企業の場合、お金を調達するのは基本的に融資がメインでしょう。銀行からの借入ということになりますが、これが断られた時というのはどうしたらいいのでしょうか。
これは個人でも同じで銀行のフリーローンが断られたらどうしたらいいのか、一つの解決策に消費者金融があります。銀行の借入を断られたら消費者金融を使ってもいいのでしょうか?
企業が銀行の借入を断られたら消費者金融がベスト?
まず企業のパターンについて考えてみましょう。企業が銀行から借入をする、融資を受けるというのはよくあるパターンです。日本の企業のほとんどが融資は受けています。
もちろん融資を受けられない、審査に落ちるということも多々あるわけですが、この融資を受けられずに審査に落ちてしまったら、借金できずに倒産する可能性も高くなります。
ですので多くの企業はかなりここから頑張ります。例えば自分のお金を会社に使うであるとか、従業員を解雇して費用を抑えると言った方法をとるでしょう。
もちろんつなぎで融資できればお金が入ってくるという場合には、消費者金融を使う場合もあります。銀行からの借入が断られても消費者金融が使えないということはないのです。
もし支払いを終えた後に数日でお金が入ってくるというのであれば消費者金融を使うという方法も、悪くはないでしょう。
企業の場合も返済できるアテがなければ借りられない
企業の場合も借金をするとなると、返済するアテが必要になります。いわゆる返済可能性があるかどうかという点です。これは個人と同じように見られています。
もちろん企業融資の場合と個人の借り入れとは同じ評価方法ではありませんが、やはり返済できるかどうかが焦点です。返済が難しいとなると一気に元金も合わせて一括返済を迫るのが銀行です。
消費者金融も返済可能性は見ていますが、どちらかと言うと銀行よりはゆるく見ていますので、借りられる可能性は高いでしょう。借りられる金額や金利は銀行よりだいぶ劣るという点はありますが。
ですので企業であってもやはり適当に借入をするのではなく「この時に入金があって返済できるから」という計画的な借入でなければ難しいと思っておいてください。
個人が銀行の借入を断られたらどうすべきか
さて次に個人についてです。個人の場合は銀行の借入はフリーローンや教育ローンといったものがメインになるでしょう。ここでは最も多いフリーローンを考えてみたいと思います。
フリーローン自体は借入できないことはありません。公務員や大企業で勤めている人ならば借入をしやすいでしょう。しかし消費者金融などに比べると審査は厳しいものです。
金利も低く、借入金額も大きいためにフリーローンは人気で申し込みをする人も多いかと思います。それでも通らない人も多いでしょう。その後に消費者金融を使うのは問題ありません。
銀行のフリーローンがダメで、銀行系カードローンならOKということもありますし、クレジットカードからのキャッシングならOKということもあります。利用方法はたくさんあります。
銀行からの借入がダメでも、他の方法があるので諦めなくていいでしょう。
個人が借入に使うための方法とその難易度について
ちなみに個人が借入を使うための方法は下記のようなものがあります。そして上から順に借り入れの審査が厳しくなっていると考えてもらっていいでしょう。
- 銀行のフリーローン
- 銀行系カードローン
- 消費者金融
- クレジットカードキャッシング
このような方法があります。一つの方法がダメだったからといって、個人の借り入れは全部がダメというわけではありません。他の方法もためしてみることをおすすめします。
この辺も参考にしつつ、審査に通らなかった業者からランクを下げて借り入れを行うのがいいでしょう。できれば金利が低いもの、信用できる業者から先に受けていくのがおすすめです。
消費者金融も使う前には期間を空けておいたほうがいい
個人でも会社でも、借入申込をした後は審査に通っても通らなくても間を空けたほうがいいでしょう。審査に通ってももう一つ借りたいという人もいるでしょうし、通らないと申し込みたくもなります。
仮に銀行の借入を断られたけど、消費者金融なら大丈夫と思って借りても期間を空けていないと審査に通らないことがよくあります。これはルール上の問題です。
つまりルールとして「連続して申し込みをする人は通さない」というようなルールを適用している業者がほとんどなのです。これがいわゆる申し込みブラックというものです。
申し込みブラックになるとおおよそ半年間は申し込みをすることを辞めないといけません。増額申請でも同じですので注意してください。気軽に申し込みしないほうがいいでしょう。
そもそもこの申し込みブラックになれば半年は借りられないのですから、待つしかないのです。ずっとその間も「いつかは通るかも…」と連続して申し込みをしても無意味なのです。
申し込みブラックにならないためには2社までにすべし
申し込みブラックは同時や連続であまりにも多くの業者に申し込みをすると怒るわけですが、では2社ではどうなのか?というと2社程度までなら問題はないと言われています。
つまり銀行の借入を断られたとした場合、その後に消費者金融をすぐに借入申込をしても問題はないのです。これは1社目がどこかの銀行、そして2社目が消費者金融の場合です。
これが例えば消費者金融を同時に2社申し込みするとか、銀行へのフリーローンの申し込みが大手3社に申し込んだとした場合は、その時点で申込ブラックになってしまうでしょう。
ですので2社というのがキーポイントと思ってください。2社まで、3社以上は問題と覚えておいてください。
最初から無理せず自分にあった金融機関を選ぼう
銀行の借入を断られた時には消費者金融やクレジットカードのキャッシングなどもありますから、絶対に借金ができなくなるということはまずありません。
それは大丈夫なのですが、重要な事は「自分にあった無理のないレベルの金融機関を使う」ということです。無理をしても審査に通らないのですからやめておくべきでしょう。
例えば年収200万円の人が、クレジットカードのゴールドカードやプラチナカードを持てるか?といえば、まずそれはできないのはみなさんもお分かりのとおりです。それと同じなのです。
自分の収入が多ければ銀行のフリーローンを使ってもいいでしょうけれども、自分の収入が少ない人がフリーローンを使ってもそれは審査に通らないでしょう。
ですから審査にここなら通るだろうというところからチャレンジするのが一番です。もちろん誰もが街金・サラ金を使ったほうがいいというわけではなく、銀行系カードローンから始まる人もいるでしょう。
そういった自分自身をよく考えたうえで使うことで、申し込みブラックも防ぐことができるし、借り入れできる確率も上げることができるのです。
企業も小規模ならば銀行よりもビジネスローンを
企業イコール銀行というようにお金を借りるときに思いがちかとは思いますが、企業だったら銀行というのも少し古い考えと言えるでしょう。
ビジネスローンは小口で少しずつ借りることができる、消費者金融などと同じように使える便利なローンです。最近は取り扱う業者が増えていますし、ぜひ検討してみたほうがいいでしょう。
小規模な零細企業やフリーランスが銀行から借入をする必要なんてないのです。無理のないレベルでやっていくことがオススメできます。
【参考ページはこちら】
借り入れ中のローン審査は困難?