将来に生かすためにも語学を身に着けたいと考える人は、たくさんいますよね。お子さんを留学させたいと考える親御さんも、きっと多いことでしょう。でも、留学って結構お金がたくさんかかるものです。
海外で貴重な経験を積みたいけど、資金不足がネックで実現できないのはとても残念なこと。これを何とかするためには、やはり借入を利用するのが一番手っ取り早い方法です。
でも、留学費用を用意するなら、どこで借りるのがベストなのでしょうか?通常のフリーローンよりもオススメの借入先があるなら、ぜひそちらを選びたいですよね。そんな方々のために、今回は留学費用の借入先についてご紹介します!
どこで借りる!?国のローンから消費者金融まで様々な借入先が!
留学費用を工面するにあたって、まずはどんなところで留学に関する費用が借りられるのか、そもそも留学費用とは何に対する費用までが含まれるのか等、基本的なことについて知っておきましょう。
留学費用を借りられるところ
留学費用を貸してくれるところとしては、主に以下の4つがあります。
- 国民生活金融公庫の教育一般貸付
- 日本学生支援機構の奨学金
- 民間金融機関の教育ローン
- 民間金融機関のフリーローン
以下にひとつずつどんなものか見ていきましょう。
国民生活金融公庫
国民生活金融公庫の教育一般貸付というのは、いわゆる国の教育ローンのことです。国内の高校以上の学校の学費、受験料、教科書代、通学のための住居にかかる家賃など幅広く使うことができます。もちろん、海外留学の費用にもOKです。
(⇒教育ローンについてもっと詳しく!)
限度額と金利は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
限度額 | 子ども1人につき350万円 |
金利 | 年2.15%(固定金利) 母子家庭・父子家庭・世帯年収200万円以内の人は1.75% |
国ならではの低金利がうれしいですね。ただし、利用できる人は、子どもの人数と年収によって制限があり、たとえば子ども2人の場合は、世帯年収が890万円を超えている人は申し込めません。
しかし、所得制限に下限は定められていないので、民間では借りにくい属性の人でも利用できるケースがあります。興味のある方は一度問い合わせてみてください。
日本学生支援機構の奨学金
独立行政法人である日本学生支援機構には、非常に多くの奨学金制度が設けられています。他の借入は渡航前に申し込まなければならないものがほとんどですが、ここの奨学金には渡航後に申し込めるものもあります。慌ただしく出発してしまった人は、こちらを検討してみるのも良いでしょう。
限度額や金利などはそれぞれの奨学金によって異なりますので、詳しくはご自身の留学計画に合った奨学金を調べてみて下さい。
日本学生支援機構の奨学金を得るためには、成績優秀であることが有利に働くものも多いです。留学資金の準備も大切ですが、語学力を磨いておくのもまた重要ですね。
金融機関の教育ローン
目的別ローンなので、普通のフリーローンよりは金利がお得であることが多く、留学という立派な目的があって借りるものですので、周囲への体裁も悪くないですよね。
ただし、目的通りに使うという証明が必要になるので、提出しなければならない書類の数はフリーローンよりも多くなります。また、審査も厳しくなる傾向があると言えます。
また、気を付けたい点として、海外留学と一口に言っても、大学や高校などの学校法人なのか、語学学校やワーキングホリデーなのかによって、対応が異なる場合があります。前者なら問題ないですが、後者は教育ローンの対象外になる業者もありますので、要確認です。
金融機関のフリーローン
カードローンやキャッシングを含む、銀行や消費者金融などで借りられる一般的なローンのことです。フリーローンは使い道が自由なので、これを留学費用に使うのももちろんOKです。
教育ローンとちがって、どのような学校への留学でも使えますし、学費以外にも航空券や住居費用など何にでも気兼ねなく使えるのもメリットのひとつです。
教育ローンにくらべて金利が高めなのがデメリットですが、近年は銀行系ローンを筆頭に低金利のフリーローン商品が充実してきていますから、比較検討してフリーローンから留学費用を工面するのも賢い方法だと思います。
千葉銀行には海外留学専用のローンがあった!融資もスピーディ!
教育ローンはほとんどすべての銀行にあるといっても過言ではありませんが、海外留学だけに特化したローン商品があるところは、それほど多くありません。千葉銀行は、そんな海外留学ローン商品を持つ貴重な銀行です。
千葉銀行の海外留学ローンの概要
この商品の概要は、以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
限度額 | 都度借入タイプ:1,000万円 一括借入タイプ:3,000万円 |
金利 | 2.40% |
利用条件 | 20歳以上65歳未満の安定継続した収入のある人 住居や勤務先が千葉銀行の営業区内にある人 千葉銀行の基準を満たし、保証会社の保証を受けられる人 |
使い道 | 入学金・授業料・渡航費用等、留学に関わる全ての費用 |
目的別ローンならではの低金利が有り難いですね。千葉銀行の住宅ローンや子ども積み立てを利用している人なら、金利の割引が適用されるので更にお得になります。
必要書類と申し込み方法
千葉銀行の海外留学ローンに申し込む際に必要になる書類は、
- 運転免許証などの本人確認書類
- 健康保険証など勤続年数を確認できる書類
- 源泉徴収票などの収入を証明する書類
- 使い道や所要金額を確認できる書類
- 住民票
- 銀行印
これらのものとなります。目的別ローンですから、やはり書類の数は多くなりますね。
申し込み方法は、郵送、電話でもできますが、早く結果が知りたい人は窓口に出かけるか、ネットで申し込むのがオススメです。最短即日で仮審査の結果が出ますし、2週間で融資可能なので、留学前の準備で忙しい時でも助かります。
関東圏の人しか利用できない
海外留学専用の教育ローンというとても魅力的な商品ですが、残念なことに千葉銀行の営業区域内に職場か自宅がある人でないと利用できないという縛りがあります。
千葉銀行の営業区域はインターネット支店の場合、
- 千葉県全域
- 東京都全域
- 茨城県全域
- 埼玉県全域
- 神奈川県横浜市・川崎市
となります。インターネット支店を利用しない場合は、もう少し狭くなります。関東圏以外にお住いの方には、利用しづらいのがとても惜しいところです。逆に言えば、関東圏にお住まいで留学を考えている方には、ぜひ検討していただきたいお得な商品です。
三菱東京UFJ銀行の教育ローンなら全国対応!留学費用にも使える!
先にご紹介した千葉銀行の海外留学ローンは、関東圏にお住いの人しか利用できませんでしたが、ここからご紹介する三菱東京UFJ銀行の教育ローンなら、全国展開しているのでどの地域にお住まいの方でも使える頼もしい商品です。
ネットDE教育ローンの概要
三菱東京UFJ銀行の教育ローンは、窓口受付のものとネット受付専用のものがあり、ネット受付の方が金利がお得ですので、そちらをご紹介したいと思います。その名も、「ネットDE教育ローン」です。
ネットDE教育ローンの概要は、以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
限度額 | 30万円~500万円 医歯薬系学部・研究科の場合は30万円~1,000万円 |
金利 | 3.975%(変動金利) |
利用条件 | 20歳以上70歳未満の人 前年度の税込収入が200万円以上の人 勤続年数1年以上の人 保証会社の保証を受けられる人 パソコンのEメールアドレスを持っている人 |
使い道 | 学校に納付する学納金 |
海外留学の費用にも使えるのですが、使い道が学納金のみですので、渡航費用などには使えません。限度額も医歯薬系以外だとそれほど大きくないので、このローンの資金はあくまでも海外の学校の学費に当てて、それ以外の費用は別に用立てる必要がありそうですね。
必要書類と申し込み方法
このネットDE教育ローンの申し込みに必要な書類は
- 運転免許証などの本人確認書類
- 健康保険証
- 源泉徴収票などの収入を証明する書類
- 使い道や所要金額を確認できる書類
これらのものです。既に支払ってしまった学納金でも2か月以内なら融資可能ですので、その場合は領収書を提出してください。
申し込み方法は「ネットDE教育ローン」という商品名の通り、ネットのみとなります。三菱東京UFJ銀行のサイトから申し込み、仮審査が可決したらファックスか郵便で上記の必要書類を送ります。
それを元に本審査を行い、通ったらEメールで契約書類が届くので、印刷して記入したら返送します。それが確認され次第、利用者の口座を通して学校へ支払いがなされます。
これはつまり、三菱東京UFJ銀行から直接、留学先の学校に振り込まれるということ。利用者の口座に振り込まれたお金を引き出して持ち歩く必要がなく、それ以外のことにうっかり使ってしまう危険もないので、安心して利用できますね。
関東圏の方なら千葉銀行!留学費用は教育ローンでまかなえる!
海外留学は人生を良い方向に変えてくれる大きな経験となり得ます。いつでも誰でもできるものではないですから、行けるタイミングを逃したくないですよね。それなのに、お金がないために諦めるのは、すごくもったいないこと!
貯金がないという人でも、ご紹介したように国のローンから消費者金融のフリーローンまで、いろんなところで留学費用を借入できるので、ぜひ検討してみてください。
関東圏にお住まいの方なら、断然千葉銀行の海外留学ローンがオススメですが、それ以外の地域の方でも三菱東京UFJ銀行の教育ローンをはじめ、フリーローンならどの金融機関にもありますので、ご自身に合った商品を選んで留学の夢をかなえてくださいね!
【参考ページはこちら】
キャッシングの借入理由って何がある?