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仮審査に通ったら必ず借入できるの?本審査との違いも解説!

消費者金融や銀行などからお金を借りようと思ったら、誰でも必ず審査を受けなければなりません。この審査というものは、果たして通るかどうか、ちょっとドキドキして嫌なものですよね。

借入における審査って、何をどのように審査しているのか、詳しくご存じですか?しかも審査には、仮審査と本審査があるのですが、その差ってどんなものなのでしょうか。

今日は、あまり知る機会がないかもしれない「仮審査」とはどんなものなのか、また本審査との違いや仮審査に通ったら本審査も通るのか等について、お話したいと思います。

仮審査の段階で落ちることも!仮審査ってどんなことをするの?

借入における審査には「仮審査」と「本審査」があるわけですが、そもそも「仮審査」があることを知らずにキャッシングなどを利用している人も、意外と多いかもしれません。一般的に審査と言えば「本審査」を指すことも多いため、それも無理のない話ではあります。

しかし、せっかくですから仮審査というものについても、理解を深めておきましょう。まずは仮審査とはどのようなものであるかをご説明します。

仮審査とは

仮審査には絶対的な定義があるわけではなく、業者によって見る情報やその基準などはバラつきがあります。ですが、「仮審査とはだいたいこういうもの」という理解なら可能です。

大まかに言えば、仮審査とは申し込んだ人の基本的な情報や数値のみで融資可能か否かを判断するものです。

最近では、長引く不況や社会通念の変化もあり、消費者金融や銀行系のカードローン、クレジットカードのキャッシングなど様々な形の借金を利用する人が増えています。ニーズに応じて、申し込みから融資までの時間を短縮するための競争も起こっています。

そのため、いちいちアナログで審査をしていてはとても追いつきません。どの業者も、膨大な過去のデータからどのような人なら返済してくれたか、それぞれの年収帯の人がいくらくらいまでなら無理なく返済できたか等という目安を導き出しています。

それに申し込み人のデータを照らし合わせて、コンピューター上で一瞬で判断を下すのが仮審査というわけです。

仮審査で何を見るのか

一般的に仮審査でチェックされる項目には

  • 氏名・年齢・住所・連絡先などの個人情報
  • 職業・年収・勤続年数
  • 希望限度額
  • 他の借入件数とその合計額

これらのものが挙げられます。業者によっては、もっと項目が少ないところもあれば、逆に家族の有無や保険証の種類など、もう少し詳しい情報が必要になるところもあります。

このように、仮審査で見る項目は業者によっていろいろですが、要はこれらのデータだけで申込人がお金を貸すに足る人物か、きちんと返済してくれる人物かを判断しているのです。

仮審査の可否を出すうえで特に重視される項目は、年収と希望額のバランス、他社の借入件数と総借入額です。年収がそれほど多くないのに大きな限度額を希望している場合や、他社の借入件数が3社以上という場合は、仮審査で否決となる確率が高まります。

消費者金融には、「総借入額は年収の3分の1まで」という総量規制があるので、他社からの借入総額と希望限度額を合わせて年収の3分の1を超えてしまっていれば、仮審査でも本審査でも可決にしてくれる消費者金融はありません。ただし、銀行系は総量規制の対象外なので、借りられる可能性はあります。

実際に仮審査を体験!

実際に申し込むかどうかはまだ決めていないという人でも、氏名などの個人情報を伝えることなく仮審査を体験できる場所があります。それは、消費者金融の公式サイトです。

サイトの中に、「借入可能かどうか○秒診断!」などという文字を見たことがありませんか?そのサイト上でできる自動診断こそが、仮審査なのです。

例えば、アコムの仮審査ならば、

  • 年齢
  • 性別と独身か既婚か
  • 他の借入件数とその合計額

これら3項目だけで仮審査が受けられます。試しに、

  • 30歳
  • 独身男性
  • 他社の借入は1件で合計金額は50万円

という条件を入力して、診断を受けてみましょう。すると

○ご融資可能と思われます
ぜひお申し込みのうえ、アコムのサービスをご活用ください。

というメッセージが出ました。仮審査可決です!

いよいよ本審査!どんなふうに審査するの?仮審査との違いは?

仮審査に通ったら、次はいよいよ本審査です。本審査では、いったいどんなことをするのでしょうか?

情報機関に照会!

本審査は仮審査よりもさらに詳しい情報が必要となります。運転免許証などの本人確認書類や、限度額によっては源泉徴収票や確定申告書の写しなどの収入を証明する書類が必要となります。

これらの提出書類や個人情報を元に、業者が申し込み人の信用情報を情報機関に照会します。情報機関は、JICC(日本信用情報機構)やCIC(割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関)が代表的で、個人のクレジットヒストリーが分かります。

クレジットヒストリーには、

  • 過去・現在の借入の有無
  • 返済が順調かどうか
  • 債務整理など事故歴の有無

などがあり、申し込むと業者はこれらの情報を照会し、問題なく返済できる人物かどうかを判断します。つまり、仮審査では分からなかった信用情報を元に、より厳しく詳しく審査するのが本審査というわけです。

仮審査との違いは?

このように、仮審査も本審査も、申し込み人が信頼に足る人物かどうかを見るものという点では同じですが、より詳しい情報を元に審査して融資するかどうかを最終決定するのが、本審査です。

仮審査と本審査の違いとしては、仮審査の結果は覆る可能性がありますが、本審査は最終決定という点が挙げられます。

仮審査は業者によって大きく異なる

ちなみに、先にご紹介したアコムの仮審査は、「否決」というものがありません。また、かなり可決の範囲を広くとっているようです。というのも、

  • 30歳
  • 独身男性
  • 他社の借入は4件で合計金額は300万円

という情報で仮審査を受けてみると、「お客さまの入力情報では、お借入可能か判断できませんでした。お電話でもお借入のご相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。」というメッセージが現れ、問い合わせ先の電話番号がお知らせされます。

この条件だとなかなか厳しいと思われますが、それでもはっきりと「否決」とは言わず、電話での相談を提案してもらえるのです。

別の消費者金融では入力する項目も違いますし、可決となる範囲も異なります。このように、業者によってかなり差があるのが仮審査なのですね。

一方、本審査となれば、事故歴があればほとんどの業者で否決となりますし、総量規制をオーバーしていれば間違いなく否決です。このように、仮審査とくらべて基準がはっきりとしているのも本審査の特徴です。

ちょっと不安!仮審査が可決でも本審査に通らないことってある?

仮審査に通ったら、あとは本審査の結果が出るのを待つのみですが、この時間がけっこうドキドキするものです。仮審査がOKでも本審査で落とされることってあるのかどうか、ちょっと心配という方もいらっしゃるかもしれません。

実際のところ、どうなのでしょうか?

結果が覆ることもある

残念ながら、仮審査で可決となっても、本審査で否決に覆ることはあり得ます。先ほどのアコムの仮審査(3秒診断)の画面には、本審査の結果と異なる場合がある旨が小さな文字で書かれています。

仮審査では信用情報まで加味して考えているわけではなく、事故歴がない一般的なケースを想定して結果を出すため、その範囲外にいる人にとっては、本審査でNGを出される可能性はないとは言い切れません。

ということは、つまり信用情報に傷がない人にとっては、仮審査の結果と本審査の結果が異なることはないけれど、そうでない人の場合は仮審査が大丈夫でも本審査で否決になる確率が高まると言えます。

また、申込書に嘘の記述をした人も、仮審査では通っても本審査では否決となる確率が高いです。嘘をつくというのは、貸金業界では非常に嫌われます。きちんと返してくれる誠実さがないとみなされるため、必ず本当のことを書きましょう。

仮審査が否決だった場合

お伝えしたように、仮審査で必要な項目は業者によってかなりマチマチなので、ひとつの業者で否決であっても、別のところでは可決となる可能性もあります。

かと言って、次々に申し込んでしまうと「申し込みブラック」となって、審査に通りづらくなってしまいますので、むやみやたらに申し込むのは良くありません。
(⇒申し込みブラックでも借りられるの?

ただ、本審査においても、総量規制のような法律で決まっていること以外は、その業者なりの基準というものがありますから、相談くらいならしてみる価値はあります。

仮審査は大まかな情報が元!通っても必ず借りられるとは限らない

仮審査とは、スピード感を出すためにごく簡単な情報を元にして可否を出すものであり、個人信用情報を元にして結果を出す本審査とは異なるものであることをお話しました。

したがって、仮審査が可決だったとしても、必ずしも本審査に通って借り入れができるというわけではありませんので、注意が必要です。

しかし、信用情報に問題がなく常識的な限度額である限りは、ほとんどのケースで仮審査も本審査も可決となりますので、心配しすぎる必要はありません。不安な方は、ぜひ業者のサイトにある仮審査を利用してみて、目星をつけることをオススメします!

【参考ページはこちら】
カードローンの仮審査と本審査はどう違う?

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