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多数の借入を一つに!おまとめローンの使い方を徹底解説

カードローンは便利な現金融資の方法で、会社によって特徴も異なります。こうした状況だと、つい「どのカードローンも捨てがたいから、複数枚作っておこう!」と考えませんか?

カードローンを複数枚作り、無駄遣いをしてしまうと『多重債務状態』になってしまい、返済が大変です。複数のカードがあっても管理できれば良いですが、数が多いと無駄に借りやすいのが人間ですね。

多重債務者になって後悔しているなら、『おまとめローン』を使って解決しましょう。その具体的な方法について説明いたします。

おまとめローンは1つじゃない?2つの方法について解説!

おまとめローンといえば、主に『銀行などが宣伝しているおまとめ専用の融資方法』を想像しませんか?

それは外れではありませんが、おまとめローンの方法は1つだけじゃなく、大きく分けて2つの選択肢があります。

  • カードローンを使ったおまとめローン
  • 専用プランを使ったおまとめローン

最近は『カードローンを使ってのおまとめローン』を推奨する会社も多く、たとえば以下の有名銀行も「おまとめローンにご利用いただけます」と案内しているのです。

  • 三菱東京UFJ銀行
  • 楽天銀行
  • オリックス・クレジット

専用ローンはともかく「カードローンでのおまとめってなに?」と疑問に思う人も多いので、まずは『カードローンを使ったおまとめローン』について説明していきます。

普通の融資にも便利!カードローンを使ったおまとめ方法

カードローンを利用したおまとめ方法とは、以下のようになります。

複数社から借りている合計分の限度額を持つカードを作る

新たに作ったカードの借入金で他社の返済を終わらせる

今度は新しいカードローンのみに返済していく

この方法でおまとめする場合、『限度額が豊富で低金利なカードが手に入りやすいため、今後の利用でも役立つ』のが最大の利点ですね。

カードローンは限度額が低いほど金利も高くなり、複数のカードを持っているとその傾向が顕著なので、新しく作ったカードに集約するのはあらゆる面で効率的です。

こうした利用方法なら『総量規制の対象外』なカードローンが好ましいため、銀行系のカードに申し込むべきでしょう。

欠点もある?カードローンでまとめる際の注意とは

おまとめできる上により良いカードも作れるこの方法、実は欠点もあります。

  • おまとめできるほどの限度額がもらえない可能性もある
  • 専用ローンに比べて金利で劣りやすい
  • 銀行以外のカードローンではまとめにくい

おまとめローンと違ってカードローンは用途が自由なので、「おまとめローンで使うといって別の方法に使うかも…」と警戒されやすく、限度額が思うように伸びないこともあります。

そうなると当然1枚にはまとめられず、中途半端な件数になりやすいです。借入件数が減るだけでも楽ですが、やはり半端だと魅力は激減するでしょう。

また、カードローンはどんなことにも使える反面、他の融資方法に比べて金利を高めにしています。おまとめローンでは低金利にならないと負担も減りませんので、まとめる前としっかり比較してください。

専用の方法でまとめるわけじゃない都合上、今後の無駄遣いには注意したいところです。

やはり専用プランが良い!?おまとめローンの利点を解説

専用のおまとめローンは、以下の手順にて利用を開始します。

専用ローンを扱う会社に申し込む

審査を受けて通過すればすでに借りていた複数社に返済する

今後はおまとめ先の会社にのみ返済していく

専用プランでおまとめする場合、今現在の借入総額を相談した上で審査を受けられるため、まとめるのに必要な金額を用意してもらいやすいです。

さらに金利も専用プランなのでかなり低い場合が多く、まとめた後は大幅に利息負担が軽減されます。支払総額が減ることで、今後の返済のモチベーションにつながるでしょう。

それとおまとめ専用ローンの場合、総量規制が適用されません。なので消費者金融で借りる場合も『年収で借入額を制限されない』ので、多重債務状態でも安心して申し込めますね。

選択肢が少ない?おまとめ専用ローンを使う前の注意点

おまとめに特化した分だけ利点もありますが、同時に注意したい点もあります。

  • 取り扱っている会社が少ない
  • 銀行のおまとめローンは審査が厳しい
  • 消費者金融のおまとめローンは金利が微妙

カードローンは大手の銀行や消費者金融ならほぼ確実に取り扱っていますが、おまとめ専用ローンだと対応についてはまばらで、選択肢はかなり限られています。

それに銀行のおまとめローンは審査が厳しく、多重債務者の場合はすでに多数の借入金があるため、意外と審査落ちも目立ちます。借入件数によっても審査難易度が変わるため、できるだけ『普段使っている相談しやすい銀行』で検討しましょう。

また、消費者金融の場合は審査こそ柔軟ですが、その分金利がイマイチです。高いわけではありませんが、銀行に比べるとお得感に欠けるため、優先的に選ぶかどうかは微妙なところですね。

専用ローンもカードローンを使ったおまとめも一長一短なので、より自分にとって魅力的なほうを選びましょう。

どっちのおまとめでもOK!融資を1つにする共通の利点

選んだ方法で特徴の異なるおまとめローンですが、『融資をまとめることで生じる共通の利点』が存在しています。

  • 返済日が減ることで管理しやすくなる
  • 利息支払い額が大体の場合は安くなる
  • 遅れずに完済できればおまとめ先の信頼実績になる
おまとめローンで特に注目すべきは、1ヶ月あたりの返済日が集約することです。返済日が複数だと預金管理も大変ですが、1日だけなら極めて楽で、うっかりミスによる延滞が防げるのです。

金利が安くなるかどうかは業者次第ですが、返済日がまとまるのはどんなおまとめでも同じです。「返済日が多すぎて毎月混乱しそう…」と悩んでいる人は、どこでまとめても後悔はしにくいでしょう。

おまとめローンを組めたのなら、くれぐれもこれ以上は借入金を増やさず、まずは返済に集中してくださいね。

不要なカードは解約を!おまとめ後にしておきたいこととは?

複数のカードローンにて多重債務者となり、おまとめローンでようやく事態を解決できたのなら、1つやっておきたいことがあります。

カードローンを複数所持している場合、完済後は不要なカードを解約しておきましょう。今後の無駄遣い防止などの理由もありますが、所有している枚数が多いだけで、今後の融資審査で不利になりやすいです。

カードローンの所持枚数は『信用情報機関』に記録されており、金融機関はそういった情報を審査時に閲覧できます。たとえ融資を受けている最中でなくとも『カードローンを所有しているだけで融資を使っていると見なす』会社もあり、枚数は少ないほど好ましいでしょう。

特に以下のような融資を希望する場合、不要なカードが足を引っ張ります。

  • 限度額が多いカードローン
  • 住宅ローン
  • 自動車ローン
  • 事業者ローン

難しい融資審査ほどシビアなので、申し込む前はクリーンな状態にしておきましょう。

事前に避けよう!多重債務者にならないための心得とは?

多重債務者になったらおまとめローンが頼もしいですが、そもそも『多重債務者にならないような立ち回り』をしておけば苦労しないのは、多くの人が予想している通りですね。

豊富すぎるカードローンに目移りする気持ちは分かりますが、今から作ろうとする場合、覚えておきたいことがあります。

  • カードローンは1枚にしておき必要に応じて増額する
  • どうしても複数枚必要なら完済後に不要なものを解約する

カードローンの限度額は後から増やすことが可能で、増額審査に通れば金利も下がるため、カード枚数を増やさずして大金を借りられます。利用と返済を繰り返せば信頼が重なり、より増やしやすくなるでしょう。

また、「1枚目のカードローン使用中に別途お金が必要となり、仕方なくもう1枚作った」なら、完済後には不要なカードを解約しましょう。こうすることで多重債務を事前に防げますし、別の融資に申し込む際にも足を引っ張らないので、『とにかくカードの枚数は少なく!』を忘れないでください。

【参考ページはこちら】
なぜ限度額があるのに借り入れできない?

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