お金を借りるなら、返済も必ずセットでついてくる。それがキャッシングやカードローンに代表される、融資というものです。
でも、返済は収入があるからこそできること。収入のない無職の人は、どう足掻いてもお金が借りられません。……と、思っていたあなた、ちょっと自分を見直してみましょう。
あなたは確かに無収入、無職かもしれません。でも、どんな無職ですか? それとも無職になる予定? 色んな無職がいる世の中、実は、必ずしもお金が借りられないというわけでもないようですよ。
無職も色々!借りたいあなたの無職の種類
ここでは無職=無収入という定義にしましょう。無収入だからこそお金に困り、お金を借りたいと思うものですよね。不労所得などの収入がある人は、幸いなことに無職ではありません。
- 専業主婦
- 学生
- 失職者(休職中含む)
「無職で無収入」をぱっと考えると、こんな種類の人たちが思い浮かぶことでしょう。特に失職者は、いの一番に思いつく人が多いかもしれません。
(⇒無職は借入できないの?)
専業主婦は家庭内の切り盛りをするという、立派な仕事がありますが、社会的な収入に結びつくかというと、それはほぼないと考えられます。賛否両論ありそうですが、無職・無収入と言えるでしょう。
学生は勉強が本分です。とはいえ、最近ではアルバイトに精を出し、収入を確保している学生も多いでしょう。無条件で無収入と言うには難があるかもしれませんね。ただ、社会的には無職・無収入という定義に入る場合もあります。
無職でも借りられる?必要なのは返済能力!
無職・無収入だと、やはりお金を借りることはとても難しいと考えられます。なぜなら返済能力がないからです。お金を貸す側としては、慈善事業ではなく、ビジネスとしてお金の貸し借りをしています。貸し倒れなんて冗談じゃありませんよね。
貸す側が顧客に望むのは、何よりも返済能力。それを証明するのは一定の収入源、つまり勤務先などの個人情報の証明です。無職ではとても証明できません。
専業主婦の強み!無収入でも借り入れ可能!
無職にカテゴライズされる中に、専業主婦があります。説明するまでもなく、外で働いて収入を得るのではなく、家庭の切り盛りに専念する奥様のことですね。
実は、専業主婦はお金を借りられる可能性がとても高い立場です。最近は大手のスーパーなどが庶民的なカードを発行し、専業主婦をターゲットにして業績を伸ばしているほどです。
返済能力がなければお金を借りられない、つまり無収入の専業主婦では借りられないはずです。では、なぜ専業主婦がお金を借りられるということになっているのでしょうか?
専業主婦でも借りられる!審査のポイントはこれだ!
専業主婦の返済能力は、本人の収入によって審査されるわけではありません。ご主人、場合によっては世帯主の年収が審査対象となります。ご主人の収入=返済能力と判断されますので、ご主人に安定した収入があれば、審査に通る確率がとても高いと言えます。
専業主婦がキャッシングなどの申し込みをする際、審査の主な項目は以下のものだと言われています。
- 氏名・年齢
- ご主人の勤務先
- ご主人の年収
- 他の金融機関からの借り入れ総額
申し込みをする時、年収や勤務先の項目はご主人の情報を書き込むことになります。「キャッシングやカードローンの申し込みを主人に知られたくない」という奥様も多いのですが、そこはご安心下さい。
在籍確認はどうなるの?専業主婦ならではの便利さ!
キャッシング、カードローンなどの融資を受ける時、審査段階で必ず行われるのが在籍確認です。会社にお勤めの人なら、会社に電話を一本入れられるだけ。しかし専業主婦は勤務先がありません。
専業主婦の場合、ご自宅に電話がかかってきます。ん誰が対応しても良いのですが、ご家族に知られるのが嫌であれば、ご自分で電話に出るのが一番です。専業主婦ならではの便利な一面ですね。
本当に絶対どうしても家族には内緒! と言う人は、念には念を入れて、申し込みの時に在籍確認の電話の時間を指定しておきましょう。金融機関も顧客のプライバシーを第一に守ってくれますから、必ず希望の時間に合わせてくれますよ。
あまり知られていないかも?失業前に借り入れもあり!
無収入でもお金が借りられると言うと、他にもないわけではありません。その一つとして、「仕事を辞める予定の人」も上げられます。仕事を辞める予定の時点では無収入ではありませんが、近いうちに無職・無収入になることが決まっていますね。
この時に役に立つのが社会保険です。社会保険は正社員だけではなく、アルバイトやパート、派遣社員でも、一定の条件を満たしていれば加入できるものです。
「社会保険」という名称は、様々な保険を包括した呼び方です。内容は四種類が挙げられます。
- 雇用保険
- 健康保険
- 厚生年金保険
この中の「雇用保険」に今回は注目してみましょう。雇用保険とは、失業した際に生活の心配をせず、次の就職先を探すためのものです。一定期間、決められた金額が支給されます。
項目 | 内容 |
---|---|
支給条件 | 雇用保険への90日以上の加入 |
金額 | 離職前の給与により個人差 |
給付日数 | 90日~330日 |
以前は雇用保険への加入が半年以上必要でしたが、現在では90日以上となっています。あまり知らない人も多いようですので、もし失業する予定がある人は心にとどめておいて下さい。
これらの条件を満たしている人であれば、無職でも収入を得ることができる=返済能力がある、ということになります。
辞める前に返済計画を立てよう!
無職の間は借金をしないことが一番なのですが、どうしてもお金が必要になることはあります。また、お勤めの時に借りたお金を返済する必要がある人もいるでしょう。
そんな時に、この雇用保険から発生する失業保険の給付金を利用すると良いですね。失業保険は生計費(生活費)として利用することができますので、返済に回しても問題はありません。
また、辞める前からお金が必要だと分かっている場合は、借り入れの時に綿密な返済計画を立てておくと良いでしょう。ご自分に給付される失業保険の金額や、給付の開始日などをしっかりチェックしておく必要があります。
在籍確認がネックなら…派遣会社に登録も!
無職で無収入でも、返済のあてはある……という、珍しい人もたまにいるかもしれません。確かに、借り入れの時には無職でも、返済のめどが立つ可能性がないとは言えないですよね。
そうなると、審査で在籍確認がネックになります。そこでお勧めするのが、派遣会社への派遣登録です。もちろん、仕事の斡旋があれば働こうという気持ちを持って登録しなければいけませんよ。
NG項目もチェック!
無職・無収入でも、以前に作ったカードはまだ生きていますか? この場合、借り入れがスムーズにできてしまうケースが多いということをご存知でしょうか。もちろん、借りられるのは嬉しいことですが、問題が発生する可能性がないとは言えません。
- 個人情報の変更があったら速やかに届け出をすること
- 虚偽の情報を登録した時は強制解約もあり得る
ほとんどの契約では、こういった項目が必ず盛り込まれています。ここで注意したいのは、個人情報の変更の欄。会社を辞めれば勤務先が変更になるわけですから、変更をしないまま、カードを利用し続けることはNGということになりますよね。
それでも借りたい!そんな時には辞める前がポイント!
個人情報を無職・無収入に変更したら、お金を借りることがとても難しくなってしまうのは仕方ありません。でも、どうしてもお金が必要になることもあるでしょうし、もしかすると、失業保険の給付まで時間がかかるかもしれません。
そんな不安がある人は、仕事を辞める前に借り入れをしておくと良いでしょう。もちろん、返済ができるという自信がある人だけですよ。
ちょっと裏技のような側面もありますが、計画的に利用できるのなら、こういう手もありでしょう。ただし、返済を滞らせることだけは避けなければいけませんよ。
無収入でも返済はしっかりと!
専業主婦であったり、無職になる前から計画的に利用することや、派遣登録などを効果的に行っていくことによって、無職でも借り入れは可能であることは分かって頂けましたか?
無収入でも、返済のあてがあれば借り入れをしても問題はありません。しかし、返済する自信もないのに借りることだけは絶対にやめましょう。万が一返済が滞れば、あなたの信用に傷がついてしまいます。
トラブルのない借り入れを行いましょう。無収入の期間を抜ければまた違う借り入れ方法が使えますし、それまでにご自分の信用を傷つけないよう、計画的に利用しましょうね!
【参考ページはこちら】
無職でも即日融資したい!