サラ金業者は全盛期に比べると減りましたが、利用者はいまだに多く、むしろ昔に比べて使いやすくなったとも評価されます。特にカードローンという借入方法は、現代で最も優れた現金融資でしょう。
ただ、利用者の多さとは裏腹に「サラ金って悪いイメージがあるかも…」と考える人もいます。さらに、「サラ金のカードローンって他の業者より微妙じゃない?」と聞きませんか?
サラ金のカードローンについては、『その人の使い方次第』で善し悪しが決まりやすいです。そこで、お得なサラ金の利用方法をお教えします。
名前もスタイルも大きく変化?現代のサラ金について知ろう!
最初にいっておきたいのが、『現代ではサラ金という名前は正式名称ではない』という事実です。
ネット上では今でもサラ金と呼ぶ人が多いですが、それはサラ金時代に利用していた名残です。消費者金融側は昔の名称で呼ばれることを好みませんので、きちんと『消費者金融』に呼称を統一してください。
さて、そんな消費者金融のカードローンですが、お得に使うコツは3つほどあります。
- キャンペーンを利用する
- 短期返済を心がける
- 限度額を地道に増やす
それぞれのポイントについて詳しく説明するので、これから消費者金融に申し込む人、そしてすでにカードローンを持っている人はぜひ参考にしてください。
狙い目はキャンペーン期間!最もお得に融資を受けるには
どんなカードローンよりも消費者金融がお得になる瞬間とは、やはり『金利優遇のキャンペーン期間』でしょう。
消費者金融のキャンペーンにはバリエーションがありますが、大体は以下の条件にて開催されています。
『一定の期間内(およそ数ヶ月前)に融資を受ける場合、お得な金利で借りられる』というキャンペーンです。開催は不定期ですが、長期間お得に借りられる可能性があります。
『契約して始めて融資を受けるときのみ金利が下がる』というキャンペーンです。初回利用でしか適用されませんが、初めてカードローンを使うならほぼ確実に受けられる特典でしょう。
この2つのうち、『初回特典タイプ』は安定して提供されている業者が多く、たとえば消費者金融大手の『プロミス』は条件さえ満たせば、始めて利用する誰もが特典を受けられます。
その他にも『不定期で開催されるキャンペーン』も自分の利用タイミングと重なれば、非常に好都合ですね。
タイミングが大事?消費者金融のキャンペーンを活かすには
キャンペーン中こそ銀行よりもお得な消費者金融カードローンですが、闇雲に狙っても活かすことはできません。もしもキャンペーンをフル活用したいなら、以下の点を押さえておきましょう。
- 無利息期間中に完済できそうか?
- 自分が使いたいタイミングと重なっているか?
金利優遇キャンペーンを最大限活かすには、『お得な金利のうちに完済できるかどうか?』で、もしも無利息期間中に完済できれば、一切の金利負担がありません。
多くのキャンペーンは『一定期間中のみ』金利が下がるため、もしも期間内に開催できない場合、普通の金利に戻ります。短期間だけでも恩恵はありますが、銀行に比べて消費者金融は元の金利が高めなので、長期利用では分が悪いです。
不定期開催キャンペーンは自分の都合に合わせにくいですが、初回特典は確実に狙えるため、「初めてカードローンを作るけど、短期間で完済できそう」という場合には最高の選択肢でしょう。
短期返済で誰でもお得!?カードローンの利息方式に注目
カードローンの気になる利息ですが、『日割り計算』にて発生するのはご存じでしょうか?
10万円×年率18%÷365日=およそ49円
1日ごとに利息加算と聞けば少し怖いかもしれませんが、逆にいえば『1日でも早く完済すれば余計な利息負担を減らせる』のに気付きましたか?
カードローンの返済は毎月の引き落としに任せっぱなしでも良いですが、以下の方法も活用して早めに返せば、もっとお得に使えます。
- ATMや銀行振り込みで任意返済を行う
- 残りの返済残高が少ないなら一括返済を実行する
- 毎月の引き落とし額を多めに指定する
毎月の約定返済さえ遅れていないなら、任意返済などは自由に行えます。自分の懐事情に合わせて、できるだけ早い返済を心がけましょう。
長期返済なら銀行融資も視野に?カードローンは使い分けも大事
短期間で返済を終えた場合、銀行と消費者金融の利息負担は大差ありません。しかし、返済が長引くほど両者の差は大きくなります。(こちらもご参考に→キャッシングの利息に関するおすすめ記事)
たとえば消費者金融の平均的な金利(18%)と銀行の平均的な金利(14.5%)で比較してみましょう。
10万円×年率18%÷365日×600(利息が発生する日数)=29589円
10万円×年率14.5%÷365日×600(利息が発生する日数)=23835円
金額や返済期間に応じてこの差はさらに開くため、短期返済以外では消費者金融の良さを活かせません。
もしも長期返済になりそうなら、そのときだけ銀行のフリーローンで借り入れて、普段のちょっとした融資でのみ消費者金融のカードローンを利用する…こうした使い分けも意識してみましょう。
下限金利は要チェック!増額で変わる消費者金融の使い勝手
カードローンの金利に注目してもらいたいのですが、『上限値』と『下限値』があるのに気付きましたか?
銀行と消費者金融では金利に大きな差があるものの、実は下限金利では大差ないことがほとんどで、増額を続けると消費者金融カードローンもお得に利用できます。
たとえば、消費者金融の『アコム』と銀行の『三菱東京UFJ銀行』のカードローン金利を見比べてください。
会社名 | 金利 |
---|---|
アコム | 3.0%~18.0% |
三菱東京UFJ銀行 | 4.6%~14.6% |
上限金利こそ銀行のほうが低いですが、下限金利ではわずか0.1%とほぼ気にならない差です。金利は限度額に応じて下がっていくため、消費者金融のカードローンならより増額が欠かせないでしょう。
増額には根気も必須?カードローンをより良い条件で使うコツ
消費者金融のカードローンを作ったのなら「一気に限度額を増やしてお得に借りよう!」と思いますよね?ですが、限度額を増やすには根気が必要です
カードローンの増額を行うなら、守るべき点が多いのを覚えておきましょう。
- 定期的に融資を利用する
- 返済にはもちろん遅れない
- 限度額は大抵少しずつしか増やせない
カードローンの増額は一気に増やせるわけじゃなく、大抵は10万ずつのペースで増加します。
しかも増額するなら定期的な利用、さらには返済を繰り返す必要があるため、必然的に時間はかかりますよね?一度増額に申し込むと次回申し込めるのは最低でも半年後なので、単純に考えても『1年に2回しか希望できない』のです。
消費者金融側から増額を申し出るなどの例外もありますが、下限金利で融資を受けるなら、長い付き合いを視野に入れましょう。
金利もお得!おすすめのカードローンを提供する会社一覧
それでは最後に、『お得なカードローンを提供している消費者金融』を紹介しておきます。
会社名 | 限度額 | 金利 |
---|---|---|
アコム | 1万円~800万円 | 3.0%~18.0% |
アイフル | 最大500万円 | 4.5%~18.0% |
プロミス | 最大500万円 | 4.5%~17.8% |
モビット | 最大800万円 | 3.0%~18.0% |
どこも即日融資に対応しているため、「今すぐお金が欲しい!」という人でも安心です。今回説明したお得な利用法も活かしつつ、カードローンを使いこなしてみましょう。
【参考ページはこちら】
保険証はサラ金の身分証明書になる?