個人で借入できるか不安という人は、カードローンを申込む人の中には多くいます。
ですが、今ではサラリーマン金融をはじめとして、それほど審査は厳しいものになっていません。
つまり、最低限の条件を満たすことでカードローン審査には通るのです。
このような審査は一般の人に対して行われているものなので、経営者も同じ・・・と思ってしまわないよう注意しましょう。
今回はそんな経営者と一般の人を比較する形で、経営者でも持てるカードローンの案内を行っていきます。
銀行の借入は難しい!審査基準が厳し目で設定されている
経営者として借入の不安を少なくしたい場合、銀行で借りるのは後回しにしておくと良いです。
また、銀行カードローンの審査で落ちるというのは、審査結果として落ちたという報告を受けるだけで済む・・・というわけでもないので、その点にも注意しなければいけません。
このような銀行のカードローン審査で落ちてしまうと、以下のようなペナルティが発生することもあります。
- 一定期間、審査拒否される
- 審査に通った場合の借入限度額が低くなりやすい
銀行で経営者がカードローンを組むのは可能です。
ですが、あまり審査上で高い評価を受けにくい人の場合、上記のようなペナルティもあり銀行を推奨できない場合が多いのです。
審査拒否ですが、「審査拒否されている」場合に審査拒否となっている理由は教えてもらえないようになっています。
つまり、無駄に審査を申込みすぎるといつの間にか審査拒否になる経営者もいるのです。
インターネットのカードローンに関するクチコミを見ていると、「何度審査を申込んでも落ちてしまう」という人を良く見かけます。
このような場合、もしかすると間を空けずに審査を申込んでいることが、審査落ちの大きな原因になっている?可能性がありますので、「1週間程度は空けて」審査申込を行うようにしてください。
銀行で借りたい!そんな人には新生銀行レイクがオススメ
どうしても銀行を通じてカードローン契約を組みたい!という場合は、「新生銀行レイク」がオススメです。(こちらもご参考に→新生銀行レイクで借りたい方におすすめ記事)
新生銀行レイクは、新生銀行とサラリーマン金融のレイクが提携している銀行となっています。
今では、「運営を銀行が行い、保証をサラリーマン金融が受け持つ」という提携は珍しくありません。
銀行としてカードローンの販売を行っているため、カードローン利用時に総量規制対象外で借入が行えるという利点もあります。
借入総額が年収の3分の1以上に達している場合、新規でローン申込できなくなる規制を総量規制と言います。
銀行は総量規制の対象外となっているため、この規制は主にサラリーマン金融で適用されている規制です。
経営者として個人で借入できるか悩んでいる人は、「100万円以上の大きな借入」で悩んでいる人も多くいます。
ですが、このような悩みは「銀行以外では対応不可」だと理解しておいたほうが良いでしょう。
借入には「新規・継続」の2種類が存在します。
「新規」でカードローン申込を行った場合、銀行とサラリーマン金融には以下のような違いが発生するため、銀行以外では対応不可と理解したほうが良いのです。
- 銀行:100万円以上も可
- サラリーマン金融:50万円以内は可
新生銀行レイクの場合、経営者に対する融資も行っているため、「100万円以上を銀行から借りる場合」でも対応してくれる可能性があります。
審査は、必ず銀行のほうがサラリーマン金融より厳しい・・・というわけではありません。
利点が多い!サラリーマン金融のカードローン
もし、素早くカードローン審査を終えられて、高い審査突破率でカードローン契約を結べる金融業者を探している場合、大手サラリーマン金融で検討を進めることをオススメします。
業者 | 審査時間 |
---|---|
銀行 | ・最短60分以内 ・当日中 ※上記のどちらかが該当 |
サラ金 | ・最短10分以内 ・最短30分以内 ※上記のどちらかが該当 |
街金 | ・当日中 ・1日~3日以内 ※上記のどちらかが該当 |
その他 | 数日中 |
審査時間を最速で比較すると、銀行とサラリーマン金融には「50分程度の違い」しかありません。
ですが、サラリーマン金融であれば毎回30分以内で審査が終わることもあるため、数社で審査を受けたとしても「数時間程度」で済むという結果になるでしょう。
銀行やその他の金融業者では、「数日以上かかる」ことも考えられるため、時間の無駄なくカードローン審査を受けたい場合、消去法でサラリーマン金融しか残らないという結果になります。
サラリーマン金融というと、今では銀行よりサービスが劣るという評判も目立ってきました。
ですが、「審査の甘さ、審査の速さ」に関しては随一のものがありますので、カードローン審査で通りにくい経営者などから高く評価されている一面もあります。
リスクもある?サラリーマン金融のローン豆知識
サラリーマン金融には利点が多いのですが、その反面でリスクもしっかりとあるので注意が必要です。
主に以下のようなリスクがあるので、下記を理解した上で契約する必要もあります。
- 金利が安くない(17.5%以上の金利が多い)
- 大きな借入(※)に対応していない
- 提出で必要となる書類が多い
※100万円以上の借入
サラリーマン金融は審査に通る人が多いのですが、長期的に利用されている人は多くありません。
なので、経営者として申込む場合も「短期の利用」を計画し、利用を前向きに検討されたほうが良いかもしれません。
それと、「大手以外のサラリーマン金融」を利用した場合、以下のようなリスクを背負い込んでしまう可能性もあります。
- 悪徳業者の利用
- ヤミ金の利用
ヤミ金は悪徳業者では?という考えを持たれている人もおられるかと存じます。
ですが、以下のような違いもあるため、ヤミ金を利用されている場合のほうがリスクは大きくなってしまうでしょう。
- 悪徳業者:違法な金利で販売を行っている
- ヤミ金:違法な金利で販売、厳しい取立を行っている
間違って悪徳業者を利用してしまった場合、即座に返済に応じる人であれば、それほどの被害にならない場合が多いです。
ですが、ヤミ金の場合は「無理矢理貸付を行っている」場合が多いため、簡単には返済できないリスクまであります。
審査で通る人はこんな人!安定継続した収入が大事
カードローンは、現代では審査内容だけでなく審査に通る人の特徴まで明らかになっています。
(⇒借入審査が通りやすい人の共通点)
ただ、審査に通る経営者の方がいても、特別なことはされていない場合が多いです。
インターネットでカードローン審査に通る人の情報を探した場合、以下のような情報が見つかることもあります。
- 年齢が若い
- 会社の社員数が10人以上
- ローン件数が0件
これらの条件を満たす経営者でなければ個人で借入できないの?と思ってしまいますが、これらの条件は1つとして満たす必要はありません。
過去では、このような厳しい審査条件も確かにありました。
ですが、現代では「年収、実績、返済」の3点に問題がなければ、特に審査上で厳しい評価を受けるわけではないのです。
以下のような条件を満たすことが可能であれば、経営者であっても一般の人と同じようにカードローン契約を結べます。
- 年収200万円以上
- 営業年数が2年以上
- 返済件数が3件以内
収入はぶれてはいけない!収入の判定も正確に行われる
年収200万円以上であれば、銀行やサラリーマン金融のカードローン審査に通る可能性はあります。
銀行やサラリーマン金融で用意されているカードローンは、「10万円以上」で利用限度額が設定できるため、少額からの借入にも対応しているのです。
重要となってくる要素は、「毎月安定した返済を望めるのか?」でしょう。
今では、銀行だけでなくサラリーマン金融も返済能力を前提にして審査を行っています。
つまり、年収が500万円、1000万円のような大きな収入となっていても、「返済などの支出が多い人」ではカードローン審査に通らないのです。
他にも以下の条件を満たしていないことが、カードローン審査で通る際に必要となってきます。
- 毎月の収入が不安定
- 複数の業種で複雑な収入を得ている
- 賭博行為などで得た収入を計上している
要約すると、「複雑・不安定に該当する収入」では収入として判断できないのです。
簡単に業種を変えて営業されている人も審査では落ちてしまいますし、住所が不安定に変わってしまっている人も審査では落ちてしまうことが多いでしょう。
確定申告書の提出は必須!少なくても1年分は必要となる
経営者としての収入証明は「確定申告書」を通じて判断されます。
一般の人の場合、収入を確認できる書類であれば、特に決まった書類を提出しなくても問題ありません。
そのため、一般の人の場合は以下の書類を提出した場合でも、収入証明となることが多いのです。
- 給与明細書
- 給与受取口座(2ヶ月分)の写
- 納税証明書
経営者の場合、これらの書類の提出を要求される場合でも、さらに確定申告書の提出も命じられます。
その理由ですが、一般の人と比べて「収入を得る回数が多い」からです。
支出に関しても一般の人と比べると多いため、「まとめて総支出・総収入を確認できる書類」の提出が必要となっています。
また、確定申告書の場合は「2年以上」で求められることもあるので、一般の人と比較しても提出すべき書類の保管が面倒です。
そのため、将来的にビジネスローン、経営者専用のカードローンで審査を申込む予定がある場合、確定申告書は「わかりやすく保管しておく」ようにしましょう。
審査で落ちる人はこんな人!仕事時間も大きく関係する
カードローン審査というのは、「勤務されている時間帯」も審査上の評価に関わってきます。
例えば、深夜から明朝にかけて勤務されている場合、中々カードローン審査では通りません。
その理由ですが、このような時間帯の対応が必要な職種というのは、「どのようにして収入を得ているのか?」が不明だからです。
銀行でビジネスローン、カードローンの審査を申込んだ場合、比較的短い時間で審査落ちの連絡を受けることも多いでしょう。
というのも、銀行のローン審査では「夜専門のお仕事」が審査にあまり通らないようになっているからです。
他にも以下のようなお仕事をされている場合、経営者として安定した収入があっても審査に落ちる可能性があります。
- 風俗関係
- 金融関係
- 運輸関係
風俗関係というのは、「お水」として分類される仕事全般です。
収入が不安定となっているお店も多い影響で、経営者として安定した収入を得ていても、審査に時間がかかる場合が多いでしょう。
金融関係、運輸関係についても「トラブルが発生しやすい」お仕事のため、銀行では厳しい審査を行っているところが多いです。
経営と無関係な内容も大事!?審査で重要となる属性の案内
経営者としてローン審査を受けた場合、経営能力として「収入・役職・社員数」ばかりが見られると思っている人は多くいます。
ですが、このような属性以外にも審査上で確認される属性が存在するのです。
カードローン審査で用いられる、個人の信用情報に該当するものを属性と言います。
一般的な属性には、「年収・年齢・勤務先・勤続年数・住居形態」があるのですが、他の属性もチェックされた上でローン審査の結果が出るようになっています。
経営者としてローン審査を受けた場合は、以下についても留意して審査を受けたほうが良いでしょう。
- ローン審査の通過率
- 営業を行える店舗の有無
- 所有している不動産の価値
ローン審査の通過率というのは、他のローンでどれほど審査に落ちずに済んでいるかという割合です。
良くローン審査で落ちている人の場合、「経営以外」でお金を借りようとされている可能性が疑われてしまうため、審査結果も素早く出ないことが多いでしょう。
店舗や不動産についても確認されます。
可能な限り「賃貸ではない」状況のほうが、ビジネスローン、カードローンでは高評価につながります。
経営者が安定して審査通過できるテクニック
経営者がお金を借りる場合ですが、「個人が借入できる範囲」についても知っておく必要があります。
お金は「3件以内、100万円以内」で借りている状態が好ましいのですが、以下のようなテクニックで借入を安定させることも可能です。
- 若い内にローン申込を行っておく
- クレジットカードを利用する
- 収支計画書を専門家と相談し作成する
若い内というのは、「40代になる前」であれば問題ありません。
ローンだけでなく、すべての借金は「中高年になると審査が厳しくなる」ため、若い内から良くローン審査に申込んでおくのです。
比較的簡単に審査に通る場合が多いため、ローン履歴などをチェックされても「審査落ちが目立たない人」と判断されます。
40代を超えてしまっている場合、審査で通りやすいクレジットカードで契約を結ぶと良いです。
クレジットカードは「10万円以内から利用可能」となっていますので、10万円以内の借入で契約を結ばれると、かなり安全に信用を貯めていくことができます。
クレジットカードを通じてローン返済されていても、実はカードローン、ビジネスローンなどで評価されます。
重要なのは返済の記録があり、且つ安定した返済をされていたかどうかです。
収支計画書についても専門家と相談し作成されると、ローン審査時に評価されることが多いです。時間も1日以内で済むことが多いため、時間を無駄にせず高い成果を引き出すことも可能・・・という場合が多いでしょう。
審査にまったく通らない!そんな場合に効果的な担保融資
今では、「担保・保証人ありの融資」ではカードローン契約を結べません。
大手の銀行やサラリーマン金融では対応していないため、担保・保証人ありでも良いので審査を受けたい・・・という個人は、どのようにして対応すれば良いのかで悩んでいる場合が多いです。
ですが、「自動車を担保にする」担保融資であれば、現代でも販売されている業者は数多く存在します。
つまり、「保証人では難しい、担保であれば問題ない」という商品が多いわけです。
このような担保融資を行った場合、以下のような利点もありますので、経営者として融資を受ける場合に推奨されていることも多くあります。
- 審査が無理と判定された人も審査を受けられる
- 長期間の融資に対応してもらえる
- 複雑な希望が叶うこともある
上記にも書かれていませんが、「担保融資であれば融資額が大きくなる」わけではありません。
担保融資に対応している金融業者では、「50万円~100万円の範囲」で貸付を行っているケースが多いです。
担保の基本!価値が認められている物品のみ担保にできる
担保融資で自動車を担保にする場合、自動車が担保となるので「古い年式の自動車」では対応してもらえません。
以下のような自動車であれば、自動車を担保にできる可能性がある・・・と理解しておくのが無難です。
- 有名な高級車(※)
- 新型のファミリーカー
- その他、価値が認められている自動車
※外車、もしくは国内ではレクサスなどが該当となる
自動車の年式ですが、新しいというのは「3年以内」である場合が多いです。
もしくは、新型として販売されているファミリーカーであれば、自動車の担保融資を受けられます。
価値が認められている自動車についてですが、国産のものでは「セダン」に該当する車種であれば問題なく審査対象となります。
安定して売れている自動車というのは、「ファミリーカー、セダン、電気自動車(EV車)」などです。
経営者として所持されている人も多くいるため、そのような経営者向けの担保融資も存在しています。これから融資を安定して受けたい場合、このような対応も存在すると覚えておきましょう。
【参考ページはこちら】
自営業者がスムーズに借入審査を通過するコツ