銀行の融資といえば、やっぱり法人への貸し付けが目立ちますね。企業にお金を貸すことで社会を動かしているですから、大きな銀行ともなれば、その動向に誰もが注目します。
しかし、個人向けの融資にも銀行は注力しています。しかも種類もたくさんあるおかげで、私たちは自分の用途に合わせて方法を選べますから、利用者の反応も上々です。
もしも銀行からの融資を受けたいなら、その種類を知ることから始めましょう。自分にとって必要な融資方法が分かれば、常に最適なサービスを選べるのです。
銀行から借りるならコレ!個人向け融資4つの方法
銀行の個人向け融資を大まかに分けると、4つに絞り込めます。
- カードローン
- フリーローン
- 住宅ローン
- 車ローン
こうした融資方法は非常に有名で、各銀行も精力的に宣伝をしています。だから「利用したことはないけど名前は聞いたことがある」と答える人も多いですね。それくらい、融資は私たちの日常に浸透しているのです。
どの方法も個人の需要を満たすために作られていますが、どれを使うかで使用感は異なりますし、そもそも自分の用途で使えるかどうかも変わります。
今回は一つ一つの方法を詳しく解説しますので、「銀行から借りたいけど、どんな方法があるの?」と疑問をお持ちなら、最後までお付き合いください。そうすれば、どのプランが必要なのかはっきり分かるでしょう。
有名さは人気の証!カードローンは使いやすさが魅力
最初はやはり『カードローン』の説明から参りましょう。主な特徴については、以下をご参照ください。
・用途自由の現金を借りられる
・限度額内までなら好きな金額を好きなタイミングで引き出せる
・対応ATM以外にも振り込みなどで利用可能
・返済は引き落とし以外にもカードを使って返せる
カードローン最大の利点は、用途が自由な上にいつでも融資が受けられるため、どんな目的でも使いやすいことでしょう。
カードを使った融資以外だと、『融資を希望する度に審査が必要』なのですが、カードローンなら『一度審査に通れば以降は自分の意思だけで借りられる』ので、申し込みの手間は常に最小限です。
さらに、銀行によっては『キャッシュカード一体型』や『クレジットカード一体型』など、ユニークで便利なバリエーションもあります。これらを作ると一枚で複数の用途に対応できるため、財布の中をすっきりさせられるでしょう。
使うなら補助?カードローンの金利に注目しよう
現金融資としてはポピュラーになったカードローンですが、若干気になる点もあります。長く使っていくなら、こうした欠点も理解しておきましょう。
・金利が他の融資方法に比べて若干高い
・限度額を増やすならそれなりに時間もかかる
カードローンは主に小口融資を想定したプランなので金利が若干高く、大金を何度も借りるなら返済総額に注意すべきです。
限度額を増やすと金利も下がっていくのですが、この増額は利用と信頼の積み重ねが大切なので、時間がかかります。もちろん年収などもよくならないと途中から増やしにくくなり、根気も必要なのです。
ただ、小口融資なら欠点が目立ちにくいため、『他の融資では補えないちょっとした出費の補填』には最も有効です。その他の融資の補助として、カードローンは用途を選ばず活躍するでしょう。
カードなしが利点?フリーローンのちょっと変わった特徴
続いて『フリーローン』についてご説明いたします。先ほどのカードローンと名前が似ているように、共通点も目立っていますね。
・用途自由の現金を借りられる
・カードは発行されず希望額が一度に全て融資される
・一度借りたら基本は返済のみ
・金利や限度額でカードローンに勝ることが多い
フリーローンは一言で説明すると『カードなしのカードローン』であり、現金が借りられるのは同じですが、使い切りの貸し付けになります。
カードなしのカードローンというと劣化版に思われそうですが、その分融資審査が簡単だったり、金利や限度額で勝っていたりします。それに追加融資が面倒なおかげで、無駄遣いをしにくいという利点にも注目です。
カードなしは欠点に思われがちですが、見方を変えると利点にもなってくれるため、より観察力が必要な方法ともいえますね。
タイミングが難しい?フリーローンで大事なのは計画性!
カードなしが利点のフリーローンですが、やはりカードがないことで不便になっている面もあります。
・融資の度に申し込みが必要で面倒
・借りるまでに時間がかかりやすいため申し込みタイミングが難しい
カードローンの場合はカードがあればいつでもお金を用意できますが、フリーローンは借りる度に申し込みが必要なので、時間がかかる上に面倒が多いです。
特に『お金が借りられるまでに時間が必要』なのが問題で、「明日までにお金を借りないと…」という場合、申し込みが必要なせいで間に合わないこともあります。
カードローンなら夜中でも融資が受けられるため、フリーローンは『常に余裕を持って計画的に申し込む』のが大切です。カードローンとは似ているものの、使うときはこの違いに注意しましょう。
低金利で安心!住宅ローンで憧れのマイホームを手に入れる
お次は『住宅ローン』ですが、こちらはカードローンやフリーローンと違い、名前に用途が現れているため理解しやすいですね。
・住宅購入の資金でのみ利用可能
・他の融資に比べてかなりの低金利
・借入金額が多いため、返済期間を延ばしすぎると負担が大きい
・審査が難しく通過しにくい
住宅ローンは人生の中で有数の高額な融資を受けますが、その分金利が低いため、返済期間を多少延ばしても返せないほどではありません。
ただし融資の利息は借入金額によって増減するため、たとえば10万円を年率10%で借りても年間1万円の支払いで済みますが、1000万円だと年率1%でも年間10万円になるため、借入金額の大きさがどれだけ重要かすぐに分かります。
車ローンも銀行で!マイカーをお手頃に手に入れるには
4つめは『車ローン』です。こちらは販売店で組む『ディーラーローン』が有名ですが、実は銀行で組む場合も十分なメリットがあります。(こちらもご参考に→車のローンについてもっと知りたい!)
・車の購入資金のみで利用可能
・現金融資に比べて低金利
・ディーラーローンよりも審査が厳しい
・審査に時間が必要
金利が低いというのはあらゆる融資で重要な要素であり、ディーラーローンに比べてかなりの低さを誇る銀行は、車購入でも頼りになります。
ただし銀行の車ローンは低金利な分、審査が厳しく時間もかかるため、急ぎで車を購入したいならディーラーローンに劣るでしょう。
銀行自体の種類も豊富?自分向きな会社を探そう!
以上が主な銀行の個人向け融資ですが、使いたいものはありましたか?申し込むべき融資が決まったら、今度は『銀行のタイプ』にも注目しましょう。
銀行にはいくつか種類があり、選ぶ会社で使い勝手も変わります。
- 都市銀行
- 地方銀行
- ネット専業銀行
- 信用金庫
たとえば都市銀行なら『全国各地に支店がある』のが利点で、地方銀行なら『その地方に住まう人を優遇する』という特徴があります。自分にとってどの銀行が一番魅力的なのか、比較すべきところは多いのです。
同じカードローンでも銀行によっては全くの別物になるため、使えそうな銀行は全てチェックしておき、それぞれの方法で見比べましょう。
【参考ページはこちら】
大手銀行なら借り換えにも対応!