> > > 年収の3分の1以上の借入は不可!?知っておきたい総量規制とは
PR

年収の3分の1以上の借入は不可!?知っておきたい総量規制とは

個人でお金を借りる場合、「年収の3分の1以上の借入は不可」だと聞いたことはありませんか?実はコレ、ある法律が関係しているのです。

年収の3分の1以上はNGだと言われている理由、この法律が定められた目的をきちんと認識している人は少ないかもしれません。

制定された理由、例外・対象外となる事例、借入を考えているなら必ず知っておきたい「総量規制」について、しっかりチェックしておきましょう。

総量規制は借り手の保護の為!?借入上限が定められた目的

「年収の3分の1以上は借入不可」と言われているのは、総量規制があるためです。総量規制の基本情報をチェックしてみましょう。

総量規制とは

  • 貸金業法内に定められている規制
  • 個人の借入総額を年収の3分の1までに制限する
  • 法人向けの貸付、個人が事業用資金として利用する借入は対象外

借入可能な金額が制限されてしまうと、思ったような金額を借入できない場合も出てきます。ですから、総量規制に対して良い印象を持っていない人も少なくないでしょう。
(⇒総量規制に関わらないならたくさん借りられる?

しかし、総量規制は借り手の為に作られた規制であり、返済に苦しまないよう、多重債務に陥らないよう配慮されたものなのです。

借入金額を制限することが返済負担の軽減に!?

総量規制は、借り手が返済で苦しまないように定められたものです。借入金額が増えれば、当然返済金額も大きくなります。毎月の返済金額が高額になれば、日々の生活に支障が出てくることもあるでしょう。

その生活を少しでも打開したいと、他社からも借入をして気づけば多重債務に!?となってしまう可能性もゼロではありませんよね。しかし、借入金額が制限されていれば必要以上の借入は出来なくなります。

むやみな借入が出来なくなれば、毎月の返済金額が異様に高額になる事も避けられ、多重債務になってしまうリスクも減らす事も可能だと考えたわけです。

事実、総量規制が制定された以降、多重債務者の数は230万人から18万人まで減少したというデータもあります。

総量規制はただイジワルで制定されたものではありません。借り手が苦しまないよう、借り手を保護する為に制定されたものだという事を覚えておきましょう。

総量規制は全ての借入が対象じゃない!?例外・除外の事例

総量規制は、全ての個人借入が対象というわけではありません。例外・除外のケースも存在しています。総量規制の例外・除外ケースについてチェックしておきましょう。

借換えや配偶者貸付が該当!総量規制の例外とは

総量規制の例外として代表的なものを、3点挙げておきましょう。

  • 借換え(顧客に一方的有利となるもの)
  • 配偶者と合わせた年収の3分の1以下の貸付(配偶者貸付)
  • 緊急の医療費

借換えやおまとめローンで、今よりも返済負担が軽くなるようなケースであれば、総量規制の例外として年収の3分の1を超える借入が可能となります。

消費者金融のおまとめローンでも、総量規制を気にすることなく利用できるというわけですね。

また、配偶者貸付も例外となっています。年収が少ない、ゼロであれば年収の3分の1の金額が少ない、ゼロとなる為に借入を利用できない場合もあるわけですが、配偶者と合算した年収の3分の1までであれば借入可能としています。

配偶者貸付を利用できれば、専業主婦でも借入を利用することが法的には可能となります。ただし、配偶者貸付に対応してくれるかどうかは借入先に確認しなければ分かりません。対応していない借入先もありますので、事前にチェックしておくようにしたいですね。

住宅ローンやカーローンが該当!総量規制の除外とは

総量規制の除外として、代表的なものが次の5点でしょう。

  • 不動産購入の為の貸付(住宅ローン)
  • 自動車購入時の貸付・自動車担保貸付(カーローン)
  • 不動産担保貸付
  • 有価証券担保貸付
  • 高額療養費貸付

こう見ると、担保が生じる貸付は除外となるケースが多いことが分かります。

「担保がある=万が一返済できなくても売却できる資産がある」という事になりますから、返済負担はそこまで重くならないだろうという判断になるという事でしょう。

ただし、返済できなくなれば担保となってしまった資産は手放さなければいけません。しっかりと検討した上で担保融資を利用するようにしたいですね。

銀行の借入は総量規制と関係なし!審査次第では高額借入も可能

総量規制は個人の借入総額を制限するものですが、実は銀行からの借入は無関係となっています。つまり、銀行から借入をする場合は年収による借入上限が決められていないのです。銀行の審査によっては、いくらでも借入することが出来るというわけです。
(⇒パートにも総量規制はある?

ですから、銀行であれば専業主婦でも配偶者貸付を利用することなく借入が可能となっているわけです。銀行が信用できると判断すれば、収入が低くても、ゼロでもOKということですね。

ただし、専業主婦など収入が無い人が借入を利用する場合、その金額があらかじめ少額に制限されている事も多くなっています。

3つの銀行カードローンの利用限度額を挙げてみましょう。

銀行名 借入限度額(一般) 借入限度額(専業主婦)
みずほ銀行 1,000万円 30万円
三菱東京UFJ銀行 500万円 50万円
楽天銀行 500万円 50万円

専業主婦の場合は、上限額が30万円、50万円と制限されていることが分かりますよね。

この金額を少ない、と考える人もいるかもしれませんが、消費者金融であれば通常利用できない専業主婦でも利用可能だという点が魅力であることは間違いありません。

収入に対して高額な借入を希望する場合は、銀行からの借入を検討してみると良いでしょう。

総量規制の範囲内でも返済が苦しくなる場合も!計画的な利用を

総量規制によって借入金額の上限が制限されており、その範囲内の借入をしたとしても確実に返済できる金額かどうかは分かりません。

年収の3分の1というのはあくまでも目安であり、実際利用者がどのような生活を送っているのかまで審査する側が把握していませんからね。

毎月家賃や趣味で収入のほとんどが飛んでしまっている、そんな状況であれば制限された金額の借入でも返済が苦しくなってしまうことは十分考えられます。

ではどうするか、自分の状況を一番わかっているのは自分です。だからこそ、借入をする前に返済イメージを持つことが重要なのです。計画的な利用を、というのは借入をした後の返済までしっかりと考えるという意味なのです。

借入をするときには、次の3点をしっかりとイメージするようにしておきましょう。

  • 毎月いくら返済することになるか(返済金額)
  • 返済はいつまでかかるのか(返済期間)
  • 総返済額はいくらになるか

自分で計算するのが難しければ、借入先のホームページにある返済シミュレーションを利用してみましょう。希望金額等を入力するだけで、返済計画を瞬時に提示してくれる便利な機能です。

ホームページに無い場合は、インターネットでフリーの返済シミュレーションを検索してみると良いですね。何パターンか試してみて、自分が無理なく返済できる金額を借入れするようにしておくと良いですよ。

【参考ページはこちら】
借り入れはどんな時にした方がいい?

PR「ザ・借入!即日・安心・人気の会社教えます!【レイリカゾット】」では、アフィリエイトプログラムを利用し、アコム社から委託を受け広告収益を得て運営しています。
新着記事
カテゴリー
ページトップへ