現代では、誰もが気軽にクレジットカードやキャッシングを利用しています。
日常的に当たり前のように利用していますが、思わぬところで影響があることも忘れてはなりません。
例えば、オートローンのように、まとまった額のローンを組む場合、その審査に影響してしまう場合もあるのです。
では実際に、現在の借入金が原因でオートローンの審査に落ちることもあるのか、気になるその辺りを追求してみましょう。
現代人の強い味方!クレジットカードとカードローン
今や、現代人のピンチを救うのは、クレジットカードとカードローンといっても過言ではありません。
欲しいものや、したいことに溢れている現代では、お金がいくらあっても足りません。
決まった支出の他に、急な入用や、まとまったお金が必要になる場合も多いでしょう。
そんな時、頼りになるのが、クレジットカードやカードローンなのです。
しかも、今はこうしたキャッシングは、申し込みも来店不要です。スマホやパソコンからインターネットで簡単に申し込めてしまいますし、コンビニATMでいつでもどこでも現金が引き出せます。
今はお金がないからと、諦めてチャンスを逃してしまうことなく、欲しいものを手に入れたり、したいことが出来たりするのは、こうして気軽にキャッシングが出来るおかげなのです。
気軽に利用!でも意外と落とし穴?キャッシングの影響
しかし、そんな風に気軽に便利に利用出来るキャッシングですが、やはりお金を借りるわけですから、当然社会的責任が必要です。
いくら自分のお財布代わりに、気軽に出し入れ出来るとはいえ、借金をしているということを、忘れてはならないのです。
個人のキャッシング情報というのは、申し込みの時点から、信用情報機関に登録されます。そして、取引内容によっては、長い間履歴が残ってしまうものもあるのです。
では、信用情報機関に登録が残る年数を、登録内容別に表にしてみます。
登録内容 | 登録期間 |
---|---|
氏名、生年月日、住所、電話番号などの個人情報 | 契約内容に関する情報が登録されている期間 |
登録会員名、契約の種類、契約日、契約金額などの契約に関する情報 | 契約継続中及び完済日から5年以内 |
入金日、残高金額、完済日、延滞などの返済状況に関する情報 | 契約継続中及び完済日から5年以内(延滞情報については延滞継続中、延滞解消に係る情報については当該事実発生日から1年以内) |
債権回収、債務瀬居る、強制解約、破産申立などの取引事実に関する情報 | 当該事実発生日から5年以内(ただし、債権譲渡に係る情報については当該事実発生日から1年以内) |
個人情報、並びに申込日及び申し込み商品種別などの申し込みに関する情報 | 申し込み日から6ヶ月以内 |
このように、意外と知られてはいませんが、信用情報機関には返済遅滞の記録だけでなく、申し込みから利用状況まで、キャッシングの個人情報全てが登録されているのです。
いくら気軽に利用出来るとはいえ、その利用の記録は、全てしっかりと登録されていることがお分かりですね。
信用情報機関のこうした情報は、どの金融機関も必ず、審査において照会する重要な審査項目です。
つまり、お金を借りるということは、しっかり記録が残るものであり、社会人としての責任と自覚が必要となることなのです。
そして、こうした情報に何か問題があれば、社会的にダメージを受けることにもなりまねません。
それがてきめんに表れるのが、金融機関や保証会社の審査なのです。
特に、賃貸契約や売買契約、多額のローンを組んだりする場合などは、審査も厳しいため、こうしたキャッシング情報によっては、審査に落ちる場合もあるのです。
とても便利なキャッシングですが、実はこうした落とし穴もあるというわけです。
今や一家に一台!?高い買い物の車はオートローンで!
多額のローンというと、まず思い浮かぶのが、住宅ローンとオートローンですね。家と車は、高い買い物の代表ともいえます。
両方とも決して安いものではありませんから、たいていの場合は、ローンで購入します。
特に、今は一家に一台は車を所有している時代ですから、ディーラーや銀行など、あらゆる金融機関のオートローンが大活躍しています。
車を買うためにお金を借りるのであれば、やはりオートローンがおすすめなのです。
しかし、気軽なカードローンなどとは違い、住宅ローンやオートローンのように、多額を借りるローンでは、審査も厳しくなります。
では、オートローン審査に落ちる原因として、何があるのかを考えてみましょう。
現在の借入金が原因でオートローン審査に落ちるのか!?
オートローンの審査に落ちる原因としては、主に次の4つがあります。
- 勤務先や年収など、収入面に問題がある場合
- 引越しやマイホーム購入など、支出面で問題がある場合
- 過去に返済遅滞などの履歴がある場合
- 現在借入金がある場合
もちろんこれらの他にも、その人の生活状況などによって、落ちる原因は色々ありますが、これら4つは、特に審査に大きく影響があるものです。
それでは、ひとつずつしっかりとチェックしていきましょう。
返済に大きく影響がある収入は審査に重要!
まず、返済に重要なのは、その人の収入ですね。カードローンの審査では、安定した収入があればアルバイトでも審査には通りますが、オートローンではそうはいきません。
勤務形態や収入がある程度しっかりと基準をクリアしていないと、多額融資の返済には、大きく影響してしまうからです。
返済能力を低下させる支出もしっかり審査される
また、引越しや住宅購入など、最近大きな支出があった場合なども、オートローン審査にと居る場合があります。
大きな支出やローンを抱えていれば、当然返済の負担は大きくなり、返済能力が低下するからです。
過去に返済遅滞があれば問題外!
これは、カードローンのように、比較的ゆるい審査でも通らない決定的な理由です。
信用情報機関に返済遅滞などの記録が残っている間は、オートローンの審査には絶対的に通りません。
記録が残る5年間は、どのローンを組むことも、断念すべきでしょう。
現在の借入金によっては審査に通らない!?
そしていよいよ、核心に迫りたいと思います。
現在、キャッシングなどの借入金がある場合も、オートローン審査に落ちる場合が多々あるのです。
もちろん、オートローンによっては審査に通る場合もありますし、借入金の額や返済状況などによっても、審査に通る場合もあります。
それに、審査に落ちたからといっても、この借入金が原因ではないかもしれません。
しかし、可能性としては十分に考えられるといえるでしょう。
これは、単にキャッシングなどの借入金に留まらず、例えばクレジットカードの利用なども、キャッシングと同様、借り入れをしているとみなされるので、注意をしてください。
様々な商品やサービスの代金を、クレジットカードで支払うということは、その代金を借りて、立て替えてもらっているということだからです。
では、現在借入金がある方は、オートローンの審査に通るためにどうしたら良いのでしょうか。
オートローンに申し込むなら現在の借入金を完済しよう
このように、現在キャッシングを気軽に利用している方々には、オートローンの審査に落ちるという、思わぬデメリットをこうむる場合があるのです。
日常的に気軽にカードローンなどを利用している方にとっては、結構痛手ですね。オートローンが組めないということは、車の購入を諦めなくてはならないのでしょうか。
オートローンに申し込む前に、借入金を完済してしまえば、それがオートローンの審査に影響することはまずありません。
ただ、念のために、カードローン自体を解約しておけば、信用情報機関の登録もそれだけ減るので、さらに間違いはないでしょう。
しかし、言うのは簡単ですが、借入金によっては、すぐに返すのは難しい場合もあるでしょう。
そんな時は、いっそキャッシングでお金を借り、一括で車を購入するというのもひとつの手です。
いすれにしろ、現在借入金がある方は、それが原因でオートローン審査に落ちる場合があります。
それをよく理解し、出来れば完済してから申し込むことをおすすめします。
【参考ページはこちら】
自動車購入はディーラー以外の借入がお得!