急にお金が必要になった時、誰もが「借りる」ことを考えますよね。返済のことも考慮して、これくらいなら借りられるかな? と、具体的な金額を計算する人も多いでしょう。
では、そのお金をどこから借りますか? 今の時代、たくさんの金融機関があります。どうやって選べば良いのでしょう。特にお金のやりとりはデリケートですから、絶対に失敗したくありませんよね。
安心、安全に借りられる金融機関はどこでしょう。また、最善の選び方は? 焦って借りる前に、まずは様々な金融機関を比較し、検証してみましょう。
どこから借りる?金融機関の種類を把握!
まず、どこからお金を借りるかを決めるのが重要です。借りる先によって、借り方や金利、審査の仕方、いつから借りられるかなど、細かい違いがあります。
- 銀行
- 消費者金融
- 信販会社
お金を貸してくれる機関、会社と言うと、真っ先に思いつくのは銀行ではないでしょうか。小さな頃から身近にある存在ですから、何だかんだで一番に考えそうです。金融業の中ではトップの業種というプライドからか、手厚く丁寧なサービスを提供しています。
最近では次に多いのが、CMなどの効果で広く知られるようになった、消費者金融かもしれません。消費者金融は融資専門ですので、銀行とはまた違ったサービスが期待できます。
(⇒サラ金にも年齢制限はある?)
中には信販会社という人もいるかもしれません。とはいえ、こちらはショッピングクレジットがメインとなっていますので、現金がすぐに欲しい時にはあまり向きません。大きなお買い物をする時に利用すると良いということは覚えておきましょう。
大人気!低金利の銀行で借りるお得さ!
銀行にも様々な種類の商品があります。特に個人融資でよく使われるカードローンは種類が大変多く、ひとつの銀行だけで数種類あったりすることも。これでは中々選び切れません。
特に近年で注目したいのは、インターネット銀行(ネット銀行)の発達が目覚ましいことでしょう。ネットに慣れた世代の人には新たな選択肢が増えていて、迷ってしまうこともしばしばかもしれません。
長く営業を続けている銀行も、時代の波に乗り、次々とネット方面の事業を開発しています。今ではネット関連の商品がない銀行はないと言っても良いほどで、もはや常識と言っても過言ではないでしょう。
ネット銀行以外、ネット専門の融資商品を取り扱っていないわけではありません。むしろ今では顧客確保のため、オフラインでの商品提供よりも優遇し、かなりお得な面が増えているのです。これを見逃す手はありませんね。
ネット商品の特性とは?人件費節約が実現!
ネットのみで販売されているカードローン商品、個人融資商品の特徴として、金利が非常に低いという点が挙げられます。元々銀行の金利はとても低いのですが、それよりも更に低く設定してあることがほとんどです。
- 人件費を抑えられる
- 24時間受付可能
- 金利が低い
ネットで商品を展開すると、このようなメリットが生じます。人件費を抑えられるのは、窓口を必要としないからだと言えるでしょう。常に数人配置しなければいけない窓口対応をカットするだけで、その分の人件費が節約できます。
また、24時間受付ができるのもインターネットならでは。思い立った時にすぐに申し込みができたり、真夜中でも口座からお金を移して返済したりと、利用者側には便利な面がたくさんあります。
窓口商品ももちろん優秀!手厚いサービスは捨てられない
ネット商品は確かに便利ですが、窓口で販売されている昔ながらの商品も、忘れるわけにはいきません。銀行の窓口商品は、確かに合理的ではない時もありますが、ネットの無機的な一面とは違い、こまやかで、それぞれの事情に合わせた対応をしてくれます。
- 個人の事情を説明することができる
- 分からないことを直接、すぐに回答してもらえる
- 凡ミスによる書類不備などをチェックしてもらえる
申し込みや増額審査の時、書類を提出するのですが、窓口から行けばその時に最終チェックをしてもらうことができます。書類不備は審査に落ちる理由ですから、信用に傷をつけたくない人には嬉しいサービスでしょう。
このように、ネット商品でも窓口商品でも、銀行商品はそれぞれの魅力があります。どちらが自分にとってメリットが大きいのかを考え、申し込む商品を選ぶと良いですね。
群を抜いて便利!手軽に使える消費者金融!
お金を借りるということに特化しているのが、何といっても消費者金融です。特化しているだけあって専門的で、かつスピーディな審査が期待できます。実際、大手消費者金融のほとんどは、申し込みから審査、融資までを一日で終える「即日融資」を採用しています。
- 融資までが速い(最短即日)
- 自社ATMが全国各地にある
- 提携ATMも多い
全ての消費者金融ではありませんが、大手になると自社ATMを全国各地に設置しています。店舗に足を運ばなくても、専用ATMでお金を借りることができたり、返済も可能であるため、利便性がかなり高いと言えるでしょう。
キャッシングとカードローンの違いは?秘密は口座にあった!
消費者金融のCMを見ていると、キャッシングという言葉が出てきます。何の気なく「お金を借りること」という意味で使っている人も多いかもしれません。個人融資に関して、銀行はカードローン、消費者金融はキャッシングという言葉を使います。
金融機関 | 呼称 | 内容 |
---|---|---|
銀行 | カードローン | 口座に融資金が振り込まれる |
消費者金融 | キャッシング | 専用ATMから直接現金を受け取る |
口座を通すか通さないか、ということがキャッシングとカードローンの違いです。このひと手間があるかどうかで、人によっては面倒さが変わってくることでしょう。
スピーディにお金をすぐ手に入れたい人はキャッシングが便利です。消費者金融の利点は、こういった迅速性にもあると言えますね。
利便性と気になること、どっちを取るのか迷ったら
消費者金融はスピーディな融資が期待できるため、急いでいる時には最適だと言えます。専用ATMや提携ATMで、借入から返済まで、とにかく便利に済ませることができるのも魅力ですよね。
しかし、やはりどうしても気になってしまうのが、銀行と比較した時の金利の高さです。銀行の平均金利はおよそ1%台~15%前後、消費者金融の平均金利はおよそ15%~20%以内となっています。
比較してみると、やはり消費者金融の金利の高さが目につきますね。しかし、よく考えてみると、銀行では有り得ない審査の速さや利便性の高さの手数料として受け取ることも可能です。銀行と消費者金融、どちらが良いか、悪いかということは、一長一短というところでしょう。
両方使える?銀行と消費者金融の同時利用!
お金を借りることに慣れてくると、徐々に借り入れを増やす人も出て来ることでしょう。上手に利用しているのなら何の問題もありません。(こちらもご参考に→借入を増額することもできる?)
そのうちに、銀行と消費者金融を同時に利用することはできるのか、という疑問を持つかもしれません。確かに性質の違う金融機関ですし、何より、両方同時に使おうとすると審査に落とされる、という噂も耳にします。
結論から言ってしまえば、銀行と消費者金融の両方から、お金を借りることは可能です。ただし、それなりに気を付けることがあるのもまた事実です。
申し込むなら計画的に!今の借入額をチェック!
銀行も消費者金融も、申し込みの時に審査を行います。この審査に通過すれば融資を受けることができますが、通過するには最低限の審査項目を満たさなくてはいけません。
- 勤務先
- 勤続年数
- 収入
- 現在の借入額
この四つは特に重要視される項目です。特に収入・現在の借入額は、審査結果を左右すると言っても過言ではありません。
現在、他の金融機関から借り入れをしている人は、収入と借入額のバランスをチェックすることが重要です。あまりギリギリの金額ではなく、自分では少し余裕があるな、と思う程度が一番良いですよ。
総量規制に注意!消費者金融のルール
消費者金融は貸金業法という法律を守って経営されています。この貸金業法の中に「総量規制」という規則があるのをご存知ですか?
- 消費者金融などの貸金業から借りられる額は年収の三分の一まで
- 銀行は貸金業ではないので関係ない
銀行は関係のない法律ですが、しかし、消費者金融で総量規制ぎりぎりまで借り入れをしている段階で、銀行に新たな融資を申し込むことは得策とは言えません。
どうしても銀行にも申し込みたい時は、できるだけ消費者金融から借りているお金を返済してからにしましょう。完済しなくても、借入額を減らすだけで、審査での評価はだいぶ変わりますよ。
時代は変わる!銀行と消費者金融の提携商品!
銀行と消費者金融、メリットとデメリットを含め、お金を借りるならこの二つが便利ということはお分かり頂けたでしょうか。考えば考えるほど、この二つのメリットが合体すればいいのに…と思ってしまうかもしれません。
最近ではそんな希望をかなえるかのように、銀行と消費者金融の提携した商品が続々と提供されるようになっています。昔では考えられなかったことですね。
- 銀行の名前なので安心
- 消費者金融ならではの審査の速さ
- ATMの数が多いため借入・返済共に便利
銀行のブランド力と消費者金融のメリットに特化した経営で、提携商品は非常に大きな人気を集めています。メガバンクからも提供されている商品ですので、気になる人はぜひチェックしてみて下さいね。
あなたの条件をチェック!必ず見つかる賢い借り方
結局、どこから借りるかはあなた次第ということになります。しかし、お金を借りる時に代表的な金融機関である銀行、消費者金融の特徴を抑えておければ、よりお得な利用ができるでしょう。
また、借りるあなたがどんなサービスを金融機関に求めるかによって、選ぶ先は変わって来ます。
金融機関 | 審査 | 金利 | 総量規制 |
---|---|---|---|
銀行 | 遅め | 低い | 関係なし |
消費者金融 | 最短即日 | 高め | 関係あり |
この他にも、スタッフと綿密なやり取りが可能であった方が良いのか、店舗やATMが自宅、あるいは職場から近いことが重要であるのか、利用しているところを見られたくないから遠い方が良いのかなど、それぞれの事情をリストアップしてみると良いでしょう。
計画的な利用を!数社比較もしてみよう
銀行にせよ、消費者金融にせよ、一社だけではありません。ということは、提供されているサービスもひとつだけではありません。
たくさんの種類があるカードローンやキャッシングですが、妥協せず、自分に一番メリットがある商品を選ぶようにしましょう。計画的に利用するととても便利なものですから、ぜひひとつは持っておきたいものですね。
【参考ページはこちら】
即日で借りられる銀行系カードローンはここ!