銀行からの借入というと、誰もが安心して審査を受けられるわけではありません。
審査に通らないかも!と思っている人の場合、銀行カードローン審査を申込むのが億劫という人もいるでしょう。
ですが、今では仮審査サービスが用意されているので、そのような申込も気楽に行えます。
銀行で用意されている仮審査について、今回はどのような理由で良く利用されているのか?、どのような人が良く利用しているのか?を徹底的に検証していきます。
どんなサービス内容?銀行で行われている仮審査
銀行の借入では、仮審査サービスに対応しています。
仮審査を申込むと以下のような目的を果たすことができます。
- 借入の可能・不可能を判定
- 借入限度額の確認
カードローンというのは、利用に慣れている人であれば新規の契約もあまり怖くありません。
ですが、カードローンに慣れていない人にとっては、「本当に審査に通るのか?」という不安を抱えている人が多いため、結構怖いものだと思われているところがあります。
仮審査を受けておくと、そのような借入の不安を払拭することができるため、近年では男女ともに利用者が多い状況となっています。
また、仮審査は「何度でも受けられる」という強みがあります。
そのため、複数の銀行やサラリーマン金融で審査を受けたい場合、借入においては「マナー」として知られている対応でもあるのです。
金融業者にとっても、仮審査であれば審査時間はそれほどかかりません。
つまり、本審査よりも仮審査を積極的に利用してくれる方が、金融業者にとってもありがたいことなのです。
仮審査で通っても本審査で通らないことはある!
仮審査はあくまでも仮審査です。
なので、仮審査に通ったからといって本審査に通らないこともあります。
以下のように、本審査では「仮審査より厳しい審査」が行われているので、本審査で審査落ちになる人は少なくありません。
- 年収
- 職業
- 借入状況
大手サラリーマン金融でも、「契約されている人の割合は6割程度」と言われています。
審査が甘いサラリーマン金融でも、銀行と同じように本審査では結構な数で審査落ちが見当たる状況なのです。
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仮審査の場合、スムーズに審査に通ることが多いです。
しかし、以下の点で問題なければ仮審査に通る割合が高いため、それほど仮審査の審査結果を頼りにしすぎるのは良くありません。
- 基準を満たす年収
- 基準を満たす借入状況
「基準を満たす」というのは、年収の場合では「100万円以上」か、もしくは「安定継続した収入」であれば問題ありません。
借入状況の場合、「返済などで問題を起こしていない」状況であれば、特に問題はないと判断されます。
サラリーマン金融の場合、審査が甘い業者であれば仮審査後に本審査も通過できることが多いでしょう。
ですが、銀行の場合は本審査で厳しい審査を行っているため、「年収が100万円以上、もしくは200万円以上」に該当しない場合、審査落ちとなってしまうのです。
年収は無関係!?年収をベースに借入を行わないほうが良い
年収というと、仮審査でも評価されると思ってしまうものです。
ですが、年収が「300万円、500万円」という大きな差であっても、実はそれほど高い評価を受けられるわけではありません。
年収300万円の人が、50万円以上の仮審査で通った場合でも、500万円の人が落ちる可能性はあります。
例えば、以下のような状況に陥っている場合、正当な評価を受けられない可能性もあるのです。
- 返済で遅延している
- 新規の借入が目立つ
仮審査は簡単な審査のみ行っているのですが、それでも借入状況は他社も含めて確認が行われます。
つまり、「新規の借入、返済の遅延」が目立つ場合、10万円以内の小さな借入であっても審査に通る可能性は高くないでしょう。
返済トラブルが見られる場合、新規でローンを組まれても「ローン返済に用いるのではないか?」と判断されるためです。
他にも、「借金を急いでいる(審査結果を何度もメールなどで聞いてくる)」場合は、年収に余裕がある人でも審査に落ちることはあります。
年収が高ければ昔のように高評価になる・・・という時代ではないのです。
返済は正確に行い、頻繁にローン申込をしないように注意しましょう。
このような対応はカードローンだけでなく、キャッシングローン、クレジットカード利用でも必ず確認されるようになっています。
こんな時にも便利!仮審査を申込む人の割合
仮審査を申込んでいる人というのは、銀行やサラリーマン金融でも多くいます。
なぜ、これほど多くの人が仮審査を受けているのか?というと、以下のような理由があるため仮審査は便利だと判断されています。
- 審査時間の短縮につながる
- 大型ローンの借入判定が行える
審査時間の短縮というのは、「本審査の審査時間を短縮できる」という意味です。
仮審査を先に申込んでおくと、本審査で行う予定の審査部分も判定のために審査が行われます。
つまり、仮審査通過後に本審査を申込んだ場合、その審査部分が除外された状態で審査を進められるのです。
元々の審査時間が60分であった場合、30分程度まで短縮できることもあるので、仮審査サービスは人気が高いのです。
後、審査が厳しい大型ローンも仮審査に対応しています。
銀行で用意されているフリーローン、高額のクレジットカードなどが大型ローンに該当します。
仮審査を受けておくと、このような大型ローンを組めるのかどうかもわかりますので、収入に自信がある人からも仮審査サービスは評価されているのです。
なにも収入に自信がない人ばかりが、仮審査サービスを利用しているわけではありません。
審査前の確認も大事!本審査で落ちてしまう意外な理由
カードローン審査というのは、「ナマモノ」に等しい要素も多く存在します。
例えば、審査を受ける者として最低限のマナーを守れないと審査に通ることはありません。
最低限のマナーというのは、以下のようなマナーのことを主に言います。
- 適度な借入希望額で申込んでいる
- 短期間で借入件数が増えていない
- 情報の不備が見当たらない
これらのマナーは仮審査時も見られているのです。
適度な借入希望額の場合、「初めての借入では30万円以内」を想定しておくと良いでしょう。
銀行カードローンなどでは、「50万円以上にも対応!」という広告も見当たりますが、30万円以上から仮審査でも審査が厳しくなる・・・と理解しておきましょう。
次に短期間の連続した借入もマナー不足と判断されます。
借入に関する審査は「1週間程度の空きを作ってから」が好ましいので、A社で申込をして落ちた場合にB社で申込を行う場合は、1週間~2週間は空けて申込を行うようにしてください。
最後に情報の不備もいけません。
情報の不備が多く見当たる場合、収入や借入状況に問題がなくても審査に通ることはないでしょう。
偽りの情報、もしくは記入すべき欄が無記入となっている場合を情報の不備と言います。
このような情報が見当たる場合、業者から指摘されることもあるのですが、仮審査のような簡易的な対応では審査に落ちることもあるのです。
仮審査の前にチェック!審査拒否される人はこんな人
仮審査以前の問題ですが、審査というのは「必ず対応する」ことが義務付けられているわけではありません。
カードローン審査において顕著なのですが、仮審査の時点で審査拒否されてしまう人もいます。
以下のような人物の場合、大手の銀行やサラリーマン金融では審査を行ってもらえない可能性が高いでしょう。
- ブラックの人
- 過去に金融業者との間でトラブルを起こした人
ブラックとは、自己破産者や多重債務者として登録されている人のことを言います。
これらの情報は、業者や専門機関のデータベースに登録されてしまうため、嘘の情報で審査申込を行ってもバレるようになっています。
ブラックの人がリストアップされているものを「ブラックリスト」と言うのですが、ブラックリストに登録されている人物ではローン審査を受けることができません。
ブラックとして登録されている情報が「解除」とならない限り、金融業者では審査拒否されてしまうのです。
過去に金融業者との間で、返済義務を怠った人もブラックの人と同じ扱いを受けます。
返済義務を怠った人の場合、ブラックの人のように「解除されることがない」ため、過去に利用していた業者ではお金の借入が不可能となってしまうのです。
その他の審査拒否!ネットの噂について徹底解明
審査拒否についてですが、カードローン審査だけでも結構なパターンで審査拒否が存在します。
以下のようなパターンが存在するのですが、返済能力が認められない人は融資を受けられないと理解しておいたほうが良いでしょう。
- 借入件数が多過ぎる
- 借入総額が多過ぎる
このような問題を抱えている人は、仮審査でも審査に通ることがありません。
現段階で「返済が困難」と判断されると、年収が多い人であっても審査に通ることはないのです。
借入件数の場合、「3件以内」で借入件数をまとめておいたほうが無難です。
銀行の場合、ローン件数が3件を超えていると、借入そのものに何かしらの制限がかかるようにもなっているので、ローン件数が少ないほうが借入の自由度が良くなります。
借入総額も重要!生活で必要なローンのみ甘い判定が多い
借入総額の場合、「100万円以内」で借入を行っているかどうかで判定される場合が多いです。
年収が多い人ほどローンには余裕が生まれる・・・とされていますが、実際はそれほど大きな借入は認められていないのです。
ただ、以下のような目的の借金であれば、それほど審査に影響はあたえないとされてもいます。
- 住宅ローン
- 不動産ローン
- 自動車ローン
「生活に必要なローン」に関しては、審査においても甘い判定を行ってくれるため、すでに自動車ローンを組まれていても、カードローン審査に通る可能性は高い場合が多いです。
それと、ローン件数やローン総額が多い場合ですが、「銀行ではまとめられる可能性が高い」ことも覚えておきましょう。
複数のローンを統合することを「おまとめローン」と言います。
複数のローンをまとめることをおまとめローンと言い、1件のローンを別の業者で契約し直すことを借換ローンと言います。
おまとめローンは、銀行のほうがサラリーマン金融より金利が低く設定されるため、サラリーマン金融から銀行にローンを統合している人も多いです。
おまとめローンは、以下の点で通常のローン審査より厳しくなっていますが、その代わり「100万円以上のローンでも対応可能」という魅力があります。
- 審査に時間がかかる
- 提出が求められる書類が多い
- 職業で審査落ちする人が多い(※)
- 仮審査に対応してない場合が多い
※自営業主、主婦、学生、無職の利用は認められない場合のほうが多い
本審査通過後に落ちる!?審査上で必須となっている対応
カードローン審査は、必ず「在籍確認」を行ってから契約へ移行するようになっています。
在籍確認というのは本人確認と言われていた、本人に対して連絡が行えるか?というテストのことです。
在籍確認では以下の対応が求められますので、この時に電話に出られない人は審査で落ちてしまう可能性が高まってしまいます。
- 申込の勤務先で電話対応
- 申込の連絡先で電話対応
在籍確認は仮審査を前もって申込まれていても、必ず本審査で対応する必要が出てきます。
また、以下のような対応を試みることで、在籍確認を不要、もしくは在籍確認の時間を短縮することが可能です。
- サラリーマン金融で在籍確認の相談を行う
- 在籍確認を会社の人に知られたくないと伝える
在籍確認そのものを不要とするのは、「サラリーマン金融だけ」のサービスです。
銀行では対応していないサービスなので注意してください。
サラリーマン金融内では、「プロミス、アイフル」で良く対応してもらえるサービスです。
ただ、借入状況が好ましくない人や、転勤・引越しが目立つ人の場合は相談に乗ってもらえないこともあります。
職業も重要!属性が低いと仮審査でも落ちてしまう
仮審査では通ったのに本審査では落ちてしまうという人は、以下のような可能性も含めて審査落ちしている可能性が考えられます。
- 職業に問題がある
- 勤続年数に問題がある
上記のような問題を属性上の問題と言うのですが、このような問題で審査落ちされても業者は教えてくれません。
現在のローン審査は、スコアリング審査という点数の加算・減算で審査が進んでいきます。
加算・減算の対象となるものが属性です。属性は申込者本人の「年収・仕事先・職業・勤続年数・借入状況」などが含まれ、これらの判定後に審査の可否が判定されます。
つまり、属性が低いというのは「減点対象が多い」という意味に相当するのです。
職業に問題がある人の場合、「夜専門のお仕事」をされていると銀行では減点対象として判断されます。
夜専門のお仕事のように「離職率が高い」仕事では、あまり高い評価を得られません。
具体的な職業では、以下のような職業の場合だと仮審査の時点で審査落ちとなりやすいです。
- 風俗
- 漁師
- 兼業農家
- タクシー運転手
- シフトが夜限定の職業全般
勤続年数は「半年以上の勤続が必須」とされていますが、勤続年数が1年以上の場合は高い評価につながることもあります。
便利な借入の簡易診断!時間の無駄も省ける
仮審査より無駄な時間を使わずに、カードローン審査の判定を行う方法ですが、実は銀行やサラリーマン金融で「簡易診断」というものが行っています。
簡易診断は2・3分で判定が行われるシミュレーターなのですが、銀行やサラリーマン金融のホームページでは、トップページに設置されている場合が多いです。
簡易診断を用いると、主に以下のようなことが判定されるようになっています。
- 借入の可否を判定
- 借入限度額の判定
簡易診断と仮審査の判定部分はほとんど同じです。
ただ、簡易診断はそれほど信用できない判定システムとなっているので、現在の借入状況でも「まだ借りられるか?」の判定に用いましょう。
また、簡易診断は仮審査のように「本審査の審査時間を短縮できる」わけではありません。
その点も考慮して簡易診断を用いたほうが賢明です。
無職でも仮審査!?テクニック次第で無職も借りられる
仮審査、本審査でもそうですが、「収入がない人」は銀行やサラリーマン金融で借入を行うことはできません。
周知の事実かも知れませんが、実は収入がない人でも仮審査を通過し、本審査も通過するというテクニックは存在します。
以下のような対応で、無職の人もカードローン契約が可能となります。
- 派遣登録を済ませローン審査に申込む
- 配偶者貸付でローン審査を申込む
派遣登録というのは、派遣登録が完了した時点で「社員」として登録されます。
仕事をしなければ無職というイメージがありますが、将来的に「仕事をする見込みがある」ようであれば、無収入に等しい場合でも就職されている人物と見なされるのです。
ただ、このような対応をされていても、派遣会社によっては在籍確認時に対応してくれないこともあります。
複数の派遣会社で登録し、日をおいてからカードローン申込をされると良いでしょう。
次に配偶者貸付ですが、配偶者貸付というのは以下のような内容となっています。
銀行も対応している貸付サービスなので、配偶者に収入がある場合は無職の人(主婦に該当する人)も借入を行うことが可能です。
配偶者が、ローン返済を代わって行う貸付を配偶者貸付と言います。
銀行やサラリーマン金融では担保・保証人ありの融資を認めていませんが、結婚されている人であればこのような制度を利用して、借入を継続的に行うことが可能となっているのです。
増額審査も検討に入れる!仮審査時に聞いておくことが大事
仮審査の時点で、契約後の増額について質問しておくことも可能です。
現代において「50万円以上の借入」というのは、年収にもよりますが簡単に審査通過しないという難題がございます。(こちらもご参考に→モビットで借入額を上げるポイントは?)
ですが、仮審査時から相談されていると、銀行やサラリーマン金融ではスムーズに対応してくれることが多いのです。
以下の条件を守るようにするだけで、最初は10万円から借入がスタートしたとしても、最終的には50万円以上借りられる可能性が高まります。
- 増額審査の相談を行っておく
- 大きな借入を申込まない
- 借入件数が3件以内
大きな借入についてですが、「30万円以上、50万円以上」のどちらかで審査が厳しくなると覚えておいてください。
現代では、借入の大きさというのはあまり評価の対象とはなっていません。
つまり、増額審査のチャンスをものにして大きく借りたい・・・のであれば、最初は「10万円以内」の借入でも問題ないのです。
重要なのは「返済を安定して行えるか?」となります。
こちらを理解し長期的(半年以上)な利用をされていると、業者側から増額融資の勧誘(連絡)が行われるようになり、想定以上の融資を受けられることまであるのです。
【参考ページはこちら】
銀行カードローンの借入条件や金利を教えて!