借入ができない理由はなに？審査に落ちやすい4つの要素

借入審査に落ちた人が考えやすいのは、「なんで自分は落ちてしまったんだろう…」という疑問ですよね？融資が受けられる基準は公表されないため、なかなか悩みも解消されません。

しかしたくさんの人が融資審査を受け、その情報をネットで共有することにより、審査基準もある程度推測可能となりました。結果として審査に落ちる要素は4つに絞られ、多くの人が参考にしています。

借り入れができなかった理由を一人で悩む前に、この4つの要素を自分の状況を照らし合わせ、疑問を解消しましょう。

審査に落ちてしまう主な要素はこの4つ！

それでは最初に、『融資審査に落ちてしまう主な4つの要素』を簡単にチェックしましょう。

• 総量規制をオーバーしている
• ブラックリストに登録されている
• 在籍確認が失敗してしまった
• すでに何度も融資審査に落ちている

これらの要素で共通する点は、『高確率で融資審査に落ちてしまう』ことで、どれか一つでも該当するなら申し込み自体が無駄になります。

特に大手の人気カードローンに申し込むなら、致命的ともいえる状態です。カードローンは人気なものほど限度額や金利に優れるため、想像以上に不便な状況だと分かるでしょう。
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これより、それぞれの状態について詳しく説明していきます。「なぜこうした借りにくい状態になるのか？」を理解すれば回避しやすいため、有意義な融資利用のためにもしっかり理解してください。

借りすぎに注意！総量規制下では年収で制限されます

融資では一定金額以上借りていると審査落ちするのですが、その詳しい内容については『総量規制』が関係しています。（こちらもご参考に→銀行借入は総量規制の対象外？）

総量規制の内容について、いくつか例を挙げます。

このことから分かるように、金融業者は『借りすぎ』に対して自主規制を行っています。この決まりのおかげで多重債務になりにくいのですが、「借りすぎが原因で審査に落ちやすくなった」といえるでしょう。

銀行なら大丈夫？総量規制の対象外となる融資について

総量規制で審査落ちが確定するのは主に消費者金融であり、規制の対象外となっている融資を使えば、借りすぎが理由で落とされるケースが減ります。

なお、総量規制対象外となる融資は以下の通りです。

• 銀行からの融資全般
• 医療費など緊急性が高い融資
• 住宅購入などの分割ローン

ここで注目したいのが『銀行からの融資』で、そこには使いやすい融資であるカードローンも含まれます。すでに消費者金融から大金を借りていても、銀行のカードローンなら審査に通る可能性があるでしょう。

ただし、銀行は元から『消費者金融に比べて審査が厳しい』という特徴があります。総量規制はなくともすでに融資を受けている場合、審査には通りにくいです。

もしも借り入れがある状態で銀行に申し込むなら、おまとめローンから相談してみるとよいでしょう。

こんなにあった！ブラックリストに登録される理由とは

融資を受けられない人を『ブラックリスト』と呼びますが、登録されてしまうにはいくつか理由があり、未然に回避することが望ましいです。

• 長期間返済に遅れてしまった
• 自己破産などの債務整理を行った
• 金融業者が定めたルールを破った

一番下の要因は定義も曖昧でケースは少なく、延滞か債務整理が原因として多いでしょう。なお、ブラックリストの正式名称は『金融事故記録者』であり、実際に『ブラックリストと呼ばれる顧客リスト』が存在しているわけではありません。

このブラックリストと呼ばれる状態では、ほぼ確実に落ちます。延滞した借入先は元より、金融事故の情報は『信用情報機関』を通して各社がチェックできますから、他社の融資も受けられません。

返済に遅れないのは当たり前のことですが、後先を考えない人はあっさりブラックになりますので、融資を受けるなら常に自分自身をコントロールしましょう。

ブラックリストは永遠じゃない！一定期間後は普通に借りられる

ブラックリストの期間は永遠ではなく、『信用情報機関に保存される日数』は決まっており、それが消去されればまた融資を受けられます。

信用情報機関には三種類ありますが、その保存期間は以下の通りです。

通常のカードローン審査と同じように、銀行が厳しく消費者金融が緩いという結果が分かりますね。

なお、延滞は短期間ならカウントされないこともあります。およそ二ヶ月経過で登録されるため、万が一延滞する場合でも早期に返しましょう。

会社によっては難しい？在籍確認の失敗について

融資に申し込むと確実に発生するのが、『在籍確認』と呼ばれる職場への連絡です。これを実行することで金融業者は「きちんと会社に勤めているかどうか」を確かめます。

ちゃんと会社に通っているなら問題のない在籍確認ですが、一定の条件下では失敗してしまい、職場の確認ができず審査にも落ちてしまうでしょう。

在籍確認が失敗となる原因については、主に二つです。

• 個人宛の電話を取り次がない職場の場合
• 自分が所属しない会社を記載した場合

特に注意したいのが『個人宛の電話に応対しない場合』であり、最近は個人情報保護の意識が高まったため、一切取り次がないケースも増えました。

こうした電話で「お答えできません」の一点張りなら、当然在籍確認は失敗です。自分が知らないところで審査落ちが確定してしまい、後から「なんで落ちたんだろう…」と首をかしげるでしょう。

電話以外でも可能！在籍確認を突破する方法を解説

もしも電話による在籍確認に対応できない場合、別の方法で突破するしかありません。そうなると、主に『在籍が確認できる書類の提出』で代用が可能です。

• 社員証
• 健康保険証
• 給与明細

以上が主な『在籍していることを証明できる書類』です。どれも会社に通勤しているなら、簡単に用意ができますね。

もしも個人事業主など『通勤が発生しない仕事』の場合、『収入が明確に提示できる書類』が求められます。

• 確定申告書
• 納税証明書
• 支払調書

在籍確認が難しそうな場合、最初に金融業者に相談しておけば、無駄な審査落ちを防げるでしょう。

審査に落ちすぎてもダメ！？申し込みブラックの正体とは

融資審査に落ちたのが一社だけなら、相性が悪くて落ちた可能性もあります。しかし何社も落ちてなお申し込みを続けていると、『申し込みブラック』が原因かもしれません。

融資審査に落ちるのは、『融資を受けるにはなにがしらの問題があった』ということですよね？その審査落ちが多すぎると、「多くの会社で貸せなかった問題人物」と金融業者も判断します。

そうなると申し込んだ際に審査落ちの回数だけを見て落とすため、まるでブラックリストのように通らなくなるのです。申し込みブラックという名前は、この状態をうまく表現していますね。

ただ、通常のブラックリストにも期間があるように、この申し込みブラックもずっと続くわけではありません。

半年後なら問題なし？申し込みブラックの期間について

申し込みブラックは、一般的に『半年ほど経過すれば問題ない』とされており、通常のブラックリストよりも幾分か軽いペナルティーですね。

なぜ半年なのかといえば、『信用情報機関に残る申し込み履歴は半年で消える』からで、急ぎの融資じゃないなら気長に待ちましょう。

ただ、申し込みブラック中は融資を受けにくく緊急時に対応できないため、事前に防ぐほうが好ましいです。

• 一ヶ月のうち申し込むのは二社まで
• 複数同時の融資申し込みは禁止

したがって、『融資に申し込むなら一社ずつ、再申し込みは一ヶ月に二社まで』とすればリスクは軽減できるので、どうしてもカードローンが欲しいなら覚えておきましょう。

お金に困っていると冷静さを失いがちですが、融資は判断力が欠かせませんので、常に落ち着きながら申し込んでください。

確実に借りたい人注目！融資が受けやすい業者を紹介

今回紹介した『審査落ちする要素』は、大手の銀行や消費者金融ならかなり厳しくチェックします。人気のカードローンは利用希望者が多いため、貸し付ける相手もしっかり選べるのです。

だから融資審査に通ることを優先するなら、大手よりも緩く借りやすい『中小消費者金融』に申し込んでみましょう。

中小消費者金融でも安心して使える業者なら、主に以下の会社がおすすめできます。

• フクホー
• エイワ
• アルコシステム
• ビーンズ
• スペース

これらの業者は軽度のブラックリストなら通ることがあるため、柔軟な審査が最大の魅力ですね。

その分金利や限度額には劣っているので、本当に申し込むかどうかは熟慮して決めましょう。

【参考ページはこちら】
あなたが借入審査に通らない理由