無職に該当する専業主婦(主夫)は、融資を受けることが非常に困難です。銀行や消費者金融は『返せる人に貸さないと利益にならない』から、無収入な専業主婦が無理なのも仕方ないでしょう。
しかし、無職でも専業主婦となれば、『教育ローン』が必要となりやすいです。子供がいるという立場上、教育関連の費用は絶対に欠かせませんから、頭を痛めるご家庭も多いですね。
(⇒主婦が借入で不利になる理由とは)
特に『大垣共立銀行』は教育費を借りるのにおすすめといわれていますので、無職でも希望はあるのか、そして使うためのコツについても説明していきます。
どれが使える?大垣共立銀行で教育向けな6つのプラン
大垣共立銀行で教育費を借りるなら、専用ローンも含めて6種類ほどのプランが該当します。
- マキシマム・ミニ
- ザ・マキシマム
- 子育て太鼓判
- 進学ローン
- 青春太鼓判
- ポピュラーローン
カードローン、フリーローン、専用ローンも合わせるとこのようになり、どれを使うかはその人の自由です。もしもきちんと仕事をしていて収入もあるなら、好みに合わせて選べるでしょう。
ただ、問題は『無職に該当する立場で融資を受けられるかどうか』ですね。専業主婦は家族のために融資が必要ですが、それはこちらの都合なので、銀行が考慮するかどうかは別です。
この厳しい状態の中、教育ローンという比較的大口の融資は受けられるのでしょうか?
無職ではやっぱり不可能?教育費を借りるために必要なこと
残念ながら、ほぼ全ての融資が無職では利用不可能で、申し込むだけ無駄になる可能性が高いでしょう。
無職が借りられない理由についてはたくさんありますが、主に以下の要因が大きいです。
- 本人に収入がなく返済が不可能だから
- 仕事をしていないと行方不明になりやすいため
- 総量規制が発生するため
融資の契約は基本的に、本人と金融機関の一対一で締結します。しかしその本人に収入がないと、どうやっても貸したお金の回収はできませんよね?
また、大垣共立銀行では関係ありませんが、消費者金融の場合は『総量規制』により年収の三分の一までしか借りられず、より専業主婦では厳しいのです。
ただ、この話はあくまで『無職と金融機関が一対一で融資を利用する場合』であり、専業主婦なら例外についても勉強しましょう。
専業主婦なら利用したい融資の例外について
専業主婦が教育ローンを使うなら、融資での例外を活用すべきです。
- 配偶者貸付を使う
- 収入がある人の名義で借りる
配偶者貸付に関しては、以下をご参照ください。
専業主婦が融資に申し込む場合、『本人の年収ではなく世帯年収で契約できる』のが配偶者貸付です。これに対応したプランなら、専業主婦名義でも申し込みが可能になります。
大垣共立銀行では「配偶者に収入があれば専業主義の方でも申し込めます」と記載しているため、無職でも教育ローンを借りるのにうってつけなのです。
どれが良い?教育費に使える3つのローンを見比べよう!
大垣共立銀行では『カードローン』と『フリーローン』、そして『専用ローン』にて教育費が借りられます。これらの特徴について、先に見比べておきましょう。
・用途自由なお金を借りられる
・限度額内なら好きな金額を借りられる
・融資を受けるタイミングも自由
・用途自由なお金を借りられる
・希望した金額を審査通過後に全て借り入れる
・完済まで借り増しなどはほとんどできない
・特定の用途のみで使えるお金を融資
・用途によって必要な条件が大きく異なる
・金利や限度額に優れる
カードローンとフリーローンはそこまで差がないですが、専用ローンとその他では大きな違いがあり、実質的に「カードローンにするか専用ローンにするか」という感じですね。
フリーローンはカードがない分利用タイミングが難しく、カードローンに比べて特徴が活かしにくいでしょう。
カードローンが一番!教育用途でもおすすめな理由
大垣共立銀行の融資はどれも優秀で甲乙付け難いのですが、もしも選ぶとしたら、教育目的でも『カードローン』がおすすめです。
カードローンを選んだ理由については、主に以下の理由が当てはまります。
- 一度契約したら急なタイミングでも対応できるから
- 完済後もすぐに再利用できるから
- 教育費以外にも使えるから
教育特化の融資は必要になってから申し込む必要がありますが、カードローンなら契約してもすぐに使う必要はないため、「収入に余裕がある内に備えよう!」という作り方もできますね。
さらに、教育費以外で子供にかかる費用…『医療費』や『家族旅行の費用』にも使えるため、汎用性は圧倒的です。教育費自体も状況によって増減するため、柔軟に対応できるカードローンのほうが、総合的に専用ローンよりもおすすめなのです。
どれも優秀!大垣共立銀行のカードローン一覧はこちら
では、『教育にも使える大垣共立銀行のカードローン』について、条件を比較してみましょう。
商品名 | 限度額 | 金利 | 専業主婦申し込みの可否 |
---|---|---|---|
マキシマム・ミニ | 最大50万円 | 9.8% | 可能 |
ザ・マキシマム | 最大1000万円 | 4.5%~12.0% | 可能 |
子育て太鼓判 | 最大200万円 | 4.975% | 可能 |
青春太鼓判 | 最大300万円 | 3.975% | 不可 |
カードによっては専業主婦本人が申し込めないタイプもありますが、通常用途向けは配偶者貸付が可能なため、他行よりも借りやすいのは間違いないでしょう。
特徴にも大きな差が?カードローン4種の内容を比較!
金利や限度額もそうですが、その他の特徴についてもそれぞれで差があり、どれを使うかで教育及びそれ以外の用途での使い勝手が異なります。
・口座一体型のカードローン
・残高不足をカバーできる
・口座への入金にて返済可能
・融資特化のカードローン
・限度額と金利の双方が優れる
・最短で翌日にはカードローンが届く
・本人もしくは配偶者が妊娠中、不妊治療中、子育て中のみ申し込める
・少子化対策における特典が得られる
・保険が付帯する
・在学中もしくは4月に進学する子供がいる場合のみ申し込める
・金利は最も低い
・入学前でも借入金額の予約が可能
以上の特徴、そして専業主婦でも申し込めるという点を勘案すれば、『ザ・マキシマム』か『子育て太鼓判』の2つが有力候補でしょう。
また、どれも特徴は違ってもカードローンの基本である『欲しいときに好きな金額を借りられる』という点は共通しているため、教育を初めとした生活資金に役立ててください。
悪くはないが使いにくい?専用ローンとフリーローンの特徴
教育ローンにもおすすめなのはカードローンですが、若干使いにくいといっても『フリーローン』と『専用ローン』も選択肢になり得るため、軽く条件を見ておきましょう。
商品名 | 限度額 | 金利 | 専業主婦申し込みの可否 |
---|---|---|---|
進学ローン | 最大500万円 | 3.225% | 不可 |
ポピュラーローン | 最大500万円 | 5.5%~10.5% | 不可 |
限度額と金利に関しては十分魅力的ですが、先ほども話したように『急な出費に弱い』ため、利用するなら先を見越した計画が必須です。
借りたあとも大変?教育ローンを使う家族に教えたいこと
大垣共立銀行のカードローンは、どれも教育費用の捻出に役立つでしょう。しかし教育ローンを組む場合、名義人だけでなく家族全体で考えたいことがあります。
教育ローンは用途の都合上、借り入れる額が大きく家族全体に影響があるため、利用に関しては全員の協力が欠かせません。
子供が進学できないと本人が困るのですが、親も子供の独り立ちに支障が出ると大変ですよね?ゆえに、教育ローンを組むなら以下を意識してください。
- 借り入れる前は家族全員で返済プランを練る
- 子供が無事に就職できて返済が残っているなら協力を要請する
- 複数の融資の併用も検討する
特に大垣共立銀行は専用ローンもカードローンも豊富なので、「入学費などの大きな金額は専用ローンで、間に発生した他の学費はカードローンで」みたいな使い分けもできます。
当然借入を増やすとさらに返済が大変なので、より家族一丸となって返していきましょう。
【参考ページはこちら】
養育費の借入もできるってホント?