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総量規制はどうなるの?銀行からの借入金の特徴とは

お金を借りるのなら、銀行、消費者金融など、たくさんの選択肢があります。今は銀行と消費者金融の二種類を使い分ける人も少なくありません。

銀行で借りたいと思った時、既に消費者金融から借りて返済中の人もいるでしょう。そんな時、あなたは総量規制を気にするかもしれません。

では、銀行に融資の申し込みをする場合、総量規制はどうなるでしょうか?いざと言う時のトラブルを避けるため、改めて考えてみましょう。

銀行から借りる!今の借入金額をチェック!

銀行からお金を借りる時、他の金融機関からの借り入れがあるかどうかをチェックするのはとても大切なことです。これは銀行に融資の申し込みをする前に、必ずやっておくべきでしょう。

銀行に申し込みをすると、必ず審査が行われます。その時、様々な項目をチェックされるわけですが、この時に他の金融機関からの借り入れもチェックされるのです。

  • 他の金融機関から借りていないか
  • 借りているのならどの程度の金額、何社からか
  • 返済状況は順調か

こういった項目は、申し込み者本人が全て申告するわけではありません。精々借り入れ金額と借り入れ先を申告するだけでしょう。しかし、その二つに加え、返済状況に関して、銀行側が独自で調べます。

借り入れ額把握の重要性!返済を見据えて申し込もう!

借り入れ額を正確に把握できていないまま、申し込みをするのは得策とは言えません。中には、自分が思った以上に借りている人がいることも。

借り入れ額を把握していると、後々の返済計画も立てやすくなります。銀行から新たに借り入れをする時も、自分の返済能力と相談し、無理のない金額を希望できますよね。

このように、他に借り入れがある人は、ご自分の返済能力の限界を超えないためにも、今借り入れている金額や、返済状況を把握しておくことがとても重要なのです。

どこから借りてる?消費者金融ならちょっと注意を!

他の金融機関からの借り入れがある人は、どこから借りているのでしょうか。銀行や消費者金融など色々とありますし、どこも悪いことではありませんが、消費者金融で借りている人はちょっとした注意が必要です。

消費者金融は銀行と違い、貸金業法という法律にのっとって経営が行われています。これは利用する人も守らなくてはいけない法律です。尚、銀行は銀行法という法律が適用されますので、貸金業法は関係ありません。

この貸金業法の中には総量規制というものが存在しているのですが、これがお金を借りる上で、非常に重要に関わって来るものとなっています。

消費者金融から借りていたら…年収とのバランスを見て!

今、あなたが消費者金融から借り入れをしていると仮定しましょう。その状況で銀行に融資の申し込みをする前に、ご自分の年収を改めて考えてみて下さい。
(⇒キャッシングと年収の関係

年収は総量規制と密接な関係があります。総量規制の特徴として、「年収の三分の一までしか融資が受けられない(借りられない)」というものがあります。消費者金融側の貸し過ぎ、顧客側の借り入れ過ぎという悪循環を作らないための決まりです。

つまり、年収300万円の人が、既に100万円を借りてしまっている場合、新しい借り入れは不可能になるというわけです。借り入れ額に上限を設定することによって、返済に過剰に苦しむ人を減らす目的で制定されました。

銀行で借りる時に関係あるの?厄介な総量規制

総量規制は貸金業法の一部です。その根底はあくまで「消費者金融(貸金業)でお金を借りる場合」であり、「お金を借りる先全てが対象となるわけではない」と言えるでしょう。

実際、銀行で借りる時、総量規制は関係がありません。銀行は貸金業法ではなく、銀行法を守って経営しているからです。銀行法に総量規制は存在しません。

よって、消費者金融で総量規制を気にするくらいの借り入れがある人でも、銀行に融資の申し込みをするのは何ら問題がないと言えます。消費者金融からの借り入れがある=銀行に融資の申し込みができないというわけではありませんよ。

銀行には関係ないけれど……借り過ぎにはやっぱり注意!

とはいえ、全く関係ないからと言って、無茶な素行は良いことではありません。確かに銀行でお金を借りる際、総量規制は関係ないことは確かです。

でも、あまりにも借り入れ額が多く、総量規制に引っかかりそうな状況で申し込むのは無謀としか言いようがありません。

  • 現在の借り入れ額に対し、返済額が多すぎる人
  • 明らかに総量規制に届いている人
  • あと少しで総量規制に届きそうな人

以上の人は、銀行の審査に通ることは難しいと覚悟しておく必要があります。銀行の審査は厳しい上に、特にお金に関する部分の特殊な点は決して見逃さないはずですからね。

銀行のお金と消費者金融のお金は違う!

銀行と消費者金融は、どちらもお金を融資することをメインの業務とした組織ですが、似ているようで異なる部分が多々あります。

種類 適用法 総量規制 金利 審査 保証
銀行 銀行法 関係無し 上限14.5%程度 遅い
消費者金融 貸金業法 関係有り 上限18.0%程度 速い 不要

銀行と消費者金融の大きな違いを並べてみましたが、簡単なものだけでもこれだけの差が見受けられます。似ているようで随分違いますね。

ここで特に注目したいのは、保証の要・不要についてです。銀行は要、消費者金融は不要となっていますよね。これは資本内容に関係してくる項目です。

銀行のお金と消費者金融のお金の違い

消費者金融が顧客に貸し出すお金は、資本金として会社が用意したものです。対して、銀行が顧客に貸し出すお金を含め、全てのお金は、その銀行に口座を持つ、預金者のお金となっています。

つまり、銀行で借り入れをした時に手にするお金は、本来は銀行を利用している顧客のものということ。これなら銀行の審査が厳しいのも分かりますね。万が一貸し倒れになったら、失うのは顧客の預金なのです。

この貸し倒れを防ぐため、審査を厳しくすることに加え、必ず保証会社の保証を受けられることを、融資の条件としています。保証を受けられなければ、銀行でお金を借りることは難しいと言えるでしょう。

総量規制は関係なし!借りる時は計画的に!

銀行で借りる際、総量規制が関係ないことは確かです。極端な話、消費者金融で総量規制いっぱいまで借り入れがあったとしても、銀行がゴーサインを出しさえすれば、また新しい借り入れができるということなのです。

しかし、総量規制がないからと言って、再現なく借りてしまうのは考え物です。借り入れがあれば必ず返済がやってきます。返済が多すぎると、もしかすると日々の生活が厳しくなるかもしれませんし、精神的な圧迫も考えられます。

やはり借り入れの申し込みをする前に、返済についてもよく考えておく必要があるでしょう。自分では充分すぎると思うほど、余裕を持った金額を考えることが大切です。

返済事故だけは回避!信用情報を大切に

どんなに計画的に借り入れをしても、人生にはトラブルがつきもの。もしかすると、返済が厳しくなってしまう瞬間があるかもしれません。

そんな時、決して黙って滞納などをしないで下さい。なぜなら、あなたの信用情報に傷がついてしまうからです。傷がつくと数年間、新たな借り入れをすることが難しくなります。

また、もしも過去に滞納などの返済事故を起こしている人は、新しく申し込みをする前に、信用情報機関でご自分の事故情報が消えているかどうかを確認しておきましょう。

  • 全国銀行個人信用情報センター(銀行系)
  • 株式会社 シー・アイ・シー(信販系)
  • 株式会社日本信用情報機構(消費者金融系)

代表的な信用情報機関はこの三つになります。過去に返済事故を起こした金融機関によって、参照する機関は変わってきます。

多少の費用はかかりますが、本人であれば個人情報を閲覧することができますので、記録が残っているかどうかに自信が持てない人は、申し込みの前にチェックしておくと良いでしょう。

面倒な色々…それでも魅力的な銀行借り入れ!

銀行でお金を借りることは、消費者金融で借りるよりも多少の時間がかかったり、手間を必要とするかもしれません。書類も煩雑になる可能性が高いです。

しかし、銀行で借り入れができると、金利の低さや信用度を一気に実感することができるでしょう。多少面倒が多くても、銀行で借りたい人が多いゆえんです。

銀行の借り入れの特徴を理解して、申し込み前にできることは全てやっておきましょう。審査を通過して、見事借り入れができますように!

【参考ページはこちら】
銀行の借入審査は厳しい?

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