銀行でお金を借りたいと思う人はたくさんいます。金利の低さが魅力だったり、銀行の名前が安心感を持たせたりと、その理由は様々。特にカードローンは大人気です。
借り入れをする時に必ず行われる審査ですが、銀行によっては、事前審査というものがあります。この事前審査とは何なのでしょうか? 普通の審査と違うのでしょうか?
(⇒カードローンの審査について教えて!)
人気のあるカードローン商品だからこそ、少し多めの段階を踏むのかもしれません。事前審査とはどんなものなのか、審査のポイントなどを踏まえて理解しておきましょう。
銀行で借りたい!魅力満載のカードローン!
銀行のカードローン商品はとても人気があります。金融機関は色々とありますが、お金を借りるということに関しては、銀行の商品は突出して人気が高いと言えるでしょう。その人気の理由としてはこんなことが考えられます。
- 金利が低い
- 手厚いサービスやオプション
- 銀行ならではの信用度、ブランド力
金利が低いというのは最大の魅力かもしれません。銀行の融資の金利はカードローンに限らずに、全体的に低い傾向にあります。消費者金融などで借りるよりも、ずっとお得であることは間違いありません。
また、銀行ならではのネームバリューが、利用している時にも安心感を与えてくれます。大手の銀行のカードなら、ちょっと良いお店で使う時に、ちょっとした見栄をはることもできてしまいますね。
金利の低さに大注目!比べるとこんなに違う!
金利と言えば、要は利息に直結する数字です。この利息が少なければ少ないほど、最終的に銀行に支払うお金が少なくて済みます。ほんの数%でも、借りる額によっては相当変わってきますよね。
銀行の金利は他の金融機関と比較するととても低く、カードローンなどを利用しても、返済額が大幅に低くて済むようになっています。
金融機関 | 金利(平均) |
---|---|
銀行 | 4.5% |
消費者金融 | 18.0%前後から |
他の金融機関として代表的な消費者金融と比べても、これだけの違いがあります。ここまで大きな差があるのなら、ぜひとも金利が低い銀行でお金を借りたいと思うのは当然のことですね。銀行のカードローン商品が大人気なのも頷けます。
審査は厳しめ?借入前に知っておきたい豆知識
銀行のカードローンを申し込むにあたって、気になることが審査の件。どんな融資商品でも、必ず審査は行われます。返済能力がない人に、お金を貸したら大変なことになりますからね。
かと言って、銀行としては厳しくする理由もちゃんと存在します。とにかく返済能力をしっかりと見極め、貸し倒れを極限まで回避するためのことなのです。
リスク回避!審査の厳しさは顧客の保護のため!
銀行はあらゆるリスクを嫌います。特に資金が減るようなことはNG中のNGでしょう。よって、カードローン商品などでの貸し倒れ(返済してもらえない)ことは何よりも避けたいことです。
銀行の審査が厳しいのは、そういった理由も考えられます。顧客になれば全力で守るのが銀行ですが、顧客になる前であれば、本当に危険なく利用してもらえるのか等、厳しくしてしまうのは当然かもしれません。
過去に事故経験…かなりマイナスポイントに!
銀行が融資をするにあたり、審査を行うのは当然のことです。そこで貸し倒れになりそうな危険をはらんだ人がいれば、利用をお断りするのもやむを得ないでしょう。
特にブラックになったことがある人、金融トラブル経験がある人は要注意です。場合によっては何年も記録が残ってしまいますから、銀行としても、何年も審査に通すことはできません。
- 申し込みブラック
- 返済遅延
- 返済遅延の繰り返しから強制解約
- 個人再生
- 自己破産
ブラックに登録される内容を簡単にピックアップしてみましたが、あなたはこの中にあてはまるでしょうか。もし当てはまってしまうのなら、そのデータが消えるまでは、銀行からの借り入れが大変難しいと言えるでしょう。
どんなに良い人柄でも、事故情報があっては審査に通過できません。大抵のブラックは数年経てば記録が抹消されますが、その期間、審査に通過できないのは苦しいですよね。日ごろから、ブラックとは無縁の賢いお金の使い方をしておきたいものです。
審査の前にも別の審査?事前審査とは
審査でチェックされるのは、まずはそれほど多い項目ではないようです。基本の情報を詳しく、細かく精査していると考えられます。
- 氏名
- 年齢
- 住所
- 勤務先
- 勤続年数
- 他金融機関からの借入の有無
- あればその金額
- 過去の借入・返済状況
これだけの基本的な情報を、まず審査することになります。この審査は「事前審査」と呼ばれることがある、いわば、基本の基本中の審査ということになります。
これらの項目をチェックの上、もし問題があるようなら、審査に通過できないということになります。特に他金融機関からの借入の有無、その金額、そして過去の借入や返済状況は重要視されますので、気を付けておきましょう。
事前審査って何?ここで通過かどうかが決まることも!
事前審査とは、あまり耳慣れない言葉かもしませんね。仮審査と呼ばれることもありますし、こういった審査を設けない場合もあります。しかし、大手の銀行などではほぼやっていると言っても過言ではありません。
ここで「返済能力があるかどうか」を大体把握することができるので、本審査に行く前に、ふるいにかけられるといわけですね。この審査に通過すれば、本審査で落ちることはまずないと言っても良いでしょう。
しかし、ここで落ちてしまうということがあったとします。それはつまり、あなたの信用がないということが分かったわけです。過去に金融関係でトラブルを起こしていませんか? 知らない間に返済に遅れていたことはありませんか?
本人としては大したことがないと思っていても、実際は大きなトラブルとして処理されることがないわけではありません。申し込みの前に過去の自分を思い出し、大丈夫かどうかを確認しておきましょう。
本審査で唯一の注意は?在籍確認は絶対重要!
事前審査に通過すれば、本審査で落ちることは考えにくい状況です。事前審査の項目が全てクリアということは、金融機関的には上客であるとも言えますし、貸し倒れの心配も限りなく低くなっているからです。
しかし、実際は例外があることをご存じでしょうか。これはどうしても、銀行にとっては頭の痛い問題です。……もっとも、審査に落とされる方も頭が痛いと思いますが。
在籍確認って? 職場の確認はしっかりと!
在籍確認とは、申し込みの書類に記入されていた勤務先に銀行側が電話を入れ、本当にそこで働いているかどうかを確認することです。これも審査項目として扱われます。本審査の項目のひとつということですね。
しかし、ここで勤務先に確認が取れない場合、容赦なく審査に落とされることになります。何しろ、「働いているという申告があった場所で、働いている確認が取れない」=つまり「嘘をついた」となってしまうからです。
嘘をついてしまうような人に対して、お金を貸すことは躊躇われて当然でしょう。せっかく事前審査をクリアしたのに、在籍確認でおじゃんになってしま人が案外多いようです。たとえ書類の記入ミスでも考慮されることはなく、無情に処理されるそうです。
勤務先に電話?お金を借りたことを知られたくなくても大丈夫!
もしかすると、勤務先に金融機関から電話がかかってくることを嫌がる人がいるかもしれません。お金を借りたかどうかを知られるのは、確かに嬉しいことではないですよね。
個人名であれば「お金を借りたのかな?」などと思われることもありませんし、スムーズに在籍確認ができますよね。プライバシーを尊重した確認の仕方が確立されていますので、そこは心配しなくても良いかと思います。
事前審査の落とし穴…入力と書き間違いに注意!
事前審査の時でも重要なのが、個人情報の入力・書き間違いです。本人としては慣れた情報ですから、ササッと書いてしまうこともあるのでしょう。しかし、ここで間違っていると、それだけで審査に落ちてしまうものです。
個人情報は申し込みの際、何よりも重要視されています。書き間違いや入力ミスに気を付け、WEB申し込みであれば、送信時のエラーにも気を配りましょう。
銀行の審査は厳しいと言われていますが、きちんとした手順を踏んでいれば、避けられることもありますし、心象が良くなることもあるかもしれません。銀行の商品を使いたい人は、ぜひ気を付けて申し込みをするようにしましょう!
【参考ページはこちら】
大手銀行なら借り換えにも対応!