家族で暮らしていると、やはりプライバシーの確保が大変です。見られたくないものを見られたり、知られたくないことを知られたりと、心配事が絶えませんね。
たとえ家族でもばれたくないことといえば、やっぱり借入の利用です。融資の利用自体は健全なのですが、借金となると悪いイメージを持たれやすく、いらぬ心配を招きかねません。
ただ、現代の借入はばれにくくできます。家族にばれずに融資を受けるコツをお教えしますので、内緒の利用に役立ててください。
なぜばれる?借入利用が発覚する理由とは
最初に、『家族に借入利用がばれてしまう主な理由』を列挙していきます。
- 本人確認の連絡
- カードの送付
- 利用明細書の送付
- 預金通帳の記入
どれも融資利用では欠かせない要素ばかりで、無計画に使っているとあっさりばれてしまうでしょう。延滞でもしない限りはやましいこともありませんが、借入にマイナスイメージがある日本では、やっぱり隠したいですよね?
幸いなことに、金融業者の多くは「借入利用を隠したい…」という利用者の気持ちを理解しています。なので、できる範囲にて本人以外には隠そうとしますから、後は私たち次第です。
金融業者の特性を理解し、自分自身も「どうやって隠すか?」を意識すれば、誰にもばれないように借入を扱えるでしょう。それでは、借入がばれてしまう理由にどう対応するか、一つずつ見ていきます。
本人確認はどうする?電話応対の方法を考えよう
融資を受ける以上、カードローンでも他の借入方法でも『本人確認』は欠かせず、これは主に電話にて行われます。
この本人確認をなくす方法ですが、原則としてありません。これを行わないと架空の人物をでっちあげて借りられますから、必ず本人と借入を受ける意思を確認しないといけません。
ただ、この本人確認は極めて簡単なものです。本人が電話に出たら「ご本人様の確認のためにお電話させていただきました」といわれるだけで、難しいことを話す必要はないでしょう。
しかしこれが『自宅の電話』にかかってくるのが問題ですね。もしも他の家族が出た場合、金融業者名を名乗られれば間違い無くばれますし、後で追求も免れないでしょう。
なお、金融業者へ申告できる電話番号は以下の通りです。
- 自宅の固定電話
- 携帯電話
- IP電話
固定電話があればそちらの確認も含めて、優先的に電話をしてくるでしょう。
携帯電話だけでもOK!借入に固定電話は不要
固定電話への連絡を防止する方法は、実はとても簡単です。
固定電話なら自分が出られない可能性もありますが、携帯電話なら本人以外が出ることはほとんどありませんよね?だから携帯番号だけ知らせておくことで、本人確認による家族ばれを防止できます。
ただし、固定電話しかなくとも申し込みはできますし、なにより『金融業者は本人が出るまで会社名を名乗らない』という特徴もあります。本人以外が出た場合、たとえ家族でもばらすことはありません。
本人以外には電話してきた担当者名しか名乗りませんが、それでも怪しまれることがありますので、未然に防ぐのを優先しましょう。
カードローンなら注意したい郵送物とは?
カードローンは現金を借りる方法として人気で、大手の金融業者ならほとんどが取り扱っています。カード一枚で現金が引き出せるのは大変便利…なのですが、その分不安もありますよね?
カードを使った融資の場合、審査に通過すればカードが送られてきますので、それが原因で家族にばれるかもしれません。
郵便物も自分が受け取れればよいのですが、仕事をしていると家族が代わりに受け取ることも予想され、そうなると不安ですね。カードを見れば借入利用が発覚しますし、なんとしても避けたいところです。
一応、『フリーローン』を使うことで問題は解決できます。
フリーローンはカードローンと同じく用途自由な現金を借りる方法ですが、『カードなし』という点で異なり、一度借りると返済のみしかできません。
フリーローンでも借りたお金は同じように使えますが、完済するまで再融資ができず、利便性で劣ります。そうなると、「できればばれないようにカードローンを使いたい…」と思うでしょう。
カードローンはばれにくい?安心できる2つの理由
実はカードローンの郵送については、『融資がばれにくい2つの理由』があります。
たとえば有名な消費者金融の場合、カード郵送の差出人は以下のようになります。
会社名 | 差出人名 |
---|---|
アコム | ACサービスセンター |
プロミス | 担当者個人名 |
モビット | NCセンター |
アイフル | AIセンター |
どんなカードローンでも一目では消費者金融と分かりませんから、勝手に家族が開けない限りは安心できますね。
また、大手の消費者金融や一部の銀行は『カード発行機』なる設備があり、そちらで受け取れば郵送はありません。対応店舗が必要なものの、近くに支店があるならより内緒にしやすいでしょう。
明細は必ず発行?カードローンの利用時に注意すること
カードローンでお金を借りる場合、実際に利用しない限りは年会費も取られないため、「あまり使わないけどいざというときに備えて持っておく」という人にもおすすめです。
もちろん使えば利息の支払いもあるのですが、家族に内緒で使うなら、『明細書の発行』についても注意しましょう。
借入にて明細が発行されるタイミングは、いくつか存在しています。
- お金を借りたとき
- 返済を行ったとき
- 完済したとき
明細は利用の証明になるため、大切に保管しないといけませんが、「家族にばれるくらいなら発行しないで欲しい…」と考えるかもしれません。
ですが、この明細の発行は金融業者側の義務であり、怠ると罰せられることもあります。明細を確認するかどうかは私たちの自由ですが、不要でも受取拒否にはできません。
郵送はほとんどされない?効率化した借入明細の発行方法
明細は私たちにも金融業者にも必要なものですが、毎回郵送していると手間が多いですし、なにより私たちのプライバシーにも関わります。
そのため、明細の発行方法についても大きく変化し、郵送は特定条件下以外では送付されず、ここから借入利用がばれるケースは少ないです。
以下、現代の主な明細受取の方法です。
- ATMからの即時発行
- 電子明細(ネット経由での受取)
機種にもよるのですが、最近のATMはカードローンの利用明細発行まで担当しており、その場で借入状況が分かるようになりました。便利な上に郵送されないので、家族に内緒で使うにはピッタリです。
さらに、電子明細も大手では増えてきました。ネットから申し込んだ場合にこちらを指定しておけば、以降は紙の明細は送られず、公式サイトから確認できます。
どちらにせよ、明細の郵送は減りましたので、受け取れるタイミングを事前に勉強しておきましょう。
口座の共用に注意!引き落としや入金で借入がばれる?
家族で生活するなら、『口座の共用』をしているご家庭も多いでしょう。給与の受取から生活費の振り分け、さらには光熱費の引き落としと、集中させるほうが楽ですよね?
ただし、借入を使う際にも口座を共用している場合、融資利用が引き落としなどの履歴でばれる可能性があります。
借入で口座を使う場合、以下のような履歴が残りやすいです。
- 毎月の返済による引き落とし
- 振り込み返済による出金
- 振り込み融資による入金
銀行経由で受け取ったり返したりするのは便利ですが、通帳にはきちんと履歴が印字されますし、ネットバンクでも記録は残ります。ある日家族の誰かが記帳したときに「この履歴はなに?」を聞かれることもあるでしょう。
自分のお金で返していたとしても、追求されると面倒事につながりやすいです。
借入の利用履歴を残さない2つのテクニック
銀行に借入履歴を残さないためには、2つのテクニックを駆使しましょう。
- 返済及び借入用の口座を作る
- 返済も借入も対応ATMから直接カードで操作する
近年はネットからも簡単に銀行口座を作れるため、融資を受ける前には専用の口座を一つ作っておきましょう。使うカードローンによっては相性のよい口座が異なるため、長く使うカードなら口座も揃えておきたいところです。
また、カードローンなら対応したATMから直接出し入れが可能なため、銀行の履歴に一切残らず利用できます。
カード一枚で借入も返済もできるわけですが、それが内緒で使うためのコツにもなるため、非常に好都合ですね。むしろ口座を使った利用だと手数料がかかる場合も多く、カードローンはできるだけATMから使いましょう。
なお、自分で履歴を確認したいなら、公式サイトにログインすると安全にチェックできます。パスワードなども家族にばれないようにすることが、内緒で借りるコツにつながるでしょう。
立場によっては難しい?内緒では使えない状態について
今回の内緒で借入を使うコツは、『普通に仕事をしている会社員』を主に想定しています。正社員でなくともアルバイトや派遣社員など、自分で収入を得ている人なら可能です。
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しかし、それらに該当しない人の場合は内緒では借りにくく、家族にばれることを覚悟で使わないといけません。
- 専業主婦(主夫)
- 学生
- 未成年
上記のような状態だと自分に収入がなかったり、責任能力が不足していたりするため、家族の了承が必要です。その他にも『自分の能力だけで返済していくことが難しい場合』も、周囲の協力が欠かせませんね。
そうなった場合、内緒で使おうとはせず、最初から協力をあおぎましょう。それで納得してもらえれば、なにも気にせず融資を受けられます。
【参考ページはこちら】
金融会社から電話がかかってくるケースとは