借入のある場合のカード審査対策！気をつけたい４つのポイント

お金を借り始めると、つい２件、３件と借入先が増えてしまうものです。何とかしようと思っていても、出費が続くとそうはいきませんよね。

そこで他社から借入のある方向けに、審査対策として４つのポイントをご紹介しましょう。

ここで審査落ちしてしまうと、更に申込みにくくなってしまいます。できれば一発で審査通過できるよう、万全の態勢で臨んでください！

借入残高を把握しておくことが第一！審査前の基本！

まず大切なのは、自分の借入額をしっかり把握しておくことです。それも総量規制の対象になるものとそうでないもの、両方を把握しておくことがポイント。勘違いしていると審査に影響するので気をつけてください。

総量規制の対象となる借入

まず総量規制の対象となるものをご紹介しましょう。

• 消費者金融キャッシング
• クレジットカードのキャッシング

この合計額があなたの年収額の1/3以下であることが、消費者金融で申込める条件です。これを少しでも超えていれば、絶対に借りることはできません。こればっかりは、他の条件との兼ね合いで何とかなるものではないのです。
（⇒専業主婦が借りられないのも総量規制のせい？）

総量規制とは関係のない借入

次に総量規制の対象外なものが以下の通り。たとえ消費者金融からの借入でも、自動車ローンなら対象外です。

• 銀行からの借入（カードローン、目的ローン）
• 自動車ローン
• 住宅ローン
• クレジットカードのショッピング

但しこれらの返済が家計を圧迫していることは事実ですから、返済能力という点では確実にマイナスポイントにはなります。総量規制の合計額には含まれないという相違点はあっても、審査に全く影響しない訳ではないということだけは頭に入れておいて下さいね。

サイトの借入診断は要チェック！

他社からの借入について不安のある方は、申込む前にサイトの借入診断で、借入の可能性があるかどうかをチェックしておきましょう。

以下は、各会社の審査前診断の入力項目の一部【他社からの借入】についての設問です。これ以外に、年収や性別といった項目を入力して判定するようになっています。

プロミス以外は全て銀行カードローンですが、銀行の方がチェックが詳細ですね。消費者金融のプロミスは、「とにかく総量規制オーバーでなければいい」という感じのチェック内容になっています。
（⇒プロミスで借りたい方におすすめ記事）

ここで融資可能と判定されれば可決の可能性はありますが、本当に借りれるかどうかは実際に審査を受けてみないと分かりません。

借入先の選び方次第で何とかなる！？銀行や中堅がおススメ！

ではサイトの事前診断で「判断できない」判定された場合はどうすればいいのでしょうか？これは、ここでは借りれる可能性が低いということを意味しています。

しかし業者はまだ他にもあります。複数から借りている方でも、通りやすい会社を選べば審査に失敗することはありません。

銀行カードローンなら規制超えでも何とかなる？

消費者金融がだめでも、実は銀行カードローンなら審査に通るケースもあるんですよ。でも先程の事前診断では、銀行のチェック項目はかなり厳しかったはず。なぜ厳しいはずの銀行審査に通る可能性があるのでしょうか？

銀行や信金などの金融機関は総量規制の対象外ですので、実は「借入総額」については柔軟対応が期待できるのです。但しこれはあくまでもその方の返済能力次第なので、銀行なら借入残高が幾らあっても大丈夫という訳ではありません。

【銀行や信金などのカードローンでの審査ポイント】

• 他社の借入総額については柔軟対応が期待できる
• 他社の借入件数が多いのは問題（２件以内が理想）

事業主ローンなら総量規制超えもOK！

また借入残高が多い方でも、実は個人店主の方なら何とかなる場合もありあす。事業主向け融資が、実は総量規制の対象外だからです。こちらのローンなら、限度一杯の方でも申込みできますよ。

このように、各社に自営業者向けの商品があります。なお通常のカードローンからの借換えも可能なので、自営業の方が限度額を増やすには良い方法です。

中堅の消費者金融は柔軟対応が期待できる

どの方法も難しいという方にも、中堅の消費者金融で申込むという方法があります。ただし借入総額が、総量規制の上限を超えていないということが条件です。中堅業者であっても、貸付額が年収の三分の一までというのは絶対条件です。

大手、準大手に次ぐ中堅の消費者金融には以下のようなものがあります。

• フクホー
• ライフティ
• アロー

一般には馴染みのない社名ですが、創業は大手と変わらないものも多く、信頼度も高い会社ばかり。ここにあげたものは全て全国対応していますので、どこにお住まいの方でもネットから申込めます。

これ以外にも消費者金融は多数ありますが、契約や借入に来店が必要になるなど、中には地元の方しか申込めない会社も。一般に提出する書類も多いなど、大手とは勝手の違う部分もありますから、事前にサイトの説明をよく読むことが大切です。

過去の延滞を要チェック！記録が残っていると審査に落ちるかも

他社の借入の金額や件数も重要ですが、そこでの返済実績も要注意ポイントです。長い間カードローンを利用していれば、数日程度の延滞はよくあることかもしれません。でもこれがあなたの信用を一気に下げてしまうのです。

軽い延滞でも記録が残っている間は、審査には不利になってしまいます。そこで、同じことなら記録が消える時期を待って、信用情報がキレイになってから審査を受けるといった工夫も必要です。

軽い延滞はいつになったら記録が消える？

ブラックになると７年、５年と長期に渡って登録されてしまいますが、軽い延滞の場合はそこまで待つ必要はありません。

この記録は２４ヶ月分が表示される形式なので、最低でも２年待てば、返済状況は元通りキレイになります。但しその間、一度も滞納しないことが前提です。

もしも延滞した記憶があって、それが２年以内に起こったことだとしたら、審査に影響する可能性はあります。それも１度ならいいのですが、２４ヶ月のうち何度も延滞を繰り返していると、審査に通る可能性はかなり低くなってしまうでしょう。

家電ローンなどを延滞していませんか？

また自動車ローンや住宅ローン、大型家電のローンや携帯電話端末代金の延滞も、カードローンの審査には影響するので気をつけてください。このうちのどれかが今現在延滞中なら、まず審査には通りません。

つい延滞を放置して信用情報に登録されると、消えるまでの２年間、どこで借入を申込んでもこの延滞情報にアクセスされてしまいます。

なお賃貸住宅の滞納を気にする方がいますが、こちらは金融関連の信用情報とは全く無関係です。従って、お互いの延滞情報がやり取りされることはありませんのでご安心ください。

嘘は厳禁です！舐めちゃいけない信用情報機関の情報網

「他で借入があったってばれない」と言う方もいますが、それは一昔前までの話。そもそも総量規制は業者間の情報共有なくしては成り立ちませんから、法改正後の情報網はほぼ完璧！

消費者金融、信販会社、銀行など、どこで借りたってすぐに分かるようになっていますから、隠してもすぐにばれてしまいます。

冒頭で自分の借入状況を把握しておくことが第一だとご説明したのは、申込書で借入状況を申告する必要もあるからなのです。円単位まで正確でなくてもいいのですが、何十万円単位でサバを読めば審査に落ちる可能性もあります。

また件数が不正確なのはよくありません。クレジットカードのキャッシング利用額を申告しなかったり、金額が低いからといって借入先を勝手に省略するのもダメです。

信用情報機関に照会すれば、本人よりも正確に借入状況を把握できますから、嘘は絶対にバレますし、悪意がなくても査定に響くので気をつけましょう。

信用情報のネットワークは万全の態勢

最後に、現在の金融関連の信用情報がどれほど万全かをご紹介しておきましょう。

このように金融会社は３つの情報機関のいずれかに加盟していれば、個人の信用情報を洩れなく把握できることになるんですね。業種が違えば顧客がどこで借りているのかが分からなかったのは、完全に過去の話なのです。

【参考ページはこちら】
サラ金のカードローンって微妙？