カードローンは使いみちを問わず、必要な時に必要な金額を繰り返し借入れできるので、1枚あると大変便利ですよね。そんなカードローンでも、唯一利用できないのが、事業資金となっています。
事業資金とは事業を立ち上げたり、事業を運営するために必要となる経費のことですね。自営業であればご存知の通り、備品の購入費、広告宣伝費、原材料の仕入れ費用などが該当します。
それでは、事業資金をカンタンに借入れしようと思ったら、どんな方法があるのか、紹介していきますね。
低金利でチェック!日本政策金融公庫の借入方法
自営業で必要となる経費を借りるなら、まず候補にあがるのが「日本政策金融公庫」ですね。こちらは、国の国民生活事業の普通貸付となりますので、安心して借入ができます。
しかし借入れをしようと思ったら、揃える書類が多く、借入れまでの流れは以下になります。
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借入申込書、最近2期分の決算書、創業計画書、資産・負債のわかる書類等を持参or郵送
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契約手続き
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融資
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返済
日本政策金融公庫の魅力となる金利は、担保ありで5年以内に返済する場合では基準金利は年1.25%~1.85%となっています。返済期間が長くなる程、金利は高くなる傾向になっています。
また、担保なしの場合も金利は高く設定され、5年以内に返済する場合でも基準金利は年2.20%となっています。そして審査もじっくり行うため、最低でも2週間はかかります。高額を借りる必要が無い場合や簡単にすぐ借入がしたい場合は向いていないと言えますね。
中小企業の特権!中小企業制度融資で借入れするには
中小企業制度融資は各自治体で行っており、中小企業者が金融機関から融資を受けやすくするための融資制度となっています。まず信用保証協会から保証を受ける必要があるため、提出書類も多くなっています。
- 信用保証委託申込書
- 信用保証委託契約書
- 個人情報の取扱いに関する同意書
- 印鑑証明書
- 確定申告書の写し(原則直近2期分)
- 納税証明書
- 見積書又は契約書の写し
- 創業計画書
- 商業登記簿謄本(法人のみ)
これらの書類を全て準備してから申し込み→審査となるため、こちらも審査に時間がかかってしまいます。簡単に借り入れしたいと思っている場合では、残念ながら不向きとなってしまいます。
様々なタイプのある銀行ビジネスローンの借入方法
「日本政策金融公庫」「中小企業制度融資」は低金利で借入をするには、魅力的な借入れ先となりますが、必要書類が多く、準備に手間や時間もかかるため、必要経費のために簡単にすぐ借入がしたい時には、不向きと言えます。
例えば、高額融資を狙うなら三井住友銀行ビジネスセレクトローンを利用すると借入金額が最高1億円となっています。もちろん、1億円借りるには、それ相応の返済能力も必要となってきますので、審査は厳しくなってしまいます。
業歴が2年以上あり、三井住友銀行の取引窓口での取引が可能な地域に所在していることが条件となり、提出書類も税務申告書が3期分いります。じっくり審査をする必要がありますので、審査に時間もかかってしまいますね。
また三菱東京UFJ銀行「融活力」では、融資の実行が「契約から3営業日以降の任意の銀行営業日」となっています。提出書類も少なく、2期分の決算書と本人確認書類でOKとなっています。
そのため、「とにかくお金がすぐに必要」という時には、三菱東京UFJ銀行の「融活力」がピッタリとなりますね。しかし銀行の場合は借入できる地域が限定されており、銀行の所定の支社に来店可能なことなどが、条件になっている場合があります。
そこで、もっと低い融資額で良いから「すぐに借入れをしたい」「来店不要で借入をしたい」という場合には消費者金融のビジネスローンがオススメですよ。
意外に使いやすい!?消費者金融のビジネスローン
消費者金融と聞くと、個人で借入れのカードローンが有名ですよね。けれど、実は個人事業主であればビジネスローンも利用できるのです。
アコムのビジネスサポートカードローンの詳細
ビジネスサポートカードローン | 詳細 |
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融資額 | 300万円 |
金利 | 年12.0%~18.0% |
自営業などで、個人事業主であるならアコムのカードローンよりもビジネスサポートカードローンを選ぶとメリットがありますよ。(こちらもご参考に→個人事業主におすすめのカードローン)
- 年収の1/3を超える借入れも可能
- アコムのカードローンを利用しているなら切り替え可能
- お申込み当日から利用可能!
- カードローン同様に繰り返し利用可能
どうですか?今まで見てきたビジネスローンと違って、消費者金融らしさがありますよね。中でも、繰り返し利用可能なので「必要な分だけ借りては返す」というコトが可能になります。
そして、消費者金融らしく「その場で審査→その場で融資可能か回答」という即日審査となっています。これなら、急に必要になった経費も簡単に借り入れができますよね。必要書類も以下の2種類のみとなっていますので、準備しやすくなっています。
- 運転免許証
- 確定申告書の写し(1期分)
ただし、100万円を超える融資を希望する場合は、確定申告の内容に応じて「青色申告決算書」「収支内訳書」が必要となります。
プロミスの自営者カードローンの詳細
アコムに限らず、プロミスでもビジネスローンとして「自営者カードローン」があります。
自営者カードローン | 詳細 |
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融資額 | 300万円 |
金利 | 年6.3%~17.8% |
アコム同様、自営業であるなら、プロミスのカードローンを利用するよりも、自営者カードローンを利用する方がお得になる事があります。
- 当日中の融資可能
- プライベートな資金にも利用OK!
- 利用限度額内で出し入れ自由
プロミスのカードローンでは事業資金に使えませんが、自営者カードローンを持っていると、事業資金にもプライベートな資金にも利用することができるのです!
商品の種類 | プライベート | 事業資金 |
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カードローン | ○ | × |
自営者カードローン | ○ | ○ |
必要経費もプライベートな生計費なども同じカードで借入れできるので、管理が助かりますよね。カードも1枚で済むので財布の中もスッキリしますよ。必要書類は以下になります。
必要書類 | 具体例 |
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本人確認書類 | 運転免許証(無い場合:健康保険証、パスポート) |
確定申告書 | 証明年度が前年分のもの |
青色申告決算書または収支内訳書 | 青色申告→決算書、白色申告→収支内訳書 |
事業実態を疎明する書類 | 営業許可証、受注書、発注書、納品書、請求書等 |
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