カードローンやキャッシングは、いざという時の強い味方です。必要な時に返せる分だけを借りて、期限内にきっちり返済するということができるならば、いくら借りても何回借りてもまったく問題ありません。次に申し込みをしても、きっと貸してもらえるでしょう。
ですが、滞納してしまったことがあったり、いくつかの消費者金融から借りていたりして、さらなる借り入れにちょっと不安があるという人も、きっといるはず。そんな時に頼りになるのが、審査の甘い会社ですよね。
一般的な業者に比べて審査基準の甘い消費者金融って、どこなのでしょう?今回はその辺りを探ってみました。
やっぱり大手が安心!?名の知れた業者で借りやすいのはココ!
個人経営などの小さな消費者金融も、世の中にはたくさん存在します。法定の金利を守ってやっているところなら、規模が小さくても全く問題ない、正規の業者と考えてよいはずです。
でも、「やはり大手の方が安心感があるから、できれば名の知れたところから借りたい」という人も多いかと思います。まずは、大手の業者の中で比較的借りやすいところを挙げてみます。
楽天スーパーローン
言わずと知れた大企業「楽天」が擁する楽天銀行の、ローン商品です。楽天スーパーローンは、いわゆるカードローンです。審査に通れば「楽天銀行スーパーローンカード」が送られてくるので、必要な時にいつでもATMで現金を引き出すことができます。
限度額は500万円で、10万円単位で設定可能です。金利が低いことも、大きな魅力です。金額に応じた金利は、以下の通りです。
限度額 | 利率 |
---|---|
500万円 | 4.9~7.8% |
350~500万円未満 | 4.9~8.9% |
300~350万円未満 | 4.9~12.5% |
200~300万円未満 | 6.9~14.5% |
100~200万円未満 | 9.6~14.5% |
10~100万円未満 | 14.5% |
申し込みができる人の条件は以下の通りです。
- 満20歳~62歳の人
- 日本に住んでいる人
- 安定継続した収入がある人または専業主婦
- 楽天カード株式会社または株式会社セディナの保証を受けられる人
他の業者では申し込みができないことも多い専業主婦やパート・アルバイトの人でも、利用可能です。専業主婦は全員(ただし限度額は50万円)、アルバイトでも300万円までの借入なら収入証明が不要というのも、とっても嬉しいポイントです。
このように、普通は申し込みをためらってしまうような人にも門戸が広い楽天スーパーカードローンですが、他の業者で断られた人でも可決だったという口コミはちらほら見かけます。
すでに借り入れがあって次の申し込みが不安だという人にも、優しい対応をしてくれる大手業者の代表と言えるでしょう。
三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」
前出の楽天銀行もそうですが、一般的に銀行系のカードローンは比較的審査が緩めだと言われています。今からご紹介するバンクイックも、三菱東京UFJ銀行のカードローン商品です。利用する側も超大手という安心感を持ちやすいですよね。
限度額は500万円までで、金額に応じた金利は以下の通りです。
限度額 | 利率 |
---|---|
400超~500万円 | 4.6~6.1% |
300超~400万円以下 | 6.1~7.1% |
200超~300万円以下 | 7.1~9.6% |
100超~200万円以下 | 9.6~12.6% |
10~100万円以下 | 12.6~14.6% |
限度額の設定が微妙に違うので単純比較が難しいですが、どちらかといえば楽天銀行よりもさらに低金利という印象があります。どうせ借りるなら金利が低い方がいいですから、有り難いポイントですね。
申し込み資格がある人は、
- 満20歳以上65歳未満の人
- 日本に住んでいる人
- アコム株式会社の保証を受けられる人
- 安定した収入がある人
となっています。学生や専業主婦でも、家族に収入があれば申し込みできます。ただし、学生は10万円、専業主婦は30万円が限度額となっています。限度額だけで言えば、楽天銀行の方に分があると言えますね。
(⇒専業主婦でも借入できる?)
賢く活用しよう!大手以外にも審査の甘い消費者金融はある!
大手の銀行系カードローンをご紹介しましたが、延滞などが重なるとそのようなところでは借りられなくなってきます。そんな、審査への不安がやや大きくなってきている人でも、まだ大丈夫なのが中小規模の消費者金融です。
ここでは、大手ではないものの、不安な人でも借りやすい業者をご紹介します。
フクホー
フクホーは大阪にある会社ですが、インターネットや電話はもちろん、セブンイレブンのマルチコピー機やATMを利用しての申し込みもできるので、全国の方に開かれた消費者金融です。
通常のフリーキャッシングの限度額は200万円までとなっていますが、新規の方は50万円までとなっています。限度額によって、金利は以下のようになっています。
限度額 | 金利 |
---|---|
100~200万円 | 7.30~15.00% |
10~100万円未満 | 7.30~18.00% |
5~10万円未満 | 7.30~20.00% |
やはり大手銀行系に比べると、じゃっかん金利がお高めとなってしまいますが、致し方ないですね。
申し込み資格のある人は、
- 20歳以上の人
- 定期的な収入と返済能力を有する人
- フクホーの基準を満たす人
となっています。フクホーの基準というのが明確ではないのですが、かなり柔軟に融資してくれるようです。(こちらもご参考に→フクホーは年収が低くても申込める?)
フクホーのサイトには、借入可能かどうか診断するページがあり、他社からの借入件数を入力するところがあります。ということは、複数の借入がある人を受け入れる前提とも考えられます。諦めている人も、ちょっと期待が持てそうですね。
ライフティ
ライフティは東京に拠点を置き、貸金業とともに信販事業も行っている会社です。全国から電話やネットで申し込みができます。
限度額は500万円。1000円という少額から申し込めるので、いろんな状況で気軽に利用しやすい会社です。
利率は4.5~18.0%となっており、借入金額に応じた金利の設定は、公表されていません。しかし、どんなに多くても18.0%と法定金利の範囲内なので、安心して利用することができます。
申し込みができるのは、
- 満20~69歳の人
- 一定の収入がある人
となっています。アルバイトでも大丈夫ですが、専業主婦は難しいようです。
サイトによれば、審査に通って必要書類が確認され次第、指定口座に振り込みという形で融資が受けられます。しかし、「振り込みはやってない」と言われたとか、カードローンのようにカードが送られてきてやっと利用できたという口コミも見られます。
ライフティ側が、その人の属性によって利用方法を変えている可能性もあるので、お急ぎの方は特に、事前にどうやって融資が行われるのか確認すると良いかもしれません。
また、多重債務でも可決だったという声も散見されるので、審査に通る自信のない方でもチャレンジする価値のある会社だと言えるでしょう。
次なる借入のためにクレジットヒストリーをきれいに育てよう!
さて、審査基準が甘い会社についてご紹介してきましたが、最後に「審査が甘い」ということそのものについて、少し考えてみたいと思います。
基準を甘くするのは自分自身
確かに、業者ごとの独自の審査基準というものは存在するようです。申し込みした人の過去の履歴を重視するのか、現在や未来の属性を重視するのかといったことも、会社によって異なります。
しかし、初めての人や借りたものはしっかり返している人は、どんな審査基準の会社であろうと、おそらく断られることはありません。逆に、延滞や多重債務が積み重なっている人には、融資してくれる会社はほとんどなくなっていくでしょう。
クレジットヒストリーをきれいにするには
言うまでもないことかもしれませんが、クレジットヒストリーに傷をつけずきれいにしておくためには、計画的に借り入れを行うことです。
返済に遅れがあったり、債務整理をしたりすれば、クレジットヒストリーに残ってしまいます。こうならないように、返せる分だけを借りて、きっちり返済する必要があります。
また、初めての人よりも長年適正に利用がある人の方が、よほど信用度は高いものです。それを踏まえ、お金に困っても無理にやり繰りするよりは、お給料日前に少し借りてすぐ返すというようにした方が、後々の審査を通りやすくする可能性があります。
審査が比較的甘くて低金利なのは銀行系!それが無理なら中小へ!
審査が甘い会社かどうかは人によって違いもあるため、誰もが絶対に可決になる業者を挙げることは、なかなか難しいものです。でも、比較的審査に通りやすいのは、銀行系と言えるでしょう。金利が低いのも大きな魅力でした。
でも、ブラックなど大手消費者金融や銀行系が貸してくれないような状況になってしまった場合、思い切って中小規模の消費者金融も検討してみると良いかと思います。
ただし、無計画な借り入れは、将来の自分自身が審査を通りにくくなることに直結します。審査を厳しくするも甘くするも自分次第ということを念頭に置いて、無理のない借入を行っていきましょう。
【参考ページはこちら】
審査が緩い中小消費者金融をチェック!