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よく解らない借入の利息計算…他社との比較と見直し

充分な時間があって各社のカードローンやフリーローンを比較できた人は勿論、急ぎの借入で比較している余裕がなかった人も「よりお得な借入への比較や見直し」はしっかりと考えることをおすすめします。

「比較なんて、ただ金利の数字が小さい方を選ぶだけじゃないの?」と考えている方。半分は正解ですが半分は間違いです。(こちらもご参考に→期間が長くなれば借り入れ利率は下がる?)やはり借入はきちんとした返済計画をたてて、「返済にいくらかかるんだろう」と関心を持つことが大事です。他人事ではなく、自分の大切なお金ですから、「まあ、こんなもんだ」程度の認識はしないようにしたいものです。

基本的な利息計算はできますか?

まず、基本的な利息の計算はできるでしょうか?物凄く難しいことのように捉えている人も少なくないでしょうが、実は、小学校で習う算数の範囲で計算ができてしまうものなんです。使うのは四則演算(+、-、×、÷)と小数点の取扱いだけ。微分積分だの因数分解だのといった難しい算術は必要ありません。

基本の計算式を覚えよう!

比較検討する前に、基本的な利息の計算方法(計算式)を知らなければいけませんよね。では、難しそうで実はとっても簡単な「基本的な利息の計算方法」をご紹介します。

【30日間の利息計算方法】
(借入残高)×金利(年利)×30(日)÷365(日)

どうですか?パッと見ただけでも「え?これだけ?」と思えることができたでしょうか。使っているのは掛け算と割り算だけ。あとは小数点の計算です。

(金利)は、ほぼ全てにおいて「年利」表示をしています。年18.0%とか、年14.6%とかは、『1年間借りたときの利息』です。しかし、実際は30日あるいは35日単位での返済が行なわれるため、後ろにある(30÷365)で日割り(30日)計算しているわけです。なので、35日おきなら30が35に変わります。

利息計算で面倒なこと

「なんだ、そんなに簡単なのか」というくらい、基本的な計算方法は単純です。が、これを完済するまで計算していくのは面倒な作業になります。1回や2回といった短期間の返済なら面倒でもありませんが、30万、50万、100万と借入額が多くなれば、返済も何十回とかかることになり、その何十回分を手計算するのは大変なこととなるでしょう。

しかし、やらねば利息は算出できません。ここでは「電卓で手計算する場合」と「Excelを使った利息計算表の作り方」の2つをご紹介します。基本はあくまでも上に書いた計算式ですから、どちらも難しいものではありませんので安心してください。
(⇒キャッシング利息についてもっと詳しく

目で見て解る比較表を作ろう!

百聞は一見に如かずと言いますし、早速実際にやってみましょう。まずはお手元にノートと鉛筆、そして電卓をご用意ください。電卓は携帯やスマホにもついているでしょうから、それがあれば充分です。

電卓を使った利息計算表の作り方

では、ノートに次のような表を作ってください。縦罫線を引き、1行目に項目名を記入しましょう。2行目は計算式です。電卓で計算した結果を書くことになります。(借入残高30万円、金利18.0%、30日おきに返済、月々の返済を1万円として例示します)

回数 残高(A) 金利(B) 前回からの日数(C) 返済額(D) 利息(E) 元本充当額(F) 支払後残高(G)
1 300,000 0.18 30 10,000 A×B×C÷365 D-E A-F
2 前の行の(G) 0.18 30 10,000 A×B×C÷365 D-E A-F

これで、「追加での借入をせずに返済だけを行なった場合の利息&支払総額一覧表」を作ることができます。(E)の利息は小数点以下(つまり円未満)を切り上げて、多目に見積もるといいでしょう。

1行目の計算を2行目以降も続け、借入残高がゼロになるまで繰り返します。電卓によってはメモリー機能(M+とかMRなどのボタンがついている)や、GT(グランドトータル)機能がついている物もありますので、それらを使いこなせるかで効率も変わってきます。いずれにしても一番使いやすい方法で計算しましょう。

Excelを使えばもっと簡単!

10回、20回、50回と回数が多くなるほど、電卓での手計算は間違いやすくなりますし、何よりも面倒でしょう。もし、この記事をパソコンでご覧になっていたら、Excelなどの表計算ソフトを有効活用することを強くお勧めします。一度作って保存しておけば、何度でも繰り返し、パッと計算できますから、是非作ってみてください。

2つの関数を覚えよう!

Excelで利息計算をするにあたって、2つの基本的な関数を覚える必要があります。ひとつは「SUM関数」、もうひとつは「ROUNDUP関数」です。「SUM関数」は合計を、「ROUNDUP関数」は切り上げをするための命令用語といったものです。

「Excelで表を作る」とは言っても、利息の計算自体は四則演算と小数点の計算さえ間違わなければいい単純なもの。なので、Excelで使用する関数も合計の自動計算と小数点以下をどうするか(ここでは切り上げにしています)さえやってもらえばいいわけです。

Excelに入力してみよう!

それでは、実際にExcelを開いて、以下のように入力してみましょう。例にする条件は先程と同じで進めていきます。

A B C D E F G H
1 回数 借入残高 金利 日数 月返済額 利息 元本充当額 計算後元本残高
2 =SUM(E3:E100) =SUM(F3:F100)
3 1 300000 0.18 30 10000 =ROUNDUP(B3*C3*D3/365,0) =E3-F3 =B3-G3
4 2 =H3 0.18 30 10000 =ROUNDUP(B4*C4*D4/365,0) =E4-F4 =B4-G4

Excelの5行目(返済回数3回目)以降は、Excelの4行目をコピーして貼り付ければOK。回数のところだけを修正すれば、50回だろうと100回だろうと、一瞬に計算をしてくれます。2行目の部分は支払い総額と利息の総額をSUMという関数で自動計算しています。「○列の3行目から100行目までの合計を出しなさい」と指示しているんですね。

他社との比較で重要視すべき点

さて、これで基本的な利息の計算はできるようになりました。あとは各社の金利条件や収入に応じた月々の返済額からいろいろなパターンをシミュレートしてみることです。

金利と返済のバランスが重要

今、ご紹介した計算方法は、単純に金利と返済額のバランスでトータルを算出したものですが、「金利さえ低ければ損はしない」という考えが半分しか正解でない事は、月々の返済額を少なくしたときに理解できるでしょう。

単純に「金利の数字」で比較できるのは、「月々の返済額」が同じであることが大前提です。例えば50万円の借入をする場合、金利18%で月1万円支払うのと、金利15%で月5千円支払うのとではどちらの支払い総額が多くなるかを考えてみてください。すぐには答えが出ないと思います。

これらはやはり計算をし、諸条件を勘案して、最終的な答えが出てくるものです。そのためにも、きちんとした計画を立てることが重要であると認識すべきなのではないでしょうか。
(⇒低金利の多摩信用金庫カードローン

手数料にも要注意!

金利(利息)以外にも、コンビニATMは手数料がかかるカードローンもあれば、返済を振込するたびに手数料がかかるフリーローンもあります。金利だけにとらわれず、こういった「利息以外の手数料」も長期の利用で相当な金額になることは考慮しなければいけません。

手数料の存在は、各ローンの借入・返済方法についての案内や、提携ATMの紹介のところに記載があります。

まとめ~比較と見直しで必要な事

どこから借りようか比較に迷っている。他社へ借り換えしようと思っているけど、実際得になるのかが解らない。そういう時は今回お話したシミュレーションを実際に行ってみて、各社の違いを視覚的に判断するのが一番の解決策です。

金利だけが全てではない

もちろん、金利が低くて毎月の返済も大きい額を支払えるのがベストです。しかし、実際には「もう少し返済額を抑えたいんだよな…」とか「ひとつにまとめて返済額が少なくなるならまとめちゃおうかな…」と考えるとき、その結果が得なのか損なのかは是非実際に計算して比較検討をしてみてください。

金利が低くなることや月々の支払いが楽になると直感的に判断するのも結構ですが、最終的な結果にも気を配ってはじめて、正しい返済計画が出来上がるものです。多少支払いが増えても、月々の家計が楽になるならそれでいいという考えもよし。いや、最終的に多く払うくらいなら、毎月の返済を頑張っていこうと考えるのもよしです。

いずれにしても、「あの時、もっとよく考えておけば良かった…」なんて後悔をすることだけは避けられるように、しっかりと計画は練るようにしましょう。

【参考ページはこちら】
手数料は最小限に!カードローンの賢い使い方

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