消費者金融や銀行からお金を借りるのは、もちろん予定を考えてのこともあるでしょうが、大抵は急を要することが多いでしょう。
場合によってはタイミングとして一時的に必要で、そのタイミングさせ乗り越えればやり過ごせるということもあります。そんな場合は、利息を考えて早めに返済したいと考えるものです。
もし、借り入れをしたその日のうちに返済する目途がある場合、それはできるのでしょうか?考えてみたいと思います。
今は即日融資ができる金融機関は多い!
カードローンやキャッシングなど、金融機関からお金を借りる手続きは一昔よりもずっと簡単で、借りやすくなっています。(こちらもご参考に→キャッシング会社のおすすめ情報)
それはテレビコマーシャルやチラシなどを見てもらえば一目瞭然でしょう。あちらこちらに、「即日融資」の謳い文句が掲げられるようになりました。
もちろんまだまだ全ての金融機関が対応しているわけではないのですが、大手の場合は、ほぼその日のうちに借り入れしてもらえるようになったと思ってもいいでしょう。
対して中小規模の金融機関の場合は、即日対応はしてもらえないと思っていた方がいいでしょう。地方銀行などでは、1週間掛かるようなところもあります。
勘違いしやすいが「即日融資」と「即日審査」は違う!
ある程度の規模の金融機関ならば可能になった即日融資ですが、気をつけなければいけない点があります。(こちらもご参考に→キャッシングの即日融資についてもっと詳しく)
それは、「即日融資」と「即日審査」と間違えやすい点です。そもそも「即日融資」と「即日審査」の違いはどこでしょうか。
即日融資 | 申し込みした当日に借り入れすることができる |
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即日審査 | 申し込みした当日中に審査の返事がもらえる |
先ほど、ある程度の規模なら「即日融資」が可能と明記したのですが、それ以外の金融機関でも「即日審査」なら対応可能として表記している場合があるのです。
ここで気をつけなければいけないのは、金融機関としては、審査まで対応可能として表記しているのに、勘違いして申し込みして、融資に辿り着かず困ってしまった、なんてことになる可能性があることです。
それこそ即日融資を考えている人は、とても慌てているものです。急いでいる場合は特に見間違いしやすいものです。後で間違いに気付き後悔してしまうようなことにならない様、気を付けるところでしょう。
申込時間帯によっては次の日の対応になってしまう可能性も!?
即日審査と勘違いしなくても、タイミングによっては当日に融資まで辿り着かなくなってしまう場合があります。
申し込みした時の時間帯が遅い場合です。
特に銀行の場合が多いのですが、申し込みした時間帯が遅い場合、対応が次の日に繰り越しになってしまうことが多々あります。
営業時間終了間近や過ぎてしまった場合、次の日の対応になることが多いようです。小さな表記かもしれないのですが、「申し込みの時間帯によっては、翌営業日に対応させてもらう場合があります。」というような表記があるはずです。
出来れば午前中に申し込む、でなければタイミングを一度確認してから申し込むようにした方がいいでしょう。
それ以外にも一番忘れてはいけないのは、やはり審査があることです。返済云々言う前に、どこの金融機関だろうが、審査があってそれに通って初めてお金が借りられることは忘れてはいけません。
(⇒キャッシングの審査基準を教えて!)
返済は、即日対応できるの?できないの?
即日融資は、あちこちの広告で見かけるようになりました。では、即日返済はどうなのでしょうか。
結論から言えば、即日返済は可能です。その日に全額を返せればの話ですが、現実として行う方はかなり少数派と言えるでしょう。
即日返済なんてどんな場合があるの?
基本的にはあまりないことでしょうが、即日返済が全くないとは限りません。
例えば、朝一番に支払いとして口座から引き落としがあったとします。しかし、実はその日は給料日で、午後にはある程度のお金が入金される。そういう場合には、できればすぐに返済をしたいと考えるでしょう。
他にも借り入れしたことが親にばれて、早く返せとお金を渡されるなんて場合もありえます。昔の人で、今だに借金に過剰反応する人もまだまだいます。まとまったお金を渡して、返済に充てるようにすすめることはあるでしょう。
めったにない事例でしょうが、実際にこういうこともあるのです。そんな時は、なるべく早く返済を済ませたいということで、即日返済を考えるものです。
可能ならばすぐに返済を!即日返済に利息は掛からない!?
もし、借り入れしたその日のうちにまとまったお金が手に入り、返済のめどが立ったなら、当然、すぐに返済を行うことをお勧めします。
即日返済の場合は、利息がかからないからです。
何故かというと、日にちの考え方なのですが、「初日不算入」ということで借り入れした当日は計算に入れないことになっています。(ただし、その期間が午前零時から始まるときは適用されない場合がある)これは法律(民法第140条)にも載っている大切なことです。
その為に、融資された日の即日返済は利息が掛からない事になるのです。
基本は借入した次の日から利息がかかる
利息ですが、基本的な計算式があります。
借入金×金利÷365日×借り入れした日数=利息
になります。あくまでこれは基本です。例えば10万円借りて金利は17.8%、30日後(1ヶ月後)に返済したとします。
その場合の利息は、100,000×17.8%(0.178)÷365×30=約1,463円になります。
1ヶ月で約1,500円近くが利息として取られます。これは、大きいと感じるか思ったよりも少ないと感じるかは人それぞれかもしれませんが、お金を借りるという現実に、利息としていくらか取られるという部分は大きいはずです。
実際の返済には、リボ払いなど、払い方がそれぞれの機関で決まっているので、この利息がどれくらい掛かっているのかわかりにくくなっていたりします。ですので、この基本的な利息の出し方は、知っておいて損はないと思います。
時間帯には要注意!即日返済でも費用が発生する場合がある?
即日返済は利息が掛からないと言ったのですが、実際には費用が発生する場合があります。この点を忘れて返済額丁度しか手元になかったら、後が大変でしょう。
その発生する費用ですが、どのような場合にあるのか。
- 営業時間外の場合など、タイミング的に翌営業日の処理になってしまう。
- 機械などはメンテナンス等が行われる可能性もある。
即日融資でもタイミングによっては次の日に処理される可能性がある旨は上記にて伝えましたが、返済に関しても同じことが言えるのです。
融資同様、次の日の処理になってしまうこともある
特に銀行から借り入れた場合は、この点についてきちんと確認しておく必要があります。
コンビニなどの24時間対応も”絶対”とは言い切れません。タイミングの悪い人などは、もしかしたら例えばメンテナンスの時間帯にあたることだってあります。特に月曜日の早朝にメンテナンスを行うことが多いようです。
もちろん、利息の掛かり方は1日分になるので、金額にすると微々たるものかもしれませんが。
例えば先の10万円で金利が17.8%で次の日に返したとします。そうすると、100,000×0.178÷365×1=約49円になります。
ほんの僅かなので、「まぁ、いいか。」と思うかもしれないですが、費用が発生すると言う意味では実際にお金が出て行くことになります。借り入れする前に、即日とはいえ、返済について確認しておくべきでしょう。
忘れてはいけない!利息よりも手数料の費用がかかる?
遅れて処理されてしまった場合の利息もそうなのですが、場合によっては手数料が発生する可能性もあります。
可能性というのは、返済方法によって手数料の掛かり方が違うからです。
借り入れの返済方法にもいくつかあります。
- 口座振替
- 窓口
- 金融機関の無人機・ATM
- コンビニのATM
- インターネット返済
口座振替などは、手数料が別途取られる訳ではないのですが、振替指定日が決まっているので即日返済はまず無理です。
窓口や無人機や金融機関の専用ATMの場合、上記で言っていた営業時間帯による利息の問題が出てきます。
気になるのは、コンビニATMでしょう。
コンビニはどこにでもあり24時間営業がほとんどなので、早く返済したいのならば一番手っ取り早い方法になります。
しかしこれが曲者で、コンビニATMを利用した場合、まず手数料が発生する可能性が高いと考えておいた方がいいでしょう。
手数料の金額に関しては、それぞれの金融機関により違いがあります。
インターネット返済が、一番負担がない!?
昔はなかったインターネットですが、今は申し込みもネットで行える時代です。
返済もこのインターネットを使う方法が、一番負担がないでしょう。
インターネットは基本24時間対応、ということは土日祝日も気にしなくてすみます。手数料もまず発生しません。
可能ならば登録を行い、ネットでの返済方法を利用するのが一番負担が少ないのではないでしょうか。
無利息キャンペーンだと無理して即日返済をする必要はない!
もし、借入先が無利息キャンペーンをやっているのならば、これを使うのも一つの方法です。
特に大手消費者金融はこの無利息キャンペーンを大きく宣伝しており、これにより活用してほしいという意味があります。
大抵、無利息キャンペーンは、初めての顧客にしか使えないようになっていたり、いろいろと条件があります。これもまた、他と同じ様にきちんと把握しておくといいでしょう。
そうすれば、例えば即日返済が不可能でも、キャンペーン期間中に返せば利息はつかないので、かなり負担軽減になります。
そして、例え即日返済を予定していようと、借りる前には手続きや審査、対応方法を確認しておくのが一番ベストなのです。
【参考ページはこちら】
即日融資&低金利で借りられるところは?