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見落としがち!初めての借入で審査に通らない人の共通点を解説!

銀行でお金を初めて借りる人は、収入に自信がある人が多いです。インターネットが発達した現代では、行き当たりばったりで銀行にお金を借りに行く人は少なく、誰でも比較的簡単に借り入れについて調べることが出来るようになったためです。

しかし、銀行の借り入れは、収入に問題がなくても、審査で落とされてしまう人が一定数存在します。初めて借り入れする人ほど該当するものであり、「そんなことまで影響するの?」と驚くような審査によるものです。

ここでは、銀行に初めて借り入れを申し込む人が当てはまりやすい審査の減点要素を解説していきます。知っていれば回避できるものもあるので、是非理解してください。

こんな人は要注意!初めての銀行借入で落とされやすい人の特徴

銀行の借り入れ審査では、普段は全く意識しないようなことまでチェックされ、審査の対象になることがあります。借り入れ自体をしたことがない人は、審査というものが何を調べるのかを知らないので、ここで最低限のことを知っておきましょう。

初めて借り入れ審査を受けようとしたの人の場合、銀行審査で落とされやすい特徴は、大きく分けて3つあります。

  • 返済能力で基準を満たせなかった
  • 借入希望額と債務実績の釣り合いが取れてない
  • 契約書類の不備があった

大体どの人も、この内のいずれかのケースによって分類されます。特に一番多いのが、ふたつ目の借入希望額と返済実績の不釣り合いさです。銀行借り入れを初めてする場合、いきなり数百万円単位で借りることが出来るのは、一部の長期ローンだけだと考えてください。

通常のカードローンでそれだけの金額を借りるのは極めて難しく、希望を伝えたところで、限度額を低く設定されるか、最悪審査で弾かれるだけです。今まで一度も借り入れをしていない人に対しての銀行評価は、0ではなくマイナスだということを知らない人が多いために起こることです。これに関しては後述します。

初めての銀行借り入れで落とされやすい人の共通した特徴は、「自分はこれまで一度も問題を起こしていないんだから、借り入れなんで楽勝だろう」と甘く考えている人です。

銀行の審査は厳しいって本当?非常に多い審査項目の内訳

これから銀行でお金を借りようとしている人に、ぜひ知っておいてもらいたい点がもう一つあります。それが、銀行借り入れにおける審査項目の多さです。

例えば、これが大手の消費者金融の場合、本審査の時にチェックされる項目はせいぜい5個ぐらいです。簡単な例を挙げると、収入、過去の事故情報の有無、他社からの借り入れ、本人証明、在籍確認と言った程度です。

しかし、銀行の借り入れ審査は訳が違います。上述した消費者金融でも審査は勿論ですが、それに加えて、契約者の職業形態、勤続年数、既婚者か否か、住宅情報といったことまで事細かに審査されて、最終的な判断に関わってきます。

こうした審査があるおかげで、借り入れの時に低い金利で利用することが出来るのですが、とにかく審査の内容が厳しいので、それを心に留めておきましょう。
(⇒キャッシングの審査基準って?

借り入れの是非に特に関わってくる審査項目は何?

借り入れの審査の時に、特に重要になる項目は、勤続年数と他社からの借り入れです。意外と軽視されやすい両者ですが、この2つがしっかりしていると、ある程度の収入やその他のマイナス評価をカバーすることが出来ます。

勤続年数で理想的なのは、一つの職場に5年以上勤めていること、最低でも2年以上の経験はほしいです。逆に現在の職場でも勤続年数が1年未満だと、「現在の収入は不安定」という判断を下されてしまいます。(公務員は例外)

他社からの借り入れは、とにかく少ないほうがいいという一点のみです。理想は他のどこからも借り入れしていない状態であり、4社以上の借り入れは絶対に避けたほうがいいでしょう。銀行に借り入れを申し込んだその時点で、他の消費者金融や銀行4社以上から借り入れしている事実があると、新規の借り入れはまず不可能です。

銀行審査における収入額の重要比率はどれくらいなの?

銀行の審査は収入が安定していることは前提として、その額も重要な要素になります。消費者金融で借り入れをするときには、総量規制という制度があり、これによって自身の年収の3分の1以上の借り入れはできないように制限されます。

総量規制は、全ての消費者金融の借り入れをまとめた債務額がその対象になりますが、銀行からの借り入れは、その総量規制の対象にはなりません。要するに、いくら消費者金融で借金をしていようが、法的には銀行の新規借り入れには影響しないのです。

年収に関わらず借り入れ出来る金額の限度とは?

他の貸金業者からの借り入れが、銀行と無関係かというと、そんなことはありません。確かに法的な制限は受けませんが、他の貸金業者から多大な借金がある場合、その事実は信用情報機関に記録されるため、銀行の審査で考査対象になります。

いくら総量規制の影響では無関係と言っても、銀行としては借金まみれの契約者と債務契約は結びたくないのは当然でしょう。そこで重要になってくるのが、収入の額なのです。

他の金融業者から借り入れを一切していない場合、銀行の借り入れが出来るのは、年収の5割が最大と言われています。そうは言っても、5割まで借り入れ出来る例は非常に稀であり、大抵は、やはり年収の3割前後が上限の相場になっています。

おおまかな目安として、安定した継続的な収入である場合、年収300万円程度の場合は100万円まで借り入れ出来ることが多く、以後年収が50万円上がるごとに、借り入れ出来る金額上限が20万円ずつ上がっていくぐらいが概算数値となります。

この基準値は、あくまで「審査で最高評価を得られた場合」です。実際には幾つかの減点を受け、利用限度額はこれより若干少なくなると考えたほうがいいでしょう。

初めての借り入れはそれだけで減点対象!その意外な理由とは

今回は、初めて借り入れをする人向けの解説としているので、これからの内容は必ず知っておいてもらわなくてはいけないものです。銀行の借り入れは勿論、過去にこうした債務契約や、クレジットカードなどの分割決済を一切していない人のことを「スーパーホワイト」と言います。

このスーパーホワイトは、特に信用情報機関に記載されている内容ではなく、あくまで貸金業会の通称です。一度でも債務契約を完了すれば、この状態ではなくなるのですが、この状態の人は、最初の契約の際に審査で大きく減点されてしまいます。

ホワイトというと、なんとなく潔白のようなイメージがあり、マイナス評価を受けるような名前に見えない上、過去に一度も金融事故を起こしていないため、意外と知られていないのですが、貸金業者からすると「契約の実績が真っ白」という意味なのです。

わかりやすい例を上げると、企業が人を雇う時に応募者の履歴書を見せてもらったときに、その人の職歴が何も書かれていない真っ白だったようなものです。それを見て安心する企業担当者は居ないでしょう。多くは、「この人は本当に大丈夫か?」と疑問を抱くのと同じ理屈です。

スーパーホワイトで申し込むとどのくらい限度額が減るの?

スーパーホワイトの状態のまま銀行の借り入れを申し込んだ場合、収入と在籍確認が問題なければ、これだけの理由で審査に断られることは滅多にありませんが、借り入れ限度額はかなり低く見積もられる可能性があります。

最初から借り入れ希望額が非常に小さい場合(年収の1割以下)は、減額されることはまずありませんが、これを超える希望額の場合、最高でも年収の2割程度まで引き下げられることが多くなります。例を挙げると、年収300万円で100万円の借り入れを希望しても、60万円までしか借りられなくなるようなケースです。

このスーパーホワイトの状態は、クレジットカードの分割払いなどをすれば、無くすことが出来ますし、1回でも借り入れと返済の契約を完了すれば、債務実績として記録され、スーパーホワイトではなくなります。

本格的な債務契約を結ぶ前に、審査で限度額を下げられないように、わざと事前に小さな借り入れ契約を果たしておくのも一つの手です。

コレだけをやろう!銀行審査に通るためにあらかじめ出来ること!

最後に、銀行審査で落とされないように、自分でできる簡単なことを紹介しておきます。まずは、書類の不備を無くすことです。銀行審査で求められるのは、本人確認書類と所得証明書類ですが、この2つを正確に揃えることが基本中の基本です。

本人確認書類は、運転免許証が最も確実、無ければパスポートか国民健康保険証です。それも用意できなければ、住民票と公共料金の領収書のセットです。

所得証明書は、給与明細表か源泉徴収書が必要になります。自営業者などの場合、確定申告書か自社の収支報告書が求められます。収支報告書ですが、出来れば過去3年間のもの、事業立ち上げから3年以内であれば、その期間のものが必要になります。

書類を揃えたら、自分の返済能力であれば、いくらぐらいまで借り入れが出来るのかを自己評価しましょう。自己評価と言っても、初めての借り入れで専門的な評価は必要ありません。第一、そんな複雑なことは出来ませんし、おおよその考え方を知っておけば十分です。

自分の月給を基本として、12倍で年収(ボーナスは返済能力には含みません)を概算で出し、最初の借り入れでは、その年収額の20%程度が限度額の基準になります。それ以上の借り入れを望むのであれば、銀行ではなく消費者金融を併用することを考えましょう。

【参考ページはこちら】
お金を借りるならどこがいい?借入先の選び方

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