借入を検討している方は、借入先を選ぶ際にどこを選べば良いのか迷うことがあります。
広告やネット上の宣伝を見ても、低金利!便利!という単語があふれているので、どこを選んでも同じような錯覚に囚われるでしょう。
ですが、簡単な方法で自分に合った業者選びを行うことができます。
業者選びを進めていく際に、なるべく総量規制・金利などに気を配るようにし、その中から自分に合った業者を選ぶようにすれば良いのです。
具体的な選び方についても記事内で案内しておりますので、選び方がわからないという人は良ければ参考にしてください。
銀行は借入の幅が広い!金利も安いのでメリットが多い
まず銀行やサラリーマン金融など、「選ぶ対象が多い」という状況を避けるようにしましょう。
簡単にサラリーマン金融だけの魅力をまとめましたが、それほど多くの魅力があるわけではないのです。
- 審査が甘い
- 審査が早い
- 審査がわかりやすい
金融機関の借入でメリットとなるものは、前述のとおり「金利に依存した」サービスとなります。
例えば、銀行カードローンを利用する場合、金利というのはサラリーマン金融より「4.0%程度安くなる」ことが多いです。
4.0%と言われると、それほど安くないように感じるかも知れません。
ですが、1年間の返済で利息を計算すると、サラリーマン金融から借りるよりもずっとお得であることがわかります。
- 30万円:12000円お得
- 50万円:20000円お得
- 100万円:40000円お得
銀行は総量規制対象外!気楽に借りられる強みがある
最近では、総量規制という単語の意味を知らないという人はあまりいません。
年収の3分の1以上で借入ができなくなる規制を総量規制と言います。
ノンバンク系で適用されている規制となっているため、銀行カードローンは総量規制対象外です。
このような規制があるわけですが、実は3分の1までであれば絶対に借りられるという規制でもありません。
(⇒専業主婦は総量規制があるから借りられない?)
実際に年収300万円の人が、「100万円の借入」では審査に通らなかった事例もあります。
このような規制が適用されるようになってからは、サラリーマン金融を中心としてノンバンク系で「貸し渋り」が目立つようになったのです。
やはり、気持ちよくカードローン契約を結びたいのであれば、総量規制対象外の銀行などを利用したほうが良いでしょう。
総量規制対象外については、以下のような金融機関や金融商品でも適用となっています。銀行のみが対象というわけではありません。
- 信用金庫からの借入
- クレジットカードのショッピング枠
- 住宅ローン
- 不動産ローン
- 高額療養費のローン
- 有価証券担保ローン
- 不動産担保ローン
総量規制対象外の金融商品は他にも沢山あるのですが、「一般的に利用されている」金融商品では上記のとおりとなります。
借入には注意が必要!総量規制がかかってしまう借り方
総量規制というのは、必ずしもノンバンク系のみで判断されているわけではありません。
クレジットカードのキャッシング枠も総量規制の対象です。
クレジットカードは、ショッピング枠のみ総量規制対象外となっています。
なので、人によっては信販会社を通じたローンも対象外では?と考えてしまう人もいるのですが、実際は信販会社のローンも総量規制の対象です。
このような総量規制の対象は数が多いので、一般的に利用されるものみで以下にまとめさせていただきました。
- クレジットカードのキャッシング
- サラリーマン金融のカードローン
- 信販会社のカードローン
カードローンについてですが、「キャッシングと区分する必要はない」ので注意してください。
紛らわしいことにカードローン、キャッシングの両方を取り扱っている金融機関は存在します。
ですが、今の時代では「区分する必要がない商品」のため、キャッシングであれば審査で通りやすい、総量規制対象外となる・・・ような取り決めは存在しないのです。
ネット上では曖昧な情報もあるため誤解されることが多いのですが、カードローンとキャッシングはほぼ同内容の商品と判断して問題ありません。
他で借りていても大丈夫!銀行は借換・おまとめにも対応
銀行のほうがメリットが多いと言われていますが、これにはれっきとした理由もあります。
借換ローンは1件の契約を別の業者で切り替える場合を言います。
おまとめローンの場合は、複数の契約を別の業者で統合する場合を言いますが、どちらも銀行やサラリーマン金融で販売されている商品として有名です。
ただし、「100万円以上のローンがある」場合は銀行カードローンを選択したほうが良いでしょう。
というのも、前述のとおりでサラリーマン金融は貸し渋りの傾向にあるからです。
借換ローン、おまとめローンは「返済支援制度」に則った商品のため、サラリーマン金融でも「総量規制対象外」で販売されている商品とされています。
(⇒複数の借入先をまとめるメリットとは?)
つまり、100万円以上で契約されても問題ないのですが、実際は50万円~100万円までで審査通過となりやすいのです。そのため、100万円以上では審査に落ちやすく、審査で必要となる書類も多くなるため、あまり高い評価は受けていません。
審査は必ず通るわけではない!銀行カードローンの審査基準
銀行カードローンは審査が甘いわけではないので注意してください。
審査基準においても厳しい内容となっていますので、収入が不安定な人では利用できなくなっています。
具体的な審査基準ですが、以下の条件を満たせない場合は大半の銀行では借入が不可能となります。
- 年齢が満20歳以上満65歳未満
- 収入が安定している
- 収入が100万円以上(もしくは200万円以上)
- 勤続年数が1年以上
- 営業年数が2年以上
サラリーマン金融の場合、「安定した収入」が見られるようであれば審査に通りやすいです。
銀行カードローンは、審査に関してはサラリーマン金融より劣る点が多いため、すでに何度も審査で落ちてしまっている人は、無難にサラリーマン金融で審査を受けたほうが良いでしょう。
また、以下の職業に就いている場合は審査でも高評価を得にくいと言われているので、下記も了承して申込む必要があります。
- 自営業主
- 派遣社員
- バイト
- パート
- 学生
- 主婦
このような職業に就いている場合、金融機関からの借入は「50万円以内」で制限されやすいです。
銀行は主婦や学生に対しても貸付を行っています。(こちらもご参考に→主婦でも開業資金は借りられる?)
ですが、年収が少ない人に対して大きな借入が認められているわけではないのです。
メリットが多い銀行!オリックス銀行カードローン
銀行は借換ローン、おまとめローンに対応している場合が多いのですが、オリックス銀行はおまとめローンの利用者が多いことで有名です。
近年では、サラリーマン金融から銀行へ借入先を変えている人が多いため、おまとめローンが組みやすいというだけでもメリットになります。
詳しい商品内容については以下を参考にしてください。
商品名 | オリックス銀行カードローン |
---|---|
融資限度額 | 800万円 |
金利(年率) | 3.0%~17.8% |
審査基準 | 満20歳以上65歳まで |
審査時間 | 最短即日 |
即日融資 | 対応 |
在籍確認 | 有り |
担保・保証人 | 不要 |
最近では良く知られていることなのですが、今では「担保・保証人は不要」となっています。
これは銀行カードローンだけの話ではなく、サラリーマン金融でも同じように担保・保証人が不要の状態で契約を組めます。
そのため、銀行やサラリーマン金融で業者選びを進める場合、「担保・保証人が不要の業者であるか」確認するようにしましょう。
担保・保証人が必要な場合、以下のようなデメリットが発生しやすく、これといってメリットがないので無理にその業者を選択する必要はありません。
- 審査が遅くなりやすい
- 審査で必要な書類が多い
- 審査そのものに通りづらい
おまとめローンに対応!オリックス銀行は金利も優遇
オリックス銀行カードローンの金利は3.0%~17.8%となっているため、カードローン経験者にとっては「金利が安い?」という考えを持つ人もいるでしょう。
ですが、おまとめローンの場合はさらに金利が優遇されるため、オリックス銀行のおまとめローンは使いやすいと評価できるのです。
サラリーマン金融の場合、「0.5%ほど金利が安くなる」という場合が多いのですが、銀行の場合は「1.0%~2.0%ほど金利が安くなる」ため、低金利で返済を行えるのは確かです。
しかも、オリックス銀行は「下限金利が低く設定されている」ため、大きな借入をおまとめローンで返済する場合にお得です。
金利は最低の設定が下限金利、最高の設定が上限金利となっています。
そのため、3.0%~17.8%の場合は下限金利が3.0%となり、上限金利が17.8%となるのです。
つまり、金融機関の借入というのは3.0%(下限金利)を理解していることが正しいのです。
その理由ですが、下限金利が低く設定されているほどに、「実際に設定される金利も低くなる」からです。
サラリーマン金融の場合は下限・上限の金利が高いため、借入額に応じて金利が低くなりやすいわけではありません。そのため、銀行のほうがサラリーマン金融より金利が安いと言われているのです。
審査が甘い新生銀行レイク!金利のみ他より高い
審査の甘さで業者選びを進めていく場合、新生銀行レイクのような審査が甘い業者も選ぶようにしたほうが良いです。
新生銀行レイクは、レイク時代から審査が甘いことで有名なため、実際に多くの人が審査通過していることでも有名となっています。
詳しい商品内容については以下を参考にしてください。
商品名 | 新生銀行レイクカードローン |
---|---|
融資限度額 | 500万円 |
金利(年率) | 4.5%~18.0% |
審査基準 | 満20歳以上70歳まで |
審査時間 | 最短即日 |
即日融資 | 対応 |
在籍確認 | 有り |
担保・保証人 | 不要 |
また、新生銀行レイクでは「無利息期間」というサービスが盛り込まれています。
利息なしで利用できる期間のことを無利息期間と言います。
30日間、180日間、5万円まで、10万円まで・・・のような期限、利用額の制限がございますが、初回の借入で損をしたくない人にはオススメの借入方法です。
このようなサービスは銀行ではあまり見られないサービスとなっているので、30日間・180日間の両方で無利息期間の検討を行いたい・・・という人には、新生銀行レイクがオススメとなります。
女性でも借りやすい!新生銀行レイクのレディースローン
新生銀行レイクでは、レディースローンも取り扱っています。
レディースローンというのは、女性専用のカードローンのことですが、一部の銀行やサラリーマン金融のみで取り扱っている商品でもあります。
通常のカードローンと何が違うのか?というと、以下の点で大きな違いがあるとされています。
- 借入限度額が小さく設定されやすい
- 女性専用の職業でも審査可能
- 女性特有の目的でも審査可能
- 対応は女性が行っている
金融機関の借入というと「お堅いイメージ」も存在するため、あまり頻繁に利用できるというイメージを持てないものです。
ですが、新生銀行レイクで販売しているレディースローンであれば、気楽にカードローンを利用できる場合が多いでしょう。
というのも、女性の場合は「資格取得、旅行、美容、恋愛、医療」といった目的でレディースローンを利用されているからです。
通常のカードローンでは、審査落ちになりやすい理由となってしまいやすいのですが、レディースローンの場合は「親身に相談に乗ってくれる」場合が多いです。
また、新生銀行レイクはノウハウについても多い銀行です。
そのため、女性専用の職業に就いている人でも、「就職でかかる費用」をカードローンで立て替えることが可能となります。
夜のお仕事であったり、もしくはあまり人に言えないような職業であっても相談可となっているため、他の業者と比較しても新生銀行レイクは門戸が広いと評価できるのです。
審査上の評価も違う!銀行から借入が多くても評価に影響しない
今回案内する銀行のメリットは、もしかすると銀行以外の業者との大きな違いかも知れません。
そのメリットとは、「評価上のマイナス要素が少ない」というメリットです。
サラリーマン金融を多く利用している場合、銀行などではカードローン審査で落ちやすくなります。
知名度が低い、もしくは銀行以外で複数の借入がある場合、銀行などのカードローン審査では悪い評価が発生しやすいのです。
これを評価上のマイナス要素と言います。
この事について学ぶと、「銀行からの借入は?」という疑問が頭に思い浮かびます。
ですが、銀行からの借入というのはマイナス要素になりにくい、以下のような特徴があるので安心して利用できるのです。
- 知名度が高い
- 実績(貸付額)が多い
- 悪徳業者が少ない
このようなメリットでありマイナス要素になりにくい要因があるため、安心して利用できる金融機関は「銀行だけ」という見方も存在します。
銀行にはこのようなメリットがあるのですが、以下のような状況では審査落ちしやすいという難点もあるので、状況を踏まえてカードローン申込みするのが最良です。
- 他社借入が3件以上
- 借入総額が100万円以上(※)
※借換、おまとめローンを申込む場合は審査上の評価に影響を与えない
昔と今でこんなにも変わった!銀行は審査もスピーディー
金融機関で借入を申込んだ場合、サラリーマン金融に比べて審査が遅いと指摘されることが多いです。
これはデメリットのように感じるかもしれませんが、実は今ではあまり影響を与えないデメリットとされています。
というのも、今では以下のような利点のある審査方法で、銀行はカードローン審査を進めてくれるからです。
- 最短30分以内(60分以内)で審査を行ってくれる
- ネット審査に対応
- WEB完結型に対応
WEBのみで審査・契約が完了するサービスのことをWEB完結型と言います。
大手銀行の場合、WEB完結型に対応していることが多いです。
対応していることで有名な銀行には、「みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行」といったメガバンクが存在します。
WEB完結型の場合、以下のようなメリットもあるため、今では若い人からも良く利用されているサービスとなっているのです。
- 誰にも会わないで契約を組める
- 誰にも知られないで契約を進められる
- 郵送される書類が少ない
- ネットのみで情報のやりとりが完結している
銀行は家族で使える!ファミリータイプのカードローンもご用意
カードローンというと、「個人が利用しているイメージ」が強いかと存じます。
ですが、現代では下記のようなカードローンも誕生しているため、個人のみで利用するものではなくなってきている状況です。
- 配偶者貸付
- 代理契約のクレジットカード
- ファミリータイプカードローン
主婦が借入を行う場合、夫(配偶者)の収入を前提として契約を結ぶことを配偶者貸付と言います。
契約者は夫(配偶者)となるため、すでに夫が借り過ぎている状況では借りられません。
配偶者貸付は今ではメジャーになっている借入方法でもあるため、銀行やサラリーマン金融で対応している割合はかなり高い状況となっています。
他にも代理契約、ファミリータイプのカードローンが存在します。
クレジットカードの場合、カードローン部分は「キャッシング枠」となるのですが、こちらは代理契約を行う人の収入によって枠設定の可否が決まってきます。
主に学生が親(代理契約者)を通じてクレジットカードを持つ場合に、代理契約という形でクレジットカードを発行することが多いです。
ファミリータイプのカードローンというのは、「家族で1枚のカードローンを持つ」場合を言います。
契約者は収入の多い親(夫・妻のどちらか)となりやすいのですが、今ではキャッシング振込を通じて、家族でカードローン利用を共有化するということも可能なのです。
【参考ページはこちら】
カードローン利用者におすすめのQ&A