多くの人がご存知だと思いますが、融資は審査に通過しないと利用できません。だから「なんとかして確実に通りたい!」と考えるでしょうが、そのままでは難しいです。
審査に通るコツはネット検索でたくさん見つかりますが、情報量が非常に多く、中には適当な意見もあります。そこから実際の融資に役立つ情報を見つけるのは、簡単とはいえません。
そこで、今回は『実際の融資審査で確実に役立つ情報』に厳選して紹介していきます。これらの知識を身につけることで、審査通過の可能性も大きく増すでしょう。
融資の審査基準が外部に公表されない理由とは?
「そもそも融資の審査基準って公表されないの?」と疑問に思うかもしれませんが、表に出ることはまずありません。
その理由は以下の通りです。
- 社外秘のため社員でも外部に漏らせない
- 流出しなくとも定期的に変更する
- 審査基準が分かると公平な審査にならないから
特にこの中でも重要なのは、『審査に公平さがなくなるから』ですね。審査基準を知っている人とそうでない人で差が生まれるので、企業側の信頼にも関わるでしょう。
(⇒キャッシングの審査基準についてもっと詳しく)
また、基準を知っている場合は「申し込み条件を有利なようにちょっと細工しよう!」とされやすく、正確な審査ができません。ちゃんと本来の返済能力が判断できないと、貸し付けても返してもらえない可能性が高いのです。
このように、融資審査では基準を教えてもらうことはできず、金融業者側に連絡してみても時間の無駄になります。「やっぱり審査に通りやすくするコツなんてないの…?」と不安になりますが、そんなことはありません。
それでも実在している?融資審査に役立つ情報を探す
融資にはさまざまなプランがあるものの、共通点はあります。例えば『お金を借りて返す』という当たり前の部分は昔から同じで、それが審査基準の指針です。
だから、審査に通る上での大切なことも変わらず、今でも通用するチェックポイントがあります。
- 今までの返済実績
- 希望限度額
- 審査に通りやすい業者を使う
『職業』や『年収』が大事だとまでは分かるものの、それ以上の具体的な数値は難しいです。しかし、上記の三つのポイントは、非常にはっきりしたヒントとなるでしょう。
これらの要素について、一つずつ詳しく触れていきます。融資審査に何としても通りたいなら、焦らずに全てチェックをしておき、より確実に通る方法を意識してくださいね。
実績が一番?融資審査で過去の返済を見る理由
融資審査に通るなら、過去の返済実績が極めて大切で、場合によっては収入や職業以上に影響を及ぼします。
具体的にどんな返済が実績になるかというと、以下の内容を参照してください。
- カードローンやフリーローンなどの現金融資
- パソコンや生活家電の分割ローン
- 携帯電話の月賦支払い
特に関係しやすいのは現金を直接借りる融資で、これらは無担保で借り入れるため、その人の信頼が大きく関わります。今まで何度も使っていたり、大金を借りても遅れずに返していたりすると、相当有利になっているでしょう。
そして分割ローンも、『ローン会社からお金を借りて商品を購入し、その後分割して返済していく』ので、融資の仲間となります。携帯電話の月賦料金と同じく、融資に無関係と勘違いされやすいので、注意してください。
とにかく、融資を有利に進めるなら、『毎月のあらゆる支払いに遅れない』と意識しましょう。そうすれば、知らないうちに信頼が積み重なっているのです。
遅れていると台無し!?延滞は融資審査でマイナスに
『遅れずに返済してきた』ことが実績になるなら、その逆はどうでしょうか?
例えば返済に遅れた人を『ブラックリスト』と呼ぶように、どんな理由であれ返さない場合、要注意人物であるのには変わりありません。(こちらもご参考に→ブラックでもキャッシングはできるの?)返済に遅れると信用情報機関に記録され、融資審査の際にチェックできるのです。
もしも返済に遅れるなら、最低限以下のことを守りましょう。
- 事前に必ず連絡をしておく
- 何日後に返せるかを伝えておく
- 遅れても可能な限り早く返済する
こうした対応ができれば、遅延損害金は取られても、信用情報機関に残らない場合があります。ただし、一言伝えれば遅れて良いわけでもなく、以降は遅れないようにしましょう。
希望限度額に注目!少ないと審査にも通りやすい?
融資を受ける場合、希望する限度額があると思います。特にカードローンの場合、限度額内で好きに使えるので、つい多めに希望しやすいでしょう。しかし、審査通過を優先するなら、少し考えものです。
融資審査は希望額が大きいほどシビアなので、融資額を少なくするほど簡単に通過しやすくなり、申し込みの手間なども省きやすいでしょう。
例えば『100万円』と『10万円』を希望するのなら、断然10万円の方が通過しやすくなります。貸し付ける金額が大きいほど金融業者の負担が増えるので、審査をシビアにするのは当たり前ですね。
それに希望限度額が大きいと、『収入証明』が別途必要になりやすいです。収入証明とは、以下の書類が該当します。
- 給与明細(二ヶ月分ほど)
- 源泉徴収票
- 確定申告書
目安として、銀行系なら100万円以上、消費者金融系なら50万円以上から要求されやすいです。自分の申し込み希望額を考えて、事前に用意をしておきましょう。
後から増やすのがカードローン運用のコツです!
最初の融資審査というのは、基本的に有利ではありません。その理由は「今まで返済実績がないから、大金を二つ返事で貸すのは難しい」と金融業者が判断するからです。だからこそ、別の金融業者を利用しておき、返済の実績を重ねるのも大切でしょう。
また、カードローンの場合は後から増額できるため、最初は審査通過を優先してください。
(⇒カードローンってもっと増額できるの?)
この増額をしたいなら、いくつか守りたいこともあります。
- 定期的にカードローンを利用している
- 利用した際は一度も返済に遅れない
- 積極的に一括返済をする
後からの増額なら自然と実績もあるので成功しやすいですが、上記のことを守っていれば、さらに大きく増やせるでしょう。大金を借りたいなら、焦りは禁物ですね。
鍵は消費者金融?審査に通りやすい会社を探す
融資審査を通過させるために最も簡単、そして誰でもできるのが『融資審査に通りやすい会社を選ぶ』という方法で、特に消費者金融は期待できるでしょう。
消費者金融は銀行と比較して、以下のような特徴があります。
- 審査基準が緩い
- 審査結果が出るまでが早い
- 金利がやや高め
金利が高いのはマイナスポイントですが、審査結果がすぐに分かること、そして基準が緩いのは非常に好ましいですね。審査に通ることが第一なら、いくら金利が安くても通らないと、意味はありません。
消費者金融はなぜ融資審査が簡単なのかといえば、『銀行の審査に落ちた人もターゲットだから』でしょう。銀行は低金利ですが、審査が厳しく落ちる人も多いので、そうした人にも貸し付けて銀行との住み分けをしているのです。
最短で申し込んだその日にカードも発行できるため、融資審査を通過することに焦っているなら、消費者金融は最高の申し込み先でしょう。
お得意様なら大丈夫!?銀行の融資をより簡単にする方法
銀行は全体的に消費者金融よりシビアですが、そんな銀行も時代に合わせ、柔軟に変化してきました。融資の審査基準に関しても、昔からは想像もできないほど緩和されているのです。
特に、銀行は『お得意様』に対しては優遇策が豊富であり、融資審査でもそれに該当しているなら、かなり待遇が異なるでしょう。
銀行のお得意様といえば、どんな人でしょうか?
- 預金が多い人
- 住宅ローンなどの大口の融資を利用している
- 投資系のサービスを利用している
一番簡単なのは『預金』で、自分がメインの口座として使っている銀行なら、融資審査でも影響があります。特に信用金庫の場合、預金が多いと大型のローンでも優遇されやすいため、引越しの予定がないなら信金を活用しても良いでしょう。
銀行で借りやすい場合、低金利なので消費者金融よりも利点が多くなります。普段から真面目に貯金をしていると、こうした面でも関係するのです。
さすがに仕事も収入もないなら無理!?
今回説明したコツを守れば、融資審査ではかなり有利になれます。もちろん狙って行うには厳しい場合もありますが、それでも知識があればチャンスも増えるでしょう。
ただし、今回のコツを実践する大前提として、『収入も仕事もある人』かどうかという点に注意してください。もちろん、今回の教えた情報は、収入と仕事が比較的安定している人向けの知識です。
もしも以下のような状況なら、今回のコツを守っても意味がありません。
- 無職で本人に収入がない
- 専業主婦(主夫)である
- 生活保護状態である
専業主婦なら『配偶者貸付』に対応していれば、借りられる可能性は残っています。もちろん対応していなければ確実に落ちますし、無職と生活保護では、返済できる見込みは0ですね。
よって、融資を受けたいならまずは仕事をしつつ、安定した収入を得ましょう。最悪アルバイトなどの仕事でも、借りるだけなら十分なので、最低限の条件を満たしてくださいね。
【参考ページはこちら】
仮審査に通ったら必ず借入できるの?