人はいないかと思います。
ですので使える人は少ないですが、担保付きでの借入・融資というのもできるのであれば銀行から借りるためには有利な方法でしょう。
やっぱり個人の借入なら消費者金融が一番気楽だ
銀行のフリーローンは使える人もいますし、個人で借入することもできないわけではありません。短期間の借入用の商品だってちゃんと用意されています。
しかし審査の面で言えば圧倒的に消費者金融や銀行系カードローンに比べると厳しいのです。だからほとんどの人は銀行から借りず、消費者金融を使っているのです。
最近は銀行系カードローンが増えてきましたが、消費者金融をメインで使っている人が多いことからも、気軽にパッと借入をしたいというのであれば消費者金融がオススメです。
（⇒オススメのカードローン会社を教えて！）
借入のスピーディーさもありますし、昔から歴史的に個人に向けて貸出をしていたということも大きな理由です。短期間の借入を使うなら圧倒的に楽なのです。
返済実績をつけても借り安くなるとは限らない
最後に消費者金融や銀行系カードローンといえば、返済実績をつけて行くことで借り入れをやりやすくなるという特徴があることを知っている人も多いともいます。
こういったことは残念ながら銀行のフリーローンや短期間での融資では、有利にならないとされています。消費者金融や銀行系カードローンとはちょっと違う評価をしているのです。
コツコツ返済をして条件を良くしていきたいという人が多いでしょうから、そういう人は絶対に消費者金融や銀行系カードローンの方が使いやすいといえるでしょう。
一般の個人が借りるのは銀行はハードル高すぎるでしょうから、銀行系カードローンか消費者金融を使うことをおすすめします。
【参考ページはこちら】
銀行借入時には口座を作らされる？
