車を購入する際には大抵の方がローンを組みますが、そこでフト心配になる方もいるはず。「消費者金融でお金を借りているけど大丈夫だろうか?」
もしもこれで審査に落ちてしまったら大変ですよね。ご家族に内緒でお金を借りていた方など、これがきっかけでバレてしまう可能性もないとは言い切れません。
やっぱり他からの借入は、事前に整理しておく方がいいのでしょうか?車の購入直前に、ちょっと気になるお悩みを解決しておきましょう。
他で借りていると車のローン審査に通りにくいってホント?
ディーラーローンは一般に審査が甘いと言われていますが、それでも落ちる可能性はゼロとは言い切れません。そこで一体どんな場合に審査に影響が出るのかを調べてみました。
お金を借りているだけなら大丈夫?
「実はカードローンを借りているので心配だ」という方は少なくないのですが、ただお金を借りているというだけで審査に落ちることはありませんのでご安心ください。以下のような借入方法も、普通に利用しているだけなら車のローン審査に悪い影響はありません。
- 消費者金融
- 銀行カードローン
- クレジットカードのショッピングリボ
- クレジットカードのキャッシング
もちろん各種ローンについても同様。これだけで今回の審査に落ちるという心配はありません。従って、車の審査を受ける際にもそのままで大丈夫です。(こちらもご参考に→車の購入はディーラーローン以外がお得?)
- 他の自動車ローン
- 住宅ローン
- 教育ローン
- その他のローン
きちんと返済しているという実績があれば、むしろ車のローン審査には有利になるとも考えられます。しかしその利用の仕方次第では、ちょっと引っかかるケースもあるかもしれません。それについては次でご説明したいと思います。
他での借入はどんな時に問題があるの?車ローン事前チェック
他でお金を借りているだけでは問題はなくても、利用の程度や内容によって、車のローンに影響が生じる場合もあります。それは大きく分けて3パターン。あなたはこのうちのどれかに当てはまっていないでしょうか?
【①借入残高が多い】借り過ぎの人は要注意!
これから組む車のローン審査に、現在の借入残高は大きく影響します。どのくらいから審査に影響が出るのか、はっきり線を引くことはできませんが、借入総額が総量規制の制限額である年収の3分の1近くになっているとまず通らないと考えられます。
借入総額が多そうな方は、一度事前に計算してみることをお薦めします。もしもその額が多いようなら、キャッシングなど借入残高の少ないものは、追加返済で少しでも完済に近づけておきましょう。
【②借入件数が多い】あちこちで借りている人は要注意!
金額も問題ですが、件数はそれ以上に問題となります。例えば以下のようなケースだと、現在の返済先は合計で5カ所。これだと借入金額に関わらず、審査には落ちてしまう可能性があります。
- クレジットカードでキャッシングを利用中
- クレジットカードでショッピングリボを利用中
- 消費者金融2社で借入中
- 住宅ローン返済中
件数を減らすには完済しかありませんので、額の少ないものから整理していきます。完済しても契約はまだ残っていますので、念のために解約までしておく方がいいでしょう。
例えば上記のケースなら、クレジットカードや消費者金融についてはできるだけ整理しておく方が安心です。
【③延滞している】返済期日を守っていない人は要注意!
それでもきちんと返済しているのならまだいいのですが、もしも今現在延滞中のものがあったら、絶対に審査には通りません。
最近よく聞くのが、スマートフォンなど携帯端末代金の延滞です。端末代金を分割払いにして電話料金と一緒に支払う契約をしていると、料金の期日遅れがローン延滞になってしまうのです。これも信用情報に延滞として記録されますので審査には通りません。
過去の延滞についても影響があるの?信用情報はいつまで残るか
ちょっと気になるのは、ずっと昔の信用情報の汚れについてです。今はきちんと返済しているけど、過去に延滞したことがあるという人は、古い記録が今回の車のローン審査に影響するかどうかが気になりますよね。
また過去にブラックだった人はどうなるのでしょうか?そこで信用情報の記録は、どのくらい経てば影響が消えるのかを調べてみました。
昔破産したことがある人のケース
過去に破産したことのある方も、5年経てば信用情報の登録期間は終ります。但し破産時に取引のあった会社については、登録期間を過ぎても独自に記録を残していますので、この会社で審査を受けると落ちる可能性が高いと言われています。
そのため、あなたがこれから審査を受けるディーラーがどの信販会社と契約しているのか、事前に調べておく方がいいかもしれません。もしも当の会社で審査を受けて落ちると、そのこと自体が次の審査に悪影響を及ぼす可能性もあるからです。
携帯端末の未納もブラックになる!?
ちょっと怖いのが、先程もご紹介した携帯電話の端末代金の未払いです。これも3ヶ月以上延滞すればブラック扱いですが、この原因に気付かないと審査に落ち続けることになってしまいます。
ブラック登録される期間は支払いが済んでから更に5年間ですから、その間に子供が車を購入するということはあり得る話ですよね。その結果、当人は車のローン審査に落ちても、その原因にさっぱり思い当たらないということが起こるのです。
以前軽い延滞をしたことがある人のケース
ブラックになるような延滞でなくても、信用情報には履歴がちゃんと残されています。最近は信用情報を詳細にチェックすることも増えているため、軽い延滞でも問題になるケースがないとは言い切れません。
ただ軽い延滞の場合は、延滞を解消してから2年経てば記録は消えてしまいます。例えばカードローンで数日程度の期日遅れがあっても、次回の返済日までに入金すれば(違約金と共に)延滞は解消しますから、翌月から数えて2年過ぎればもう影響はありません。
軽い延滞まで調査されるかどうかはその時次第なので何とも言えないのですが、もしも気になるのなら、自分の信用情報を取り寄せて記録を確認した上で、車のローン審査を受ける日取りを決めるとよいでしょう。
どうする?もしもディーラーローンに落ちてしまったら
もしもディーラーローンに落ちてしまったら、どうすればいいのでしょうか。他にも自動車ローンは色々あります。そこでなるだけ審査に通りやすいものを選んでご紹介しましょう。
様々な企業にも自動車ローンがある!
特に以下のものは比較的通りやすいと言われています。金利は企業によってかなり差がありますので、複数検討してみることをお薦めします。
自動車ローン | 金利(おおよその数値です) |
---|---|
信用金庫のマイカーローン | 1%~4% |
JAバンクのマイカーローン | 5%(固定)4%(変動) |
消費者金融の自動車ローン | 6%~17% |
※金利は小数点以下切り捨てで、複数企業の最大値と最小値を示しています。
消費者金融や銀行のカードローンという手も
また金利はかなり高目ですが、通常のキャッシングやカードローンを使う方も居ます。申込んですぐに借りれるので、急ぐ場合も助かりますよね。使途目的が自由で金利が高い分、審査に通りやすいのがメリットです。
但し以下のような問題をお持ちの方は、いくらカードローンでも審査には通らないでしょう。
- 借入件数が多い
- 延滞中である
各種自動車ローンもカードローンも、これまでご説明した様に、他での借入に問題があれば審査に通ることは難しくなります。特に上記の2つは致命的なので、くれぐれもこのままの状態で審査を受けないようにしてください。
【参考ページはこちら】
借入があっても車のローンに通る人と通らない人の違い