専業主婦は無職と判断されますので、融資を受けるには非常に不利な立場です。特に消費者金融系の業者の場合、大抵は「専業主婦の方はご利用になれません」と条件に書かれています。
そうなると「専業主婦だと無理かな…」と諦めてしまいそうですが、そんなことはありません。「専業主婦の方でもご利用になれます!」と表明している金融機関もあるので、そちらを探して使いましょう。
今回は、『専業主婦でも借りられる上に条件にも優れた業者』を紹介しますので、借り入れの際はぜひ参考にしてください。
専業主婦なら銀行系の融資を使うべき理由
専業主婦が融資を受けたい場合、銀行系のカードローンを作るのが一番の近道です。
なぜ銀行がおすすめなのか、その理由は『総量規制』にあります。
総量規制が発生する消費者金融では、年収の三分の一までしか融資を受けられません。年収が0の専業主婦は実質的に借入額も0になるため、規制の対象外である銀行を頼るべきなのです。
銀行にはこうした特徴があるため、専業主婦でも申し込めますし、他社借入を銀行カードローンにまとめる…そんな使い道もあります。金利も消費者金融より低いため、家計にも優しいでしょう。
ただ、銀行でも専業主婦に貸さない会社もありますし、条件が微妙な場合も珍しくないです。「専業主婦で借りられるだけでもうれしいけど、やっぱりよい条件で使いたい…」と思いませんか?
(⇒主婦におすすめのカードローン情報)
そんな人にも安心しておすすめできる厳選した銀行を、4つほど紹介していきます。気に入った特徴がある会社を選び、納得のカードローンを作りましょう。
ネットバンクとは異なる強み!みずほ銀行の条件を知ろう
最初に紹介するみずほ銀行ですが、実は今回紹介する銀行の中で唯一『ネットバンク』ではなく、実店舗を持つ『都市銀行』です。
全国をカバーする大きな銀行ですが、その基本条件について見てみましょう。
商品名 | 限度額(専業主婦の場合の最大額) | 金利(専業主婦の場合の利率) |
---|---|---|
みずほ銀行カードローン | 最大1000万円(最大30万円まで) | 4.0~14.0%(14.0%) |
どの銀行カードローンにも共通していますが、専業主婦だと金利や限度額にある程度の制限があります。本来なら貸せない相手にも融資する以上、これは仕方のないことです。
(⇒主婦はいくらまで借りられる?)
とはいえ、30万円でもちょっとした出費なら十分であり、大銀行の余裕を見せつけていますね。
口座自体がメリット?既存ユーザーにうれしいみずほの特典
みずほ銀行でカードローンを作るメリットは、少し意外な部分にあります。
- みずほ銀行の口座があるとすぐに融資を受けられる
- 口座自体の使い勝手が優秀
- 兼業主婦になった場合の条件が良好
みずほ銀行カードローンを作るには、『口座開設が必須』という条件があります。これは一見してデメリットに感じますが、『すでに口座を持っているなら即日融資可能』というメリットにも注目です。
さらに、『みずほ銀行の支店は全国各地にあるため、引っ越しや旅行中も口座が使いやすい』のに注目しましょう。これは融資とは直接関係ないかもしれませんが、口座とセットでカードローンを使うなら、口座自体の使い勝手も気になりますよね?
みずほ銀行の場合、口座が使いやすいため、カードローン目的で作っても十分活用の余地があります。既存ユーザーなら申し込みの手間が減りますし、すでにみずほを愛用している人向けともいえるでしょう。
会員なら楽々申し込み!楽天銀行カードローンの特徴
続いては、楽天銀行のカードローンをご紹介いたします。
商品名 | 限度額(専業主婦の場合の最大額) | 金利(専業主婦の場合の利率) |
---|---|---|
楽天銀行スーパーローン | 最大500万円(最大50万円まで) | 4.9%~14.5%(14.5%) |
楽天といえばさまざまな系列サービスがありますが、楽天会員に登録していた場合、この楽天銀行スーパーローンの申し込みも非常に楽です。
楽天会員は無料で登録できるため、楽天銀行のサービスが気になるなら、とりあえず会員登録を済ませるのも無駄ではありません。
会員になると次項で説明するメリットもありますので、長く楽天銀行のカードローンを使いたいなら、今のうちに登録しておきましょう。
楽天といえばポイント!?融資でもお得な還元あり!
楽天銀行スーパーローンには、以下のようなメリットがあります。
- 融資の利用に応じてポイント還元がある
- 複数のサービスと連携して使える
- 専業主婦専用の申し込みページがある
カードローンは数あれど、利用に応じてポイント還元がある商品は少なく、楽天銀行スーパーローンはそのうちの貴重な一枚です。
また、楽天銀行スーパーローンでは『楽天ポイント』が還元されます。これは有名な通販サイトである『楽天市場』でも使えるため、好きな商品の購入にも使えるのです。
さらに、楽天系列のサービスはたくさんあり、ポイントを旅行や電子書籍などにも利用できます。これも連携サービスが多いからこその利点で、無駄のないお得な融資が受けられるでしょう。
すでに楽天会員でポイントも貯めているなら、楽天銀行スーパーローンは最適な一枚になり得るのです。
預金管理も融資も一枚で行えるソニー銀行の利点とは
次はソニー銀行のカードローンです。ソニーといえば電化製品で有名ですが、金融分野でも強く、充実したサービスを提供しています。
商品名 | 限度額(専業主婦の場合の最大額) | 金利(専業主婦の場合の利率) |
---|---|---|
カードローン | 最大800万円(最大10万円まで) | 2.5%~13.8%(13.8%) |
ソニー銀行でカードローンに申し込んだ場合、キャッシュカードに融資機能が付帯されるため、一枚で口座管理から融資までこなせるのです。
ソニー銀行のキャッシュカードをよく見ると分かりますが、預金操作時とは逆方向に入れるとカードローン機能に切り替わるという、デザインも相まって先進的な一枚になっています。
「カードローンに申し込んだのにいつまでたってもカードが来ない!」なんて勘違いしないように、商品の説明書は最初にしっかりと読みましょう。
実は最も使いやすい?ソニー銀行は金利に注目しよう
ソニー銀行の特徴についてですが、専業主婦が使う場合に限定すれば、かなりの強みを持っています。
- PCやスマホのみで完結できる申し込み
- 口座なしでも初回即日融資が可能
- 専業主婦が使えるカードローンの中では低金利
ポイント還元や口座とセット利用が特典の場合、利用者の状況によってはメリットになりにくいですよね?しかし低金利は融資を受ける全ての人に恩恵があるため、ソニー銀行は別格の使い勝手になり得ます。
もちろん金利がカードローンの全てではありませんが、「分かりにくい特典よりも誰にでも役立つ利点が欲しい!」というのなら、ソニー銀行が最適でしょう。
唯一のカードレス!ジャパンネット銀行の先進的なサービス
最後にジャパンネット銀行ですが、こちらの融資は今回紹介した銀行で唯一『カードレス』な貸し付けを提供しています。
商品名 | 限度額(専業主婦の場合の最大額) | 金利(専業主婦の場合の利率) |
---|---|---|
ネットキャッシング | 最大1000万円(審査により決定) | 2.5%~18.0%(18.0%) |
カードなしと聞けば「不便そう…」だと思いますが、ジャパンネット銀行はネットバンクなので、インターネットさえ使えればほぼそちらだけで操作が終わります。
これはジャパンネット銀行独自の利点にもつながっており、今回紹介する銀行の中でも『ネットをどれくらい使っているか』で価値が変わるでしょう。
申し込みから返済まで!全てネットで可能な銀行の利点
ジャパンネット銀行はカード発行すらないように、インターネットを活用した融資がポイントです。
- 申し込みから返済までネットで完結する
- 自動融資機能で残高不足を補える
- 初回利用なら30日間無利息
『申し込みから返済まで全てネットだけで完結』できるのはネットバンクにも少なく、ジャパンネット銀行は貴重なインターネット特化の融資を提供しています。
さらに残高不足を自動融資で補ったり、初回利用時には無利息期間があったりと、未来的なサービスも提供しています。
「インターネット専業の銀行ってなんだか難しそう…」と思うかもしれませんが、気になるならジャパンネット銀行を使ってみてください。慣れてしまうと、融資も含めて手放せない存在になるでしょう。
夫には隠せない!?専業主婦が借りるなら同意を得よう
以上が専業主婦におすすめの銀行カードローンですが、実はどこで借りるにしても、一つだけ注意点があります。
専業主婦が融資を受ける場合、夫の収入を返済に充てるため、基本的に『配偶者の同意』が欠かせません。
専業主婦が配偶者の年収を元に借りるのを『配偶者貸し付け』とも呼びますが、その際は夫の同意が必要なだけでなく、以下の条件も付帯します。
- 世帯年収の三分の一までで限度額が決定
- 夫に在籍確認などが生じる
簡単にいえば、『夫が代わりにカードローンへ申し込む』感覚なので、本人ではなく配偶者が審査を受けている感じですね。
なので「夫に内緒で借りたい!」という希望はなかなか満たせませんから、事前に相談するほうがよいでしょう。(こちらもご参考に→誰にもばれずにカードローンは利用できる?)
【参考ページはこちら】
専業主婦が借入できる会社をご紹介!