ここ数年は当たり前になりつつあることですが、専業主婦というのは借入をしにくいという事実があります。この事実は事実なのですが、それはここ最近のことというのをご存知でしょうか。
借入の歴史上、ここまで専業主婦が借りにくくなってきたのは初めてかも知れません。今まではどういうふうに借入をしていたのか、そして今後はどうやって借入をしたらいいのか？というのを知っておくべきでしょう。
専業主婦が普通に借入できていた時代があった
まずそもそも昔は専業主婦が普通に借入ができていたということ自体もよく知らない、という人もいるでしょう。若い人なんかは特に知らない人も多いかと思います。
実はそういう時代もありました。しかも平成に入ってからも専業主婦は普通に借入ができていたのです。できなくなったのはつい最近のことで新しいのです。
できなくなった理由というのは法律が変わったせいです。法律で「収入のない人には貸出できない」というような内容に変わりました。そこから専業主婦に厳しくなったのです。
一時期は消費者金融しかなく、借り入れができずにヤミ金に行ったという人も多かったといいます。幸い、その後に銀行系カードローンが出てきて専業主婦はそちらに流れました。
消費者金融もそこまで貸したくないわけではなく、法律で縛られているので仕方なく貸せないという状況、と考えたほうがいいでしょう。
不便でしかない総量規制は利用者保護のため？
一見すると専業主婦のような収入がない人が借りられないというのはすごく問題ですし、それで不便しかないように見えます。政治家が変な法律を作ったと怒る人もいるでしょう。
そもそもこの総量規制と呼ばれるルールができたのは、別に不便を想定したものではありませんでした。どちらかと言うと利用者を守るために作られたといいます。
よく消費者金融は遊びにお金を使ったり、借金だらけになって首が回らないようになるというイメージがありました。実際そういう人もいたわけです。
（⇒カードローンの借入の理由って？）
だから収入に合わせた借入しかできないルールにしたら、そういった人たちが減るだろうという狙いがあったのです。その理念に従えば収入がない専業主婦は借りられないということになりました。
結果的に闇金を使うなどさらに危ない目に合う人もいたし、専業主婦だからといって借りられないのは不便でしかないために、批判も多かったのは事実です。
だからこそ今は総量規制の対象外である銀行系カードローンが出てきたのですから。銀行系カードローンがなければ、多くの人の不満が溜まった状態で終わっていたかもしれません。
どうして専業主婦に消費者金融は厳しいのか？
さて、こういった専業主婦に消費者金融は厳しいというイメージが有りますが、その多くが法律によるものというのは理解してもらえたかと思います。
総量規制があるために、収入がない人に貸出をする訳にはいかないのです。実は更にそれにプラスされて、金利の制限というのが設けられるようになりました。
（⇒キャッシングの利息ってどうなってる？）
利息制限法というもので今では20％を上限とし、それ以上の年利で貸出することは認められないのです。これも専業主婦が借りにくい原因の一つになっています。
金利が高ければ高いほど借入の幅が広い金融の仕組み
それは法律で認められているわけで、どうして世界中でそこまで高利貸しがいるのか？といえば、高利貸しは様々な人に貸し出しをすることができるのです。
| 金利10％ | 金利50％ | 金利100％ |
|---|---|---|
| 年収300万円以上 | 年収200万円以上 | 年収要件なし |
上の表は例です。正確な数字ではありませんが感覚を覚えてもらいたいと思います。実は金利が高くなればなるほど年収要件もゆるくなるという性質が金融機関にはあるのです。
これは企業への融資も同じです。企業への融資も大企業は低金利で多くのお金を借りられますが、中小企業や小さな企業になれば金利は高くなり、金額も少なくなります。
しかし逆に言えば金利を高くでき、貸出する金額も少なくできるからこそ融資できるというわけです。これが利息制限法によって制限されていることも、専業主婦が借りにくい理由の一つといえます。
今現在の時代で最もおすすめできる専業主婦の借入とは
専業主婦が借入しにくい時代ですが、今では銀行系カードローンもありますし、借入が決してできないというわけではありません。借りられることは借りられます。
であれば、どういう方法が良いのでしょうか？現状、専業主婦が借り入れをするとなれば下記の3種類の方法があるかと思います。
- 銀行系カードローンを使う
- 消費者金融を使う（同意書が必要）
- クレジットカードを使う（同意書が必要）
この3つの方法ですが、下2つは夫の同意書が必要になります。夫にOKを貰わなければ借入ができません。なので基本は銀行系カードローンを使うのがメインになります。
銀行系カードローンを使うという方法の中でも、最もおすすめできるのは大手の銀行系カードローンではありません。それよりも地方銀行や信用金庫を使うことをおすすめします。
実はあまり知られていないですが、地方銀行や信用金庫というのも銀行系カードローンに入るので、いわゆる総量規制というものを受けないという特徴があります。
ですから専業主婦でも借りられますし、金利も低めです。そして何よりも地方銀行や信用金庫は専業主婦でも申し込みOKと書いているもの、さらには専業主婦専用のカードローンまであったりします。
もちろんカードローンの申し込みに同意書は必要ありません。なかなか地方銀行や信用金庫を使うという機械はないかもしれませんが、消費者金融とは違って専業主婦にプラスになることが多いものです。
ぜひどれがいいのか迷ったら使ってみることをおすすめします。最もおすすめできる借入方法の一つと言えるでしょう。
時代も変われば専業主婦の考え方もカードローンも変わる
昔は確かに専業主婦も借入が簡単でした。金利の制限もなかったために、多くの借金をしていた人もいました。しかし法律の改正でそれができなくなったわけです。
これはもう仕方ないことです。カードローンも消費者金融もそうですが、時代によってかなり動きのあるものです。今まで使えていたのに使えなくなるということもたくさんあります。
また銀行系カードローンやネットローンといったような新しいものも出てきたりします。そういった新しい仕組みを知り、慣れていくことが重要なことではないでしょうか。
そして働き方もどんどん変わります。昔は夫が正社員、妻は専業主婦が当然でしたが、今は共働きが当たり前になりつつあります。パートでもいいので働く事が多いでしょう。
そういった現在の働き方に合わせてカードローンも貸出を変えたりしています。今はどちらかと言うと女性も働くという流れですから、専業主婦はどうしても借りにくくなりがちです。
一番専業主婦が確実に借りられるのはパートをすること
コンビニのレジでもいいですし、スーパーのレジでもいいと思います。小さい会社の事務をするというのでも構いません。月の給与が数万円でもいいのです。
働いて数万円でも稼いでいるということが大きなメリットになります。パートでいいので働ければ借りられる選択肢は飛躍的に大きくなりますよ。
【参考ページはこちら】
専業主婦が借りられるところをご紹介！
